ブリーダーのやりがい
ブリーダーは毎日犬や猫とコミュニケーションを交わし、家族のように大切にお世話をします。いずれはブリーダーのもとを旅立ってしまいますが、そのときに感じられるやりがいとはなんでしょうか。ブリーダーという仕事の3つのやりがいをご紹介します。
1.新しい命が無事に生まれたとき
ブリーダーの1つ目のやりがいは、新しい命が生まれたときです。
ブリーダーは動物たちの性格や個性を把握し、無理のない交配をさせて繁殖をさせます。妊娠後から出産までは油断できず、また生まれてくる子の健康状態はそのときまでわかりません。
なるべく母体に負担をかけないようにお世話をし続け、新しい命が無事に生まれたときには、大きなやりがいを感じられます。
2.動物がよい飼い主に引き取られたとき
ブリーダーの2つ目のやりがいは、動物がよい飼い主に引き取られたときです。
ブリーダーの仕事は、ただ子犬や子猫を売り収入を得られればよいというものではありません。自分たちの家族として迎え入れ、大切に育ててくれる飼い主のもとに動物を届けるのが目的です。
そのため、大切に育てた動物が、優しくたくさんの愛情をかけてくれる飼い主に引き取られていったときには、ブリーダーとしてのやりがいを感じられます。元気に成長している様子がわかれば、喜びも大きいでしょう。
3.飼育した動物がコンテストで賞を獲得したとき
ブリーダーの3つ目のやりがいは、飼育した動物がコンテストで賞を獲得したときです。
ブリーダーが繁殖し飼育する動物のなかには、優秀な母犬と父犬の間で生まれる子もいます。コンテストでの優勝を目的に繁殖を行うことはないものの、偶然に誕生した動物が賞を獲得したと知ったときは、やりがいを感じられます。
ブリーダーの年収の目安
ブリーダーの年収は、会社員と独立で異なります。会社員の場合の年収の目安は、20代で220万円程度、30代で400万円程度。ただし、あくまでも目安のため、もっと高い収入を得ている方もいます。
独立開業の場合の目安は250万円程度。犬の飼育から繁殖、日々のお世話までさまざまな経費がかかるため、なかなか安定した収入を得にくいのが実情です。独立してすぐに売り上げを立てるのは難しいため、本業と両立しつつ、ブリーダーでの収入が安定したら独立する流れが一般的です。