トリマーが活躍している場
トリマーが活躍する場は多岐にわたります。動物の健康・美容の両方を気にする飼い主は少なくないため、ペットサロン以外に動物病院で活躍するトリマーもいるのです。そんなトリマーの活躍の場所についてご紹介します。
1.ペットサロン
トリマーが活躍している1つ目の場所は、ペットサロンです。
ペットサロンはトリマーの主な就職先のひとつ。名前の通り、サロンとしての役割を持っているため、業務内容もグルーミングがメインです。専門学校や留学などで身に付けた知識と技術を活用し、飼い主の要望を汲み取って動物をケアします。
2.ペットショップ
トリマーが活躍している2つ目の場所は、ペットショップです。
比較的大きな店舗ではトリマーが所属しており、グルーミングをはじめとした動物のケアを行います。ペットショップでは動物の販売以外にペット用品も取り扱っているので、トリマーとしてだけでなく販売員として接客業務があるのが特徴です。
3.動物病院
トリマーが活躍している3つ目の場所は、動物病院です。
トリマーは動物の美容面だけでなく、健康面に関する知識も学んでいます。トリマーとしての業務を通して動物の異変に気付くことができるため、重宝されます。飼い主にとっても一度の外出で健康診断と美容のケアが行えるため、トリマーも所属している動物病院は需要があります。
トリマーのやりがい
トリマーを目指すうえで気になるのが、仕事のやりがいです。グルーミング業務を通して実感できる、トリマーのやりがいを3点ご紹介します。
1.飼い主から感謝の気持ちを伝えられたとき
トリマーの1つ目のやりがいは、飼い主から感謝の気持ちを伝えられたときです。
トリマーは飼い主の要望を汲み取って、動物をケアします。毛の長さを希望通りに整えたり、かわいさをより引き出すようなお手入れをしたりと、動物と向き合いながらグルーミングを行います。
そのため、飼い主が動物を迎えにきた際、感謝の気持ちを伝えられたり、喜んでもらえたりするとやりがいを感じられます。なかには暴れてしまう動物もいるなか、ありがとうの一言をもらえるだけでも、頑張ってよかったと心から思えるのがトリマーの仕事なのです。
2.動物の健康状態の異変に気付けたとき
トリマーの2つ目のやりがいは、動物の健康状態の異変に気付けたときです。
トリマーはグルーミングをしながら、爪や肛門線、皮膚などの健康状態をチェックします。少しでも違和感があった場合にはそれを飼い主に伝え、改めて動物病院で検診することを促します。
飼い主でも見過ごしていたような異変に気付き、それが病気の早期発見や進行を遅らせることに繋がった際には、やりがいを感じられるでしょう。
3.飼い主から指名があったとき
トリマーの3つ目のやりがいは、飼い主から指名があったときです。
トリマーの仕事は、動物との相性だけでなく飼い主との相性も大切です。グルーミングがスムーズに行え、飼い主の希望も反映した仕上がりになっていれば、固定客となってくれる可能性が高まります。
一期一会の出会いも多いですが、動物・飼い主ともに相性がよく、通い続けてくれる方が増えることは、トリマーとしてのやりがいに繋がります。