タクシーとハイヤーの違いについてご存知だろうか。地域によってはほぼ同義で使われるケースもあるようだ。違いを見ていこう。

タクシーとハイヤーの違いとは?

タクシーに乗る際には基本的にタクシー乗り場や、街中を走っているタクシーを見つけて手を上げて乗ることが多いだろう。

一方ハイヤーはというと、完全予約制であるのが特徴だ。またタクシーは、車体上部に社名が書いてある行灯(社名表示灯)が付いているのが一般的。しかし、ハイヤーに行灯はついていない。

またタクシーは一般的な乗り物だが、ハイヤーは格式ある乗り物というイメージもあるのではないだろうか。もちろん料金もハイヤーの方が高くなっている。

ハイヤーの起源は北海道?

北海道ではタクシーのことをハイヤーと呼ぶことが多いという。

地方では流しのタクシーというものがほぼ存在せず、電話をかけてタクシーを呼び出すことが多かった。

そのため明確にタクシーとハイヤーを区別することなく、タクシーもハイヤーも「ハイヤー」と呼ばれていたようだ。北海道ではタクシー会社の名称にハイヤーとつけられているケースも多い。

全国的にも高齢者はタクシーとハイヤーを区別することなく使うケースが多々ある。やはり電話で呼び出していた名残だろう。

二つの言葉には明確な違いがある

ハイヤーは完全予約制であり、タクシーとは形態が異なる。実は明確な違いがあるものの、あいまいに覚えている人も多いだろう。

北海道の方言かどうかは微妙なところだが、地方独自の言葉遣いかもしれない。北海道に旅行した際に、試しにハイヤーを呼んでみてはいかがだろうか。

文・渡辺智(1級FP技能士)

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