第2次世界大戦でロシアがナチス・ドイツを破った「戦勝記念日」の前日にあたる2022年5月8日、ウクライナの首都キーウにプーチン像が出現して大きな話題になっている。
プーチン像はどのような意図で作られ、なぜ戦勝記念日の前日に出現したのだろうか?
キーウに出現したプーチン像は「モアイ」にそっくり
キーウに出現したプーチン像はイースター島の「モアイ」像そっくりの顔立ちで、口の中に拳銃の銃口を向けている。その姿から、作者がロシアやプーチン大統領への批判を込めてこの像を制作したことがわかる。
では、プーチン像の作者はどんな人物だろうか?また、どんな意図でこのようなプーチン像を制作したのだろうか?
プーチン像の作者はウクライナ人彫刻家
ADP通信社によれば、プーチン像はウクライナ人彫刻家のドミトロ・イブ氏が制作したものだ。そのタイトルは「拳銃自殺」である。
像のプレートには「プトラ―、ヒントがわかったか?」とのメッセージが記され、何かを暗示しているようだ。
そのヒントになるのが「プトラ―」なる単語だが、これは何を意味しているのだろうか?
プーチン像のプレートに記された「プトラ―」とは?
AFP通信 などによれば、「プトラー」とは「プーチン大統領とナチス・ドイツ指導者のアドルフ・ヒトラー(以下・ヒトラー)を合わせた造語」である。
現在ウクライナを侵略 中のロシアは、第2次世界大戦時のナチス・ドイツに酷似している。また、プーチン大統領はヒトラーと同じ「独裁者」として世界にその名をとどろかせている。
それで「プトラー」という造語がメッセージに入ったらしい。
しかし、それに続く「ヒントがわかったか?」は何を暗示しているのだろうか?
プーチン像にはプーチン大統領への痛烈な皮肉が込められている
「ヒントがわかったか?」が暗示するのは、過去にナチス・ドイツやヒトラーがたどった道だと思われる。
かつて世界を敵に回したナチス・ドイツは崩壊し、ヒトラーは自殺した。そのことをふまえ、メッセージには「プーチン大統領も同じ道をたどるだろう」との皮肉が込められているようだ。
また、このメッセージは「世界で孤立したロシアが第3次世界大戦を引き起こす可能性」を暗示しているという見方もできる。そうなったらロシアどころか世界が崩壊する。
それを現実にしないためにも、世界が一丸となってロシア-ウクライナ戦争を止める必要があることは言うまでもない。
文・大岩楓
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