多くの企業の株価は10年前よりも上がっている。特にIT企業の株価は業績の上昇とともに大きく上がってきた。IT企業といえば、代表的なものにアマゾンがある。もし10年前にアマゾン株を買っていたら、いくら儲かっていたのか見てみよう。

アマゾンの業績は右肩上がり

まずは、アマゾンの業績推移を見ていこう。アマゾンの業績は、ここ5年間右肩上がりで推移してきた。2017年から5年間の売上や利益は次の通り。

(単位:USドル)
2017年12月期 2018年12月期 2019年12月期 2020年12月期 2021年12月期
売上高 177,866,000千 232,887,000千 280,522,000千 386,064,000千 469,822,000千
営業利益 4,106,000千 12,421,000千 14,541,000千 22,899,000千 24,879,000千
当期利益 3,033,000千 10,073,000千 11,588,000千 21,331,000千 33,364,000千

この表でも分かるように、ここ5年間、アマゾンは売上高、営業利益、当期利益ともに、順調に伸ばしている。多少の増減はあるだろうが、今後も業績を伸ばしていくことが予想される。

アマゾンの株価は10年前の10倍以上

次にアマゾンの株価について見ていこう。2012年1月と2022年1月の株価をヤフーファイナンスで比較する。2012年1月の株価(調整後終値)は194.44円 だったが、2022年1月の株価(調整後終値)は2,991.47円 になっている。この10年間でなんと10倍以上となった。

例えば1株当たりの差益は、2,991.47円-194.44円=2,797.03円であるため、もし10年前に1万株買っていれば、差益2,797.03円×1万株=2,797万300円の儲けが出ていたことになる。

アマゾンの株価は、2012年1月で194.44円だったが、その5年後の2017年1月には823.48円 となった。2017年10月には1,105.28円となり、株価が1,000円を超えている。さらに、2018年8月には2,012.71円と2,000円 も超えた。業績に合わせ株価も右肩上がりとなっている。

これからもアマゾン株に注目したい

では今後アマゾンの株価はどうなるのだろうか。現状アマゾンの業績は右肩上がり。そのため、今後も株価が上昇する可能性は高いかもしれない。

しかし実を言うと、ここ数年は大きく株価をあげていない。ただご存知の通り業績は好調であり、今後どこかのタイミングで大きく上昇する可能性もある。より良いタイミングで取引をするためにも、日々のチェックを欠かさず行なおう。

文・はせがわあきこ

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