睡魔でひと休み

釣れない時間が長くなると一気に睡魔が襲ってくる。一旦竿を置き飲み物を飲んで、少し身体を落ち着かせる。気がつくと先程のメジナから1時間近く経っている。

向かい風が落ち着き始め「これならアタリが取れそうだ」と仕切り直す。つけエサが取られたり残ったり、やっとまた魚の気配を感じるようになってきた。つけエサへの反応は徐々に電気ウキにも表れるようになってきた。相変わらずモゾモゾとしたアタリで今ひとつ踏み切れない感じ。

そっと聞きアワセや逆に鋭く振りかぶってアワセてみても、すっぽ抜けてしまう。まるで真冬の寒グレ釣りの様なシビアな展開。

仕掛け変更で41cmメジナ

魚の気配を感じるだけに、何が打開策をと迷走する。加工オキアミと先程ヒットエサの生オキアミをローテーション。仕掛けのタナを1ヒロ半程に浅くしてみるも全く反応が無い。元の2ヒロ弱のタナに戻すと、反応はある。魚は海底スレスレからあまり動かない様子。何とかウキにアタリを出したい。

もしかすると半遊動仕掛けの遊動幅が原因かもしれない。ウキを遊ばせない方が良いと判断し、15cmほどタナ浅くして潮受けを下から上げてウキを固定する。これで先程よりもダイレクトにアタリが出るはず。

すると答えはすぐに出た。今宵で一番のアタリ。鋭くウキが斜め横に走りながら引き込まれる。アワセを入れ、魚の引きを確かめるとメジナの感触。やはりずっしりとしている。少しドラグを鳴らしながら、徐々に寄せ無事にネットイン。先程よりもわずかにサイズアップの41cmをキャッチ。