40cm級メジナ登場!

先程のバラしたポイントを意識して丁寧に仕掛けを入れていく。仕掛けが馴染む頃合いを考えて後打ちでまきエサを被せていく。2投程打ち返しをすると、赤い電気ウキの光が先程より少し速いスピードで海中に引き込まれていった。

しっかりと掛けアワセを意識して、先に道糸のスラックを巻き取り、硬い3号竿全体にテンションをかけて乗せるようにアワセを入れた。決まった。浅場だか海底付近を這うようなズッシリとした手応えを感じる。

足元はシモリが張り出しているので、少し手前で強気に浮かせる。安物だか強めのタックルにして良かった。ヘッドライトで確認すると狙い通りの良型メジナ、ギリギリ40cmといった感じ。ストリンガーに繋いでキープし、追釣を狙う。

想定外の当て潮に苦戦

先程と同じパターンを意識して、仕掛けを投入してみるも活性が低いのか通りすがりの魚だったのかパッタリとアタリが遠のいた。ふと気がつくと予報に無かった真正面からの向かい風と小雨、そして風波による当て潮で仕掛けが一気に押し戻されてくる。

夜の闇の中でも、こちらに向かって少し白波立っているのがわかる。予想だにしなかった展開に、この状況が短時間で過ぎ去ってくれることを祈りつつ打ち返す。