エアサスの寿命は?

エアサスの寿命は3〜5年といわれており、エアバッグ自体の寿命は3年程度です。エア漏れが起こると不自然に車高が下がったり、車高上昇時の速度が遅くなるため、1年ごとにジョイントやパッキン、ホースなどの点検を行い、エア漏れがあるようであればその都度整備や部品交換が必要になります。

ショックアブソーバーは一般的な車と同じ構造で寿命も同じく5年ほどです。ただし、車高を全上げ・全下げにしたままの長時間走行は、ショックアブソーバーが破損し極端に寿命を縮める場合があります。

エアサスのメリット

エアサスとは?エアサスペンションの仕組みと構造、装着・車検費用や乗り心地は?
(画像=©lzf/stock.adobe.com、『MOBY』より 引用)

車内から車高調整ができる

エアサスを導入すれば、車内に設置したスイッチやコントローラーを操作することで車高を調整できます。

道路上の段差が激しいところでは車高を高くする、駐車する時や展示する時には低くすることで低重心でスポーティーな見た目を演出したりと、遊びの幅を広げられます。

エアバッグでの車高調整の他、サスペンションそのものに車高調整機構が採用されている仕様が多く販売されています。いわゆる車高調一体型エアバッグというもので、フルタップ式かつ減衰力調整可能となっているなど、本格的です。

独特の気持ち良い乗り心地

空気ばねがエアサスの乗り味を決定づける特に大きな要素です。コイル式スプリングと比較して、空気ばねはスプリングでは不可能な領域を減衰することができます。それが、エアサス独特の柔らかくて気持ち良い乗り心地に繋がります。