画像:ブッシュ大統領、最初のアジア各国の訪問先として選んだのは中国で、APEC首脳会議を挟んだせいか日本を始め各国に立ち寄らず

米大統領としての初のアジア歴訪、最初に日本を選ばなかったのは
(画像=(出所:George W Bush White House)、『アゴラ 言論プラットフォーム』より 引用)

なお、中央日報によれば、韓国の大統領就任後すぐの米韓首脳会談が米大統領の訪韓によって行われるのは、金泳三政権発足後まもない1993年7月以来、29年ぶり。当時の大統領は、クリントン氏でした。

さて、現代に視点を戻して。

バイデン大統領は5月20~22日は韓国を訪れ、10日に大統領に就任したばかりの尹錫悦氏と21日に会談を開きます。初の顔合わせとなる米韓首脳会談での目玉はもちろんインド太平洋経済枠組み(IPEF)であり、尹氏が参加を望むクアッドへの関与にも焦点が当たることでしょう。その陰で、バイデン氏の訪韓中に大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行うリスクをはらみます。その他、サムスン電子の半導体工場に立ち寄る予定。同社は米国での工場建設を検討しており、バイデン氏訪韓の機会に正式発表となる見通しです。なお、2019年6月にトランプ前大統領が南北非武装地帯に登場し話題を振りまきましたが、バイデン氏は予定していないといいます。