アクションの方法

アクションはフロートリグということもあり、主にスローリトリーブがメインだ、リトリーブスピードは1回転当たり3秒ぐらいを基準に、潮の速さやメバルの活性の高さなどの状況に応じて巻きスピードを変えよう。

またリトリーブの中にステイを織り交ぜることで、上下の動きに反応がいい個体も拾うことができる。5~10巻きに1回3~5秒ほどの間隔で入れると、横の動きと縦の動きをバランスよく取り入れられるので、1回でさまざまな反応を得ることが可能になる。

リトリーブで反応がない場合は、さらにスローなアクションが求められる場合もある。そこでロッドをゆっくりサビくことで、さらにスローに誘いを入れることができる。特にウィード内にいる個体をじっくり誘う際に有効なアクションとなる。

速いアクションは魚から好反応を得られることもあるが、そういう派手な動きはかえって場を荒らすデメリットもはらんでいる。まずはスローでナチュラルな動きで様子を見て、多くの魚から反応を得るようにするとよりチャンスが広がる。

やり取りの流れ

バイトからファイトまでのやり取りの流れを解説しよう。

バイト

ラインを張っている状態であれば、小さくコッとティップが入り込むぐらいのバイトが多い。またステイ中などは緩みで明確なバイトは感じにくくなり、ラインが走るようなバイトをすることがある。

フッキング

フッキングはテンションを抜かず、スイープ気味にかつ硬い上アゴにしっかりフックが刺さるように力強くアワせるのがポイントだ。テンションを抜いた状態で瞬発的にアワせてしまうと、ラインブレイクの恐れがある。バイトを感じ取ったら、慌てずフッキングまで持ち込もう。アワセ切れが多い場合には、フッキング前にひと呼吸置くことを意識するといいだろう。

ファイト

メバルは根に突っ込む習性があるため、根に行かせないように長いロッドを生かしてポンピングをしつつ、リールは常にゴリ巻きを心がけよう。

【2022年】フロートリグを使った浅場のメバリング入門解説
(画像=根に突っ込む可能性があるのでファイトは強引に(提供:週刊つりニュース中部版 山根嶺河)、『TSURINEWS』より引用)

この際、ラインはほぼ出さないぐらいにドラグを締め込んでおくのがポイントだ。また手前がウィードに覆われている場合は、とにかくポンピングで魚を表層に浮かせて水面を滑らせるように寄せてくる。