ワームの選定
ワームは主に3種類のものを使用する。
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(画像=ワームは主に3種類(提供:週刊つりニュース中部版 山根嶺河)、『TSURINEWS』より引用)
シャッド系
水をかき分け広範囲に存在をアピールすることができる。シャッドといえば小魚をイメージする人が大半だと思うが、シルキーシャッドなど、テールが小さく素材が柔らかいものはエビが動く際の微波動に近いものを演出できるので、シャッド=小魚という考えはひとまず置いておこう。
ストレート系
ストレート系はシャッド系ほどアピール力はないが、その分ナチュラルな動きを演出することができる。そのため警戒心の強い個体からも反応が得られることがある。
またウィード内へすり抜けながら入れることも可能なため、ウィードのさらに奥に潜むメバルへのアプローチも可能だ。
シュリンプ系
前述した2種類と比べて活躍する場面は限られるが、アミエビやワレカラなどがメインベイトになっている場合の爆発力はすさまじい。ウィードが生えているポイントでは、ぜひ使ってほしい。
またフグなどが多い場合には、月下美人シリーズなど、エラストマー素材のワームを使うことで対策することが可能だ。
次にカラーについてだが、メインベイトが何か分かる場合はベイトに近いカラーリングからスタートするといいだろう。ベイトが分からない場合は、刺激の少ないクリアカラーから派手なチャートカラーへローテーションすることで、多くの魚から反応を得ることができる。
ポイント
この時期のメバルは、産卵のためではなくエサを求めて行動しているため、プランクトンやワレカラなどの小型甲殻類、ベイトフィッシュが多く潜む潮通しのいいウィードエリアがメインだ。
理想としては、ウィードが生い茂った砂地の中にシモリが点在するような場所だ。ベイトが豊富でメバルの着き場もはっきりしているため、ポイントを絞って釣りをすることができる。