目次
スパムの代表例
スパムメール
・スパムコメント
・請求スパム
・個人情報を抜き取るためのスパム
スパムはなぜ開いてはいけないのか
・マルウェアやコンピューターウイルスに感染するリスクがある
・不当な請求をされる危険性がある
スパムの代表例
スパムの代表例を3つ紹介します。
・ スパムメール
・ スパムコメント
・ 請求スパム
・ 個人情報を抜き取るためのスパム
それぞれ順番に見ていきましょう。
スパムメール
スパムメールはスパムの代表例です。無差別に大量のリストに対して配信され、個人情報を取得したり、金銭の請求をしたりすることを目的として行われます。また、スパムメールと迷惑メールは同様として捉えても問題ありません。
スパムコメント
スパムコメントとは、YouTubeやブログ、SNSのコメント欄に、自社のコンテンツや商品に誘導するためのリンクを貼るスパムのことです。自動的に行われるケースもあるものの、基本的には手動で行われるケースが多いです。
スパムコメントは、YouTubeなどの発信者という特定の個人に対してではなく、その発信者の視聴者を対象に行われます。しかし、発信者側でスパムコメントを削除できるなど、日々多くの対策が講じられていることも特徴です。
請求スパム
請求スパムは、リンクをクリックした後に不当な請求が表示されるスパムのことです。当然ながら、間違って請求スパムをクリックしたとしても、請求に応じる必要はありません。また、近年では、アダルトサイトのスパムリンクを設置し、それらをクリックしたユーザーを対象に請求スパムを行うという事例も増えてきています。
個人情報を抜き取るためのスパム
FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSで行われるスパムは、個人情報を抜き取るためのスパムです。リンクをクリックした後に、個人情報を入力する欄が出現し、入力した個人を対象に個人情報を抜き取ります。
他にも、アカウントを乗っ取り、第三者に対して迷惑メッセージを自動的に送るスパムなども存在します。SNSで、交友関係のあるフォロワーに迷惑メッセージが送られてしまった場合、関係が悪化してしまうリスクがあります。そのため、適切なスパムへの対処法を知ることが非常に大切です。
スパムはなぜ開いてはいけないのか
スパムを開いてはいけない理由は、主に以下の2つです。
・ マルウェアやコンピューターウイルスに感染するリスクがある
・ 不当な請求をされる危険性がある
それぞれ順番に見ていきましょう。
マルウェアやコンピューターウイルスに感染するリスクがある
スパムを開いてしまうと、マルウェアやコンピューターウイルスに感染するリスクがあります。感染してしまうと、パソコンやスマートフォンを開けなくなったり、開いてもすぐに電源が落ちてしまったりします。
セキュリティソフトで対応をすれば改善するケースもあるものの、最悪の場合は端末自体を買い換えなければなりません。その場合、安くても数万円程度の出費が発生してしまいます。加えて、マルウェアやコンピューターウイルスに感染してしまうと、その端末に入っているデータ自体がなくなる恐れも考えられます。
クラウドにデータを保存していれば問題ありませんが、保存していない場合は、今までの大切な写真や思い出なども消えることになります。
不当な請求をされる危険性がある
スパムの被害で多く挙げられるのは、不当な請求です。リンクをクリックしただけで、不当な金額の請求が端末上に表示されます。実際に、スパムによって不当な金額を支払ってしまった事件も存在します。
2017年には、大手航空会社がスパムの被害にあったことが報告されています。銀行口座の振替をするという名目でスパムが送られ、実際に変更した後、3億円以上ものお金を騙し取られてしまったようです。
上記の例は金額が大きいものの、個人単位でも、日常生活でスパムの被害にあう人は多くいます。実際、スパムメールを10万件送信し、そのうちの1件でもスパムに引っかかる人がいれば、スパムの送信者は儲かると言われています。