スパムメールと迷惑メールの違い
スパムメールと迷惑メールの違いが分からない人は多いのではないでしょうか。結論から申し上げると、スパムメールと迷惑メールには、明確な定義の違いはありません。
ただし、それぞれの使い方が異なっていることがあります。迷惑メールは、同様のメールが何度も届くこととして使われることがあります。一方スパムメールは、本記事でも解説しているように個人情報を取得したり、不当な請求をしたりすることとして使われることがあります。
とはいえ、それぞれにおいて明確な違いはないと捉えて問題ありません。
スパムの仕組み
スパムの仕組みは多岐に渡るため、一概に共通の仕組みが存在するわけではありません。しかし世の中のスパムの多くは、悪用したい業者が、正規にメールアドレスやアカウント情報を活用している業者のデータを抜き取り、そこからメールアドレスやアカウントに対して無差別にメッセージ送信する仕組みが一般的となっています。
メールアドレスを正規活用している業者のデータを抜き取っているため、スパムメールの送信者が正規活用している業者のメールアドレスと同様の場合も存在します。しかし、データを抜き取られているので、該当業者が故意に送信しているわけではありません。
また、自動でメールアドレスを生成し、該当する(存在する)メールアドレス宛てに送信するスパムも存在します。しかし、該当しないメールアドレスの生成は非効率であることから、基本的には不正に入手した情報からスパムは送信されます。
なお、SNSスパムの場合は仕組みが非常にシンプルです。無差別に対象のSNSアカウントのリストを収集し、同様の文面をDMやコメント欄に対して送ります。これらは、Twitter、Instagram、YouTubeなど、どのSNSにも共通する仕組みになります。