Googleスプレッドシートの使い方

ここからは、Googleスプレッドシートの使い方を紹介します。覚えておくと便利な使い方は以下のとおりです。

・ ファイルのインポート
・ 他メンバーとのコメント・チャット
・ 編集履歴の復元
・ 編集権限の設定
・ ファイルダウンロード
・ Googleスプレッドシートの改行の仕方

それぞれ順番に解説します。

ファイルのインポート

Googleスプレッドシートでは、他のCSVファイルなどをインポートすることが可能です。インポートの方法は、Googleスプレッドシートの「ファイル」から「インポート」を選択し、ファイルをアップロードするだけです。別のツールからファイルをインポートし、一元化して管理したい場合に利用してみましょう。

他メンバーとのコメント・チャット

Googleスプレッドシートでは、セルに対して、コメントやチャットを残すことが可能です。また、コメントにはリンクを掲載することができ、不要な場合はすぐに削除することもできます。重要部分の共有を図りたい場合や、意識の統一を図りたい場合に活用しましょう。

編集履歴の復元

Googleスプレッドシートには、「過去の編集履歴がすべて残る」という機能が搭載されています。そのため、1時間前のデータに戻したかったり、過去の履歴を復元したかったりする場合に、履歴の復元機能を活用してみましょう。Googleスプレッドシートの、ファイルの下部分にある「元に戻す」「やり直し」部分から利用できます。

編集権限の設定

Googleスプレッドシートは、ファイルごとに編集権限を設定できます。編集権限は、編集者、閲覧者(コメント可)、閲覧者の3つに設定できるようになっており、すべての編集作業を任せたい場合は編集者が望ましいでしょう。また、編集権限をGoogleスプレッドシートのリンクを知っている全員に変更すれば、誰であっても内容を変更できるようになります。右上の「共有」ボタンから権限の設定が可能です。

ファイルダウンロード

Googleスプレッドシートは、Excel形式、PDF形式などでファイルをダウンロードすることが可能です。大きなデザイン崩れもないため、そのまま第三者に共有しても問題ありません。

Googleスプレッドシートの改行の仕方

Googleスプレッドシートを実際に使ってみると、セル内での改行の仕方が分からないと悩む場合があります。そのような場合は、セル内で「コントロール(ALT)+Enter」を押せば改行可能です。なお、通常の改行のつもりでEnterを押すと、セル自体が変更(移動)されるようになっています。

Googleスプレッドシートのマーケティングでの使い方

ここまで、Googleスプレッドシートの機能や使い方を解説してきました。ここからは、Googleスプレッドシートをマーケティングで使う方法について説明します。

・ 競合調査データをまとめる
・ 広告運用データをまとめる

それぞれ順番に見ていきましょう。

競合調査データをまとめる

Googleスプレッドシートでは、1つのファイルで複数のシートを管理することが可能です。そのため、たとえばシート1では競合Aの情報を、シート2では競合Bの情報をまとめたりできます。また、同様のシート内でも、競合の検索順位や流入数、クリック率や予測CV数などを記載することで、自社との数字のギャップを洗い出すこともできます。

競合の調査データを一元化してまとめたい場合は、Googleスプレッドシートを活用してみましょう。

広告運用データをまとめる

次に、広告運用のデータをまとめたい場合もGoogleスプレッドシートが役立ちます。仮に、リスティング広告のクリック単価(CPC)を計算したいとします。CPCはコスト÷クリック数で計算できるので、たとえばA1セルにコスト、B1セルにクリック数を入力して関数を入れれば、C1セルにCPCを算出できます。

しかし、上記の方法は非常に手間がかかります。そこで「Arrayformula関数」を使用します。Arrayformula関数を使用することで、1つのセルに数字を入力するだけで、選択したすべてのセルのCPCを算出できるようになります。

上記のように、広告運用に役立つ関数は複数存在するので、自社の状況に合わせて取り入れてみてください。