アメリカのメディア「CBSスポーツ」で紹介された『活躍と給料が比例しない選手のランキング』では、エンゼルスの大谷翔平選手が2位にランクインした。MVPを受賞するという華々しい実績に給料が見合っていないのは、いったいなぜなのだろう。

大谷翔平選手の今季の年俸は550万ドル!

2021年2月、大谷翔平選手とエンゼルスは2年間850万ドル(およそ9億7,000万円)で合意した。2021年は300万ドル(およそ3億4,000万円)、今季2022年は550万ドル(およそ6億2,000万円)の年俸とすでに決定している。ちなみに、エンゼルスの中で最も高い年俸をもらっているのは、マイク・トラウト選手。2019年に12年総額4億3,200万ドル(およそ482億円)という超大型契約を結んでおり、年平均年俸は3,554万ドル(およそ39億円)と、メジャーリーグでもナンバーワンの年俸を誇る。大きな差があることは一目瞭然だ。

活躍に対して給料が低い……そのワケは?

大谷翔平選手の活躍に給料が見合っていない理由は、25歳未満の海外FA選手の年俸を制限するというメジャーリーグのルールにある。海外FA選手がアメリカの選手と同じ扱いになるためには、25歳以上かつ自国でのプロ経験6年以上という条件がるのだ。条件を満たしていない状態でメジャーリーグに入った大谷翔平は、当初アマチュア扱いだった。そのため、日本にいたときの最終年俸が2億7,000万円だったのに対し、1年目の年俸は54万5,000ドル(およそ6,000万円)と大幅にダウンしている。そこから順調に年俸がアップし、2021年の大活躍により“給料が低い”と称されるに至ったのだ。

年俸がアップするのはいつ?

2022年の年俸はすでに決まっているため、年俸がアップするのは早くて2023年以降だろう。2023年シーズン終了後にはFA権取得の可能性もあるため、エンゼルス以外の球団に移籍する可能性もある。エンゼルスが契約延長のために提示する最低額は2億5,000万ドル(およそ275億円)という報道もあり、今季も順調に活躍すれば年俸が高額になる可能性は高いだろう。二刀流の評価はそうでない選手よりも高くなる傾向にあるため、最終的にどれだけの金額になるのか関心が高まる。

2023年の年俸に注目が集まる

2022年時点では、メジャーリーグのルールにより年俸が制限されている大谷翔平選手。2023年以降の年俸は他の選手と同等の扱いになるため、活躍に見合った年俸になるだろう。2022年今季の活躍にも引き続き注目していきたい。

文・佐々木佐奈

【関連記事】
サラリーマンができる9つの節税対策 医療費控除、住宅ローン控除、扶養控除……
退職金の相場は?会社員は平均いくらもらえるのか
>後悔必至...株価「爆上げ」銘柄3選コロナが追い風で15倍に...!?
【初心者向け】ネット証券おすすめランキング|手数料やツールを徹底比較
>1万円以下で買える!米国株(アメリカ株)おすすめの高配当利回りランキングTOP10!