ケアマネジャーが活躍している場

ケアマネジャーが活躍する現場は、居宅における介護支援をメインとしているか、施設における介護支援をメインとしているかによって異なります。

居宅でのケアプランを作成する場合、多くのケアマネジャーは居宅介護支援事業所・介護予防支援事業所などに勤務しています。

一方、施設におけるケアプランを作成する場合は、介護老人福祉施設・介護老人保健施設・介護療養型医療施設・特定施設入居者生活介護などが主な勤務先です。

参考:厚生労働省「概要(介護支援専門員)」

ケアマネジャーの需要・将来性

ケアマネジャーに限らず、介護業界全体で介護人材は不足しています。介護労働安定センターが公開した「令和2年度「介護労働実態調査」結果の概要について」という資料によれば、回答事業者数9183のうち、全体の32.1%がケアマネジャーという職種に対して不足感を抱いていると回答。多くの事業者において、ケアマネジャーは需要があるとされています。

さらに、厚生労働省がまとめた「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」によれば、2023年には約233万人、2025年には約243万人、2040年には約280万人の介護職員が必要だとしています。同時に発表した「介護職員数の推移」によると令和元年時点での介護職員数は200万人程度。

2つのデータを照らし合わせると、必要数に対して実際に働く介護職員の人数は不足気味。このことから、ケアマネジャーは将来性のある職種といえます。

参考:介護労働安定センター「令和2年度「介護労働実態調査」結果の概要について」R3.8.23(P9)

参考:厚生労働省「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」

参考:厚生労働省「介護職員数の推移」