PDCAにあてはめると
筆者がとったダイエット方法は、以下の問題点がありました。
・危険かつ実現可能性が低い「無茶な計画」を立てた
・自分の健康・精神状態を「チェック」しなかった
経営手法の1つ、PDCA(※)に当てはめると、計画(=Plan)、とチェック(=Check)に問題があった、というところでしょうか。
友人が、”摂食障害”だと「チェック」してくれた。おかげで、痩せた人ではなく、小太りを目指す、という「計画」に変更できた。住み込みアルバイトという、良い環境に身を置くことができた。など、筆者のダイエットは、幸運に恵まれたため、大事に至らず済んだわけです。
健康に痩せる
ダイエットから35年。いまのところ、リバウンドせず標準体重を維持できています。
しかし、今でも軽い後遺症のようなものが残っています。
まず、甘いもの好きになった。以前は、全く興味が無かった、チョコレートやケーキや羊羹。食後、これらが欲しくなる。また、食べ過ぎると、満腹なのか空腹なのか、わからなくなるときがある。摂食障害の名残なのか、記憶がそうさせるのか、よくわかりません。最も困っているのは「冷え性」です。運転や、パソコンを操作すると、季節にかかわらず手が冷たくなる。今の時期は辛いですね。
それでも、この程度で済んだのは幸運です。
上述の、鈴木その子氏は、摂食障害でご子息を亡くされています。料理研究家である自身が、料理で息子を救うことができなかった。そのことが発端で、生み出されたのが「鈴木式ダイエット法」であり、書かれた書籍が「やせたい人は食べなさい」だそうです。
優秀な経営者・ビジネスマンであっても、ダイエットやトレーニングとなると「根性論」に走ったり、頑張りすぎてしまう方が少なくありません。
「根性」に依存することなく、無理のない計画を立てる。体調を管理し、問題があったら「戦略」を立て直す。そのようなダイエットを行い、健康に痩せていただきたいと思います。
[ 参考 ]
※ PDCA(P:Plan=計画、D:Do=実行、C:Check=チェック・評価、A:Action=改善)
文・関谷 信之/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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