根性で標準体重に到達
1最初の1週間は、段階的に食べる量を減らす。今日食べる量は、昨日の半分。明日はその半分。明後日は、さらにその半分。昨日食べたご飯が2膳なら、今日は1膳。明日は半膳、とする。最終日は断食。
残りは、通常の4分の1~3分の1ぐらいの食事量に抑えるという無茶な減量を、体力的にフラフラになり、激しい空腹感で「食べる」夢を見て目が覚めるという精神的にも追い詰められた状態になりながら続け、予定の3ヶ月を待たずして、目標の標準体重に到達しました。
しかし、自分の健康・精神状態が「チェック」できていない。「無茶な計画」に続き、2つ目の問題点がありました。
甘いものを寄こせ
数日後、ある会合を手伝わなければならなくなりました。作業終了後、テーブルの上に、山ほどのコンビニおにぎりや菓子パンなどが置かれていました。どうやらお礼の意味らしい。ダイエット中の身としては困りました…が。
「お礼だから。1つぐらい食べなければ失礼だ」
当然、1つでは済みませんでした。おにぎり5個。菓子パンも5個。その他、目のまえのものを全て完食。抑えていた食欲が一気に爆発しました。
「狂ったような」食生活の始まりです。
ともかく食べるのをやめられない。特に甘いものが食べたい。シュークリームを3つ食べた1時間後に、ケーキをホールで平らげる。気持ち悪くなり、トイレでもどす。その直後にまた食べる。体重は反転、急増。体形が、元に戻りつつある。
そのうち、いくら食べても満腹感が得られなくなりました。これは、ただのリバウンドではない。友人によると、”摂食障害”というものらしい。エルビスプレスリーもそうだったとか。晩年、太ったり痩せたりを「くり返した」、とのこと。
これはまずい。現在、自分はその「くり返し」の1周目ということか。普通で、規則正しい食生活に戻さなければ。15キロ減った体重は、10キロリバウンド。肥満体に戻りつつある。これもまずい。そこで、
「『痩せた人』を目指すのではなく、『小太り』まで体重を落とし、それを維持する」
そのような「戦略」に切り替えることにしました。さて、どうやって「小太り」まで体重を落とそうか。