本命反応もヒットせず
しばらく続けると、25mほど上げたところでラインテンションが抜ける違和感。すかさず巻きアワセするが、ロッドに生命反応は伝わらない。すぐにジグを落とすと、また同じ違和感。これも掛からず。
ジグを回収してみると、中央付近に鋭いキズ。新品のリーダーにも軽くササクレが。危ない危ない。運悪くリーダー噛みの状態で鋭いアワセが決まっていたら、「スパッ」とジグごとさよならだ。

(画像=確かに反応はあった(提供:TSURINEWSライター山口悟)、『TSURINEWS』より 引用)
仲間たちにアタリがあったことを伝え、リーダーのキズはセイフティーと判断しジグを落とす。その後、右舷で良型オニカサゴがヒットするが、本命のアタリは沈黙。小移動を繰り返す。
船中待望のサワラ浮上
僚船からヒットの連絡が入り、近い場所で狙うことに。水深は変わらずおよそ130m。船上に今日イチの緊張感が立ち込める。確実にゲットするため、シングルブレードからトリプルブレードフックに交換する。速巻きストレートリトリーブに戻す。
右舷ミヨシでヒット。ロッドのしなり具合から大物に違いない。しばらくして、堂々の7kgが上がった。
魚探ボトム付近にサワラの反応がポロポロ出てくる。すぐに右舷中央でヒット。これは惜しくもバラシ。サワラはフッキングが決まったと思えても、ファイト中簡単に「ポロッ」と外れることが多々ある。上げ潮が効き始め、時合到来だ。