クマが被害者

「被害者にならない一番の方法はヒグマに遭わないこと」。北海道のHPが至極まっとうな呼びかけをしている。筆者がそれにひとこと付け加えるとすれば、「ヒグマに遭うことは”加害者”になりかねないこと」だ。

実際、クマとヒトが出会ってしまえば、人身事故に至らずともハンターが出動し、発見されると駆除される可能性がある。クマに罪はないのにヒトに見つかったがために、結果として駆除されてしまうのは災難以外のなにものでも無い。

我々がクマに出会わないためには、決して無理をしないことと同時に、接近していることをいち早くクマに知らせることが大事だ。そうすれば、クマは基本的には自ら逃げていくとされる。

野生動物との共存の道を探るのは、その生活圏に入るヒトの側の責任でもある。事前の情報収集と周囲の安全確認を怠らず、クマ対策グッズをフル活用しながら大自然とのふれあいをいつまでも続けたいと思っている。

<筑井直樹/TSURINEWSライター>

緊急事態宣言は解除されましたが、外出については行政の最新情報を確認いただき、マスクの着用と3密を避けるよう心がけて下さい。一日も早く、全ての釣り場・船宿に釣り人の笑顔が戻ってくることを、心からお祈りしております。

提供元・TSURINEWS

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