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冬の長浜の魅力2:慶雲館で冬の恒例・盆梅展
冬の長浜の魅力3:長浜鉄道スクエアのみごたえある展示物

冬の長浜の魅力2:慶雲館で冬の恒例・盆梅展

冬の長浜!大阪から日帰りで体験できる美しい雪景色を体験
(画像=『たびこふれ』より引用)

旧長浜港跡地の近くに国指定名勝の慶雲館があります。これは1887(明治20)年にできた迎賓館。前の年に明治天皇と皇后が京都から東京への帰りに大津から長浜まで船を使い、そこから鉄道に乗り換えるので待っている間に休憩できる場所ということで3か月余りの短期間で作られました。

冬の長浜!大阪から日帰りで体験できる美しい雪景色を体験
(画像=『たびこふれ』より引用)

慶雲館はそれを建設した長浜の実業家浅見又蔵氏の別邸兼迎賓館として使われました。6000平方mの敷地内に造られた総檜造り寄棟造。1935(昭和10)年に長浜市に寄付され、国の史跡に指定されました。その後庭園の復元が進み2006(平成18)年に国の名勝に指定。この日の庭園は一面雪化粧に覆われていました。

冬の長浜!大阪から日帰りで体験できる美しい雪景色を体験
(画像=『たびこふれ』より引用)

慶雲館では毎年1月から3月上旬にかけて、長浜盆梅展が行われています。2022年は71回目の開催。これは梅の盆栽で、梅の花が咲くこの時期に保存されている300鉢から90鉢を厳選しました。それを慶雲館の座敷に展示します。

盆栽と言っても大きいものでは3mに近い巨木、また樹齢400年という古木もあります。ちょうど雪が降る中、室内には個性豊かな盆梅の姿を愛でることができました。

冬の長浜の魅力3:長浜鉄道スクエアのみごたえある展示物

冬の長浜!大阪から日帰りで体験できる美しい雪景色を体験
(画像=『たびこふれ』より引用)

長浜鉄道スクエアは、慶雲館のすぐ目の前にあります。ここにはもともと旧長浜駅舎がありました。まだ鉄道が部分開業だった時代、大津と長浜の間は連絡船が運航することに。

その長浜側の駅として1882(明治15)年に港と一体化して完成しました。1903(明治36)年に現在地に二代目の駅が誕生後、駅舎は使用されなくなりますが、1983(昭和58)年に旧長浜駅舎鉄道資料館としてオープンします。

冬の長浜!大阪から日帰りで体験できる美しい雪景色を体験
(画像=『たびこふれ』より引用)

旧長浜駅舎鉄道資料館は、日本最古の駅舎として保存され、駅事務所や待合室、駅長室などが見学できます。その中には当時の雰囲気がわかるような人形が設置されている部屋があり、当時の暖炉のある部屋で列車が来るのを待つ様子がわかります。くしくもこの日は外が吹雪いており雪が積もっていたために、よりリアルな臨場感がありました。

冬の長浜!大阪から日帰りで体験できる美しい雪景色を体験
(画像=『たびこふれ』より引用)

旧長浜駅舎に隣接するように2000年(平成12年)に、長浜鉄道文化館が開館します。ここには北陸本線に関する鉄道資料が展示してあり一見の価値がありました。また鉄道模型もあります。さらに2003(平成15)年には、北陸線電化記念館も開館しました。これは実際の鉄道車両(D51蒸気機関車、ED70電気機関車)を展示しています。