フリーランスデザイナーに向いている人の特徴
フリーランスデザイナーに向いている人の特徴は、以下のとおりです。
- セルフマネジメントができる人
- 知的好奇心が旺盛な人
- メンタルが強い人
- 自分のライフスタイルを大事にしたい人
一つずつ詳しく解説していきます。
特徴1. セルフマネジメントができる人
フリーランスデザイナーは、仕事に割く時間配分や受注する案件の選別など、何もかもを自分で決める必要があります。そのため、自己管理能力が高くないと続けていけません。
しっかりと自己管理ができなければ、仕事をサボってしまったり、スキルアップのための勉強を怠ってしまいます。それらが積み重なると、案件が受注できなくなることも。
自由な時間をいかに効率よく使うか、常に考え続けられる方におすすめです。
特徴2. 知的好奇心が旺盛な人
変化の激しいデザイン業界において、トレンドや最新情報は常にアップデートされています。案件を受注できているからといって、知識や技術が昔のままでは次第に受注案件も減っていくでしょう。
会社という強制力のない環境でも、なおトレンドや最新情報を欲する強い知的好奇心が求められます。
特徴3. メンタルが強い人
フリーランスデザイナーは、自ら営業をして案件を受注したり、デザインに対するダメ出しにもひとりで対応したりする必要があります。したがってうまくいかないことがあっても、「ピンチはチャンス」と捉えられるような強いメンタルを持った方が成功するでしょう。
特徴4. 自分のライフスタイルを大事にしたい人
仕事中心よりも、自分の趣味やプライベートを大事にしたい人がフリーランスデザイナーに向いています。
フリーランスデザイナーは良くも悪くも時間の制約が少ない職種です。したがって、「ライフワークバランスを好きなように取った方が、パフォーマンスがアップする!」といった方は、ぜひフリーランスデザイナーとしての道を検討してみてください。
フリーランスデザイナーは未経験からでもなれる?
ここまで読んできて、フリーランスデザイナーの職に興味を持った方もいるのではないでしょうか。そこで浮かんでくるのが「未経験でもフリーランスデザイナーになることは可能なのか」という疑問ですよね。
結論から言うと、可能です。
独学でフリーランスデザイナーになった人も多くいます。そこでここからは、未経験からフリーランスデザイナーになるためにできることについてご紹介します。
デザインの基礎スキルを身につける
まずはデザインの基礎スキルを身につけましょう。
単純にツールを扱うことができても、デザインそのものの基礎スキルがなければフリーランスデザイナーになることはできません。いつまでたっても納品物のクオリティも上がらない未来も見えています。そのため、デザインの基礎スキルを最初に身につける必要があるわけです。
デザインの原則にはいくつかありますが、そのなかでもまず覚えておきたいのが
- 近接
- 整列
- 強弱
- 反復
この4大原則です。デザインは、上記の4大原則を組み合わせてわかりやすく情報を伝えるのがベースなので覚えておきましょう。
副業としてクラウドソーシングで仕事を受注する
ある程度フリーランスデザイナーとしての基礎スキルを身につけたら、練習ばかりではなく実践にも足を踏み入れましょう。副業として、まずはクラウドソーシングで仕事を受注するところからはじめてみるとよいでしょう。
クラウドソーシングサイトでは、初心者デザイナー向けの案件なども用意されていることがあります。自信がなければこのような案件を最初に受注したり、あるいは低単価で納期が長い案件を取るのもよいでしょう。
ただし、最低限の金額は設定することをおすすめします。金額を低くしすぎると、フリーランスデザイナー業界全体の相場崩壊を招く恐れがあるためです。副業といえども仕事は仕事ですから、このあたりはきちんと守りましょう。
ポートフォリオサイトを作る
ある程度フリーランスデザイナーとしての実績がまとまってきたら、ポートフォリオサイトを作ってみましょう。
ファーストフードにもレストランにもメニュー表があります。それと同様に、デザイナーも「何が提供できるのか?」、「どのくらいの金額になるのか?」などをまとめたポートフォリオが必要です。
ポートフォリオに掲載するのは、クラウドソーシングなどで受注した実際の案件の成果物がおすすめですが、こちらは著作権や守秘義務にも関わるため必ずクライアントの許可を取るようにしましょう。許可なくポートフォリオサイトに掲載してしまうと極めて高い確率でトラブルに発展します。
また「成果物をポートフォリオに一部掲載することを条件に、割引して案件を受注する」というのもひとつの営業テクニックです。
フリーランスデザイナー向けのポートフォリオ制作方法は、以下の記事を参考にしてみてください。