フリーランスデザイナーの案件獲得方法【基本編】
フリーランスのデザイナーとして、仕事を受注する方法は主に4つあります。
独立したてのときはこのすべての方法を試してみましょう。
方法1. マッチングサービス/エージェントサービスを利用する
発注者と受注者をマッチングするサイトや、エージェントサービスは登録しておきましょう。その理由は、表には出てこない案件の契約ができることがあるからです。案件を探す上で、表に出てこない特別なプロジェクトと出会えるかどうかはフリーランサーの売上にも影響します。
代表的なサービスとして、以下のようなものがあります。
- Workship 国内最大級のフリーランス登録者数を誇る、手厚いサポートが特徴のお仕事マッチングサービス
- Midworks 正社員に近い保証制度を用意したマッチングサービス
- シューマツワーカー 副業社員と企業のマッチングサービス
このようなサイトはクラウドソーシングサイトに比べ、間にエージェントが入って発注者と受注者の話を細かくヒアリングしていきます。これにより、難易度の高い案件と受注価格のミスマッチを抑られることが魅力です。
フリーランス向けお仕事マッチングサービスの詳しい比較は以下の記事をご覧ください。
方法2. クラウドソーシングで案件を探す
クラウドソーシングサイトで案件を受注する方法もメジャーです。
クラウドソーシングとは、インターネットを介して企業が不特定多数の個人にお仕事をアウトソーシングする業務形態を指します。契約から納品、報酬管理がWeb上で完結する案件がメインで、発注者も受注者も匿名というケースも多数あります。
また、簡単な案件から専門的な案件まで内容も受注金額も幅広く、始めたばかりの副業ワーカーやフリーランサーが多く登録しています。つまり、ライバルが多いのでフリーランサーに実績や実力があることはもちろん、案件応募時は営業力もある程度求められるフィールドです。
主なクラウドソーシングサイトは下記のとおりです。
- ランサーズ 2008年から稼働している老舗クラウドソーシングサイト
- クラウドワークス 約180種類の仕事から選べる大手クラウドソーシングサイト
- シュフティ 主婦向けクラウドソーシングサイト
- Craudia 会員数100万人以上のクラウドソーシングサイト クラウドソーシングの詳しい比較は以下の記事をご覧ください。
方法3. 知人や元同僚から紹介してもらう
知人や元同僚、情報交換を行っている同業者から仕事の依頼がくるケースもあります。こちらは積極的に受注したいところです。
発注者側も、必要なスキルがあれば知人や信頼できる人から紹介された人に発注したいもの。日頃からどのような仕事をしているか話したり、「案件があればぜひ!」とアピールしておくことで声がかかりやすくなります。
また、直接紹介の案件では単価が少し高くなることもあります。前職の繋がりなど人間関係を大切にしていると、多くの案件を知人や元同僚から紹介してもらえそうです。
方法4. ポートフォリオを公開して、問い合わせを増やす
ポートフォリオサイトを公開して、問い合わせを増やすのもひとつの方法です。ポートフォリオサイトを制作し公開するメリットとしては、
- 自分で更新するため最新の情報を掲載できる
- ポートフォリオサイトを自作していることにより信頼性が増す
- ポートフォリオサイトを提示することにより実績公開などのやり取りが簡略化される などがあります。
パスワードをかけるなどクローズドなポートフォリオもありますが、公開しておくことで思いもよらぬクライアントから声がかかるケースもあります。 また、ポートフォリオサイトに必要なデータとしては下記のようなものがあります。
- プロフィールや公表できる実績
- 公表できる成果物
- 料金表
- 連絡先
Webデザイナーのポートフォリオ作りは、以下の記事を参考にするのがおすすめです。
フリーランスデザイナーの案件獲得方法【応用編】
フリーランスデザイナーが安定して案件を獲得するには、いくつかの活動を並行して行う必要があります。それぞれ得手不得手があると思いますので、ご自身のスタンスに沿った方法を組み合わせるとよいでしょう。
フリーランスデザイナーが案件を安定受注するには下記のような3つの方法があります。
方法1. SNSでの情報発信
SNSでの情報発信は、顧客との距離の近さが魅力です。SNSで情報発信を継続的に行うことにより、近い距離からアプローチをすることが可能です。
SNSで情報を受け取ってくれるユーザーは、少なからずあなたの活動に興味を持っている層です。電話帳を開いてあ行~わ行まで片っ端から電話をかけ続けるよりは、効率的に集客活動ができるでしょう。
また将来のクライアントから「このデザイナーは現在活動中なんだ!」と、認識してもらえるメリットもあります。
方法2. 既存顧客への「御用聞き」
一度取引をしたクライアントにも、定期的に連絡を入れたり挨拶をするようにしましょう。営業活動としては基本中の基本ですが、いわゆる「御用聞き」は積極的に行いましょう。
すでに取引があるため受注までのスキームも比較的スムーズですし、なによりも継続発注はフリーランスにとって「安定」に繋がります。
方法3. 「ご紹介」営業
可能であれば、既存のクライアントから更に新たなクライアントを紹介してもらえるように営業活動もしてみましょう。集客活動をせずとも、紹介のみで案件が安定的に受注できているフリーランスの多くは「ご紹介」営業が上手です。クライアントの満足度や納品物のクオリティが高ければ、ご紹介営業で安定受注できるケースも多く見られます。
しかし、上記のものはいきなり出来ることではありません。ある程度のスキルと実績が必要です。