GIFを利用するデメリット

先ほど解説したとおり、GIFには様々なメリットがあります。ただし、デメリットがないわけではありません。

・ 最大256色までしか使えない
・ 長尺には向いていない
・ 画像であるため音声が入らない

ここでは、GIFのデメリットを解説します。

最大256色までしか使えない

GIFは、最大256色までしか使えないデメリットがあります。これは、GIFを利用する上での最大のデメリットだと言えるでしょう。256色までしか使えないので、実写のような風景画像やイラスト、難易度の高いグラデーション作成には不向きです。

長尺には向いていない

GIFはあくまで画像の拡張子の1つです。動画のように再生時間のスクロールバーを作成することはできないため、長尺のアニメーションには向きません。また、再生時間が長くなるほど、動画データよりも画像データの容量のほうが大きくなる可能性も高まるので、再生されるまでの時間も長くなるというデメリットがあります。

したがって、GIFアニメーションは最長でも30秒程度に留めるのが望ましいでしょう。

画像であるため音声が入らない

GIFは画像であるため、音声を入れられません。そのため、ユーザーの五感に訴求したい場合は動画の利用を検討することを推奨します。

Facebookの動画広告でもGIFアニメが解禁

ここまで、GIFを利用するメリットとデメリットを解説しました。GIFのもう1つの重要なメリットとして、Facebookの動画広告でもGIFアニメーションの利用が解禁されたということが挙げられます。複数枚の画像を組み合わせてサービスや商品を訴求することで、ストーリー性のある広告配信ができ、CVR(成約率)やエンゲージメント率(反応率)を高められます。

実際に、Facebookの動画広告の話ではないものの、トヨタやユニクロのSNSアカウントでもGIFが使われています。海外のパソコンのブランドの1つでもある「DELL」は、GIFアニメーションを活用した広告配信により、CVRが広告配信前と比較して103%に向上したようです。