GIFの種類
GIFと一口に言っても、種類は「透明GIF」と「インターレースGIF」の2種類に分かれます。ここでは、それぞれの違いについてご紹介します。
透明GIF(透過GIF)
透明GIFは透過GIFとも呼ばれ、背景を透明表示にさせるために、画像内に使用されている特定の一色を透過色に指定するGIFになります。また、特定の一色を透過色に指定することで、画素がソフトウェアから透明だと認識されます。そのため、背景色の画素や代替画像の画素がそのまま表示されることが特徴です。
上記の仕組みはGIFの代替として開発されたPNGにも存在するため、透明GIFは「透過PNG」と呼ばれることがあります。
インターレースGIF
インターレースGIFとは、元々の画素のデータを、表示順とは異なる順番で入れ替え、最初の画素を表示するだけで全体を見渡せるようにするGIFのことです。通信回線が低速の場合は最初にモザイク状で表示され、受信するデータが大きくなるごとに鮮明に表示される仕組みとなっています。似たような仕組みがJPEGにも存在し、こちらは「プログレッシブJPEG」と呼ばれています。
GIFを利用するメリット
ここまで、GIFの概要や種類を解説してきました。ここからは、GIFを利用する3つのメリットをご紹介します。
・ 大半の環境でサポートされている
・ 容易に作成できる
・ 再生ボタンが不要
それぞれ順番に見ていきましょう。
大半の環境でサポートされている
上述したように、GIFは1980年代に開発された拡張子です。大半の環境でサポートされており、ユーザーの利用環境を選ばないため、基本的にはどのようなソフトウェアにも対応しています。そのため、当然ながらパソコンとスマートフォンのどちらでも利用可能です。
容易に作成できる
GIFは、比較的容易に作成できる拡張子になります。GIFアニメーションを無料で作成できるツールも複数存在し、動画を一から作成する場合と比較して時間もかかりません。画像データでアニメーションを作成した場合は、基本的にGIFを利用すると良いでしょう。
再生ボタンが不要
GIFアニメーションは、ユーザーが再生ボタンを押さなくても再生されるというメリットがあります。そのため、SNSでGIFアニメーションを含めた投稿をした場合、ユーザーの目に止まりやすくインプレッションを高めやすいです。動画の場合は再生ボタンが必要なので、非常に大きなメリットだと言えるでしょう。