働き方改革や新型コロナウィルスの影響により、システム開発をリモートで行う会社が増えてきました。それに伴い、プログラミング業務のリモート副業案件も増加しています。

2020年10月にIDC Japanが公表したCOVID-19パンデミック下における国内企業のITシステム開発体制に関する調査によると、緊急事態宣言中の企業のリモート開発実施率は約60%まで上昇しているとのこと。今後もリモート化がすすみ、プログラミングの副業案件はさらに、売り手市場になることが予測されます。

本記事では、実際に副業でプログラマーとして仕事をしている筆者が、プログラマーの副業実態や仕事の探し方について紹介します。

プログラマーの副業の実態

プログラマーの副業として、土日だけ在宅ワークをしている人が増えています。本業でリモートワークが増え、通勤時間がなくなったスキマ時間を使って、お小遣い稼ぎやスキルアップを目的に副業をする人が増えているようです。

またIT業界は人手不足でプログラミングの案件も増えており、現在プログラマーは売り手市場です。実務経験がある人ほど、より好待遇の案件を受注できます。現役プログラマーの方は、条件の良い案件が豊富な今こそ、副業を始めやすいタイミングかもしれません。

プログラマーの副業の仕事内容

ここでは、プログラマーの副業としてどのような案件があるのかを紹介します。

システム開発

システム開発では、業務システムの新規開発、機能追加、運用改善を行います。小規模なWebサイトを作成する案件もあれば、要件定義や詳細設計など上流工程を請け負う案件もあります。

大きな案件になるほど、チーム編成でプロジェクトを進めることが多いです。

アプリ開発

アプリ開発の受託案件では、企画書が定められており、要件定義された内容に従ってアプリを開発します。リリースに合わせて納期がしっかり定められていることが多いです。

企業から受注する形のほか、自作のアプリを作って広告収入で稼いでいる人もいます。自分のペースで開発でき、さらにスキルアップにもつながります。

ただし、個人アプリ開発の場合、以下のような注意点があります。

  • 企画から開発、運用まで1人で行う必要があるので、収益化まで時間がかかる
  • 作成したアプリが人気になるかはやってみないと分からない

収入の面を重視するなら、他の副業とあわせて挑戦することをおすすめします。

プログラミング講師

プログラミング講師とは、プログラミングスクールでプログラミングを教える講師を指します。

プログラミングの副業案件が増えているという背景から、プログラミングスクールも増えており、講師の需要も高まっているのです。担当講師が少ない言語であれば、時給も高い傾向にあります。

人に教えることで、スキルの向上や自分の知識の整理ができるというメリットもあるのでおすすめです。