目次
FX(外国為替証拠金取引)
 ・レバレッジ
 ・FXのリスク
 ・大きな損失を防ぐロスカット
不動産投資
 ・他人のお金で投資し、家賃で返済
 ・節税のほか、老後の年金や生命保険代わりにも
 ・インフレへのリスクヘッジ

FX(外国為替証拠金取引)

【入門編】投資初心者のための基礎知識〜株式投資、投資信託、ETF、FX、不動産投資、iDeCo〜
(画像=『RENOSYマガジン』より引用)

FX(外国為替証拠金取引)とは、日本円と外国通貨の取引を通じて、差益の獲得を目指す投資手法のことです。たとえば、1米ドルを100円で購入し、その後円安が進んで、1米ドル120円となった場合、購入した1米ドルを売却すれば120円となります。

FXで取引できる通貨は、円と米ドルだけではありません。FXが「ForeignExchange」の略称であるように、ヨーロッパのユーロやイギリスのポンド、あるいは豪ドルなど、さまざまな通貨と取引することが可能です。

【入門編】投資初心者のための基礎知識〜株式投資、投資信託、ETF、FX、不動産投資、iDeCo〜

レバレッジ

FXの取引は、証券会社などの取引業者に対し、担保となるお金(証拠金)を預けることによってはじまりますが、預けた資金の何倍もの取引を行う(=レバレッジ)ことも可能です。

たとえば、10万円の資金に対し、100万円の取引を行ったとしたら、そのレバレッジは10倍ということになります。なお、レバレッジは規制により25倍までが限度となります。つまり、10万円に対して250万円までとなります。

FXのリスク

レバレッジを効かせられるということは、それだけリスクもあることを意味します。もし損失が発生してしまった場合には、証拠金の不足分を補填(追証)しなければなりません。FXがハイリスク・ハイリターンな投資というイメージがあるのもそこに理由があります。

大きな損失を防ぐロスカット

相場の動きが予想に反した場合に損失も大きくなります。損失が一定以上発生したとき、FX会社によって強制的に決済される仕組みがロスカットです。ロスカット発生のタイミングは各社によって基準が異なりますが、たとえば証拠金維持率が100%以下になった場合などに、保有ポジションのすべてが強制的に決済されます。

不動産投資

【入門編】投資初心者のための基礎知識〜株式投資、投資信託、ETF、FX、不動産投資、iDeCo〜
(画像=『RENOSYマガジン』より引用)

不動産投資とは、特定の不動産や不動産関連の金融商品を購入し、そこから収益を得る投資手法のことです。大別すると、実物の不動産(マンションやアパートなど)に投資する「現物投資」と、金融商品である「REIT(不動産投資信託)」に分けられます。

一般的に不動産投資といえば、前者の現物投資を指します。現物の不動産投資には、購入した物件を貸し出して家賃収入を得る方法(インカムゲイン)と、物件を売却してその差額を利益とする方法(キャピタルゲイン)があります。

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他人のお金で投資し、家賃で返済

一般的に投資は自己資金の持ち出しで行いますが、不動産投資はローンを組み、銀行をはじめとする金融機関から融資(不動産投資ローン)を受けて物件を購入します。そのため手持ち資金が少なくても、金融機関の審査が通れば、巨額の投資を行うことが可能です。

入居率など事前にしっかりと調査を行うことができれば、ある程度の収益予測を立てたうえで返済していけるでしょう。

節税のほか、老後の年金や生命保険代わりにも

不動産投資にかかる費用を経費として計上して所得税を減らせたり(節税効果)、年金や生命保険代わりになったりするといったメリットがあります。安定した家賃収入は年金のようなものですし、団体信用生命保険に加入することで既存の生命保険と同様の働きをしてくれます。

インフレへのリスクヘッジ

インフレとは、モノの価値が上がり相対的にお金の価値が下がることを指します。そのため、現金を不動産に変えておけば物価価格とともに不動産の価格も上昇し、価値が目減りしません。インフレで現金の価値が下がった場合でも、現物資産のマンションの価値は物価価格とともにスライドするため、安定資産として価値があるといえるでしょう。