見知らぬ土地に不動産を購入する際は、物件だけでなく周辺の環境を知っておきたいもの。現在の様子はもちろん、未来のまちを事前に把握できると、購入物件の将来の資産価値も予想しやすくなります。「まちの住みやすさ発見!」では、さまざまな角度からまちのよさに迫ります。
今回は、再開発によって進化し続ける横浜の主要3駅(横浜、みなとみらい、桜木町)をご紹介します。
目次
神奈川県最大のターミナル駅「横浜」
・横浜駅情報
・横浜周辺の大規模再開発
桜木町・関内周辺エリア
・横浜市市庁舎移転新築⼯事
・横浜市役所跡地開発計画
神奈川県最大のターミナル駅「横浜」

横浜駅情報
横浜駅は、JR各線、京急本線、相模本線、東急東横線、横浜市営地下鉄ブルーライン、みなとみらい線が通る、一駅に乗り入れる鉄道事業社数が日本最多の大規模なターミナル駅です。
一日の乗車人員は419,440人とJR東日本エリア内で新宿駅、渋谷駅、池袋駅に次いで4番目の多さです(2019年度データ)。
新横浜駅まで行けば新幹線も利用でき、関東圏への移動もほぼ乗り換えなしでできるため、利便性も抜群です。
横浜周辺の大規模再開発
横浜は日本でも有数の規模を誇る大都市へと発展し、おしゃれで洗練された雰囲気で居住地や観光地としても人気の高いエリア。各社が毎年発表する「住みたい街ランキング」でも常にランクインしており、今後も居住ニーズは高まっていくことでしょう。
さらに、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて建設された商業施設やホテルなど、横浜の魅力や価値をより向上させるべく現在も再開発ラッシュが続いています。
今回は主な再開発情報をエリアごとに紹介します。
桜木町・関内周辺エリア
横浜市市庁舎移転新築⼯事

横浜市役所は関内駅前から馬車道駅に移転、市庁舎としては日本一の高さを誇る地上32階、高さ約155mの横浜市市庁舎として2020年1月に竣工し、6月から正式に利用されています。

ちなみにほぼ同じころ、横浜市役所から徒歩10分の横浜スタジアムも3年弱の増築改修工事が完了し(2020年2月)、約6,000席の増席がされました。
横浜市庁舎の1~2階には19店舗が出店する商業施設「LUXS FRONT(ラクシス フロント)」がオープンし、さまざまなジャンルの料理が楽しめるフードホールやレストランが設けられています。

横浜市役所跡地開発計画

そして、関内駅前にあった旧横浜市役所跡地に、新たに人を集めるスポット「KANNAI8(カンナイエイト)」が2025年に誕生します。
旧庁舎の一部建物は保存される形で、市役所の行政棟の1〜2階は商業施設、3〜8階は星野リゾートによるリノベーションが行われ、「レガシーホテル」として活用されます。

また、新築棟の低層階にはスポーツや音楽を中心としたコンテンツを開放的な雰囲気で楽しめる「ライブビューイングアリーナ」、10〜30階には総合大学やオフィスに伴う施設が誘致されているそうです。
「国際的な産学連携」「観光・集客」というテーマに沿った地区のにぎわいと活性化を目指しています。