キャピタルゲインの得やすさ
売買時の価格差によって利益を出す、キャピタルゲインの得やすさはどうでしょうか。
FXでは、キャピタルゲインは為替変動により発生します。値動きは通貨にもよりますが、比較的激しく、ハイリスクハイリターンといわれています。取引が迅速に行われることと、繰り返し取引が可能なこと、値動きが激しいことなどから、比較的キャピタルゲインが得やすいことはメリットといえます。
不動産投資では、購入時の価格よりも高い価格で売却することを狙うものですが、築年数に伴い建物の価値は一般的には下がるといわれており、ただ持っているだけで価格が上がるということは起こりづらいです。ただし、特定地域の地価が上昇した場合や、業者が複数の土地をまとめて一つの大きな土地にしたいなどの事情により高値で売ることができた場合、またリノベーションでバリューアップした後に売却する場合などに、キャピタルゲインによる利益が発生することがあります。
確率で考えるとキャピタルゲインを狙うなら、FXの方が現実的といえます。
インカムゲインの得やすさ
FXにおけるインカムゲインは、通貨ごとに金利差があることから、金利の高い通貨を持っている場合に得られるお金がインカムゲインとなります。これをスワップポイント、スワップ金利といいます。
例えば、金利0.01%の日本円で金利20%のトルコリラを買います。金利差は19.99%です。100万円分を1年預けていれば約20万円の利益を得ることができます。
ただ為替変動で通貨の価値が下がるとスワップポイントも安くなることに注意が必要です。
不動産投資におけるインカムゲインは「家賃収入」です。現代における不動産投資ではこのインカムゲインを目的に行われます。
部屋が常に入居者で埋まっていれば安定した額となり、外貨為替のように激しく値動きもしないため、収支の想定が立てやすいのがメリットといえます。