昨年12月、プーチン大統領はバイデン大統領とオンライン形式で直接協議する場を得、ロシアの意向をアメリカにはっきり伝えている。記事のタイトルも「プーチン氏、ウクライナのNATO非加盟要求」とあり、記事にはこう記述されている。
プーチン大統領は7日のバイデン米大統領とのオンライン協議で、緊迫するウクライナ情勢に関して「北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大を排除する信頼ある法的に定められた保証」を求める考えを伝えた。ロシアはウクライナがNATOに加盟すれば、勢力圏を大きくそがれ、対立する米欧中心のNATO軍がロシアに接近して自国の安全保障が損なわれると懸念している。プーチン氏は首脳協議で、ウクライナのNATO非加盟要求に加えて、攻撃兵器をロシアの隣接地域に配備しないことも「保証」に盛り込むよう求めた。
ロシアは2021年12月に欧州安保の新たな合意案を米国とNATOに提案し、1月26日には書面回答を受け取っていた。2月2日の記事によると、
書面回答ではNATO東方拡大停止などロシアの要求が明確に拒否され、プーチン氏は1日、兄弟国とみなす隣国ウクライナがNATOに加盟したら「我々はNATOと戦うことになるのか」と不満をあらわにした。
翌3日の記事、英国のジョンソン首相とロシアのプーチン大統領は2日、緊迫するウクライナ情勢について電話で協議した。当然物別れに終わるが、発言の一部が記載されている。
プーチン氏はジョンソン氏に対して、ロシアが安全保障について抱える懸念についてNATOが適切に対応していないと指摘した。NATOの東方拡大阻止の要求では譲らない姿勢を改めて強調した。