不動産投資歴約15年の編集メンバーが、不動産投資の種類について解説します。代表的な投資方法の6種類について、それぞれメリット・リスクをご紹介します。
不動産投資は、安定した収入があるだけでなく、税金対策、年金対策、生命保険対策などの利点があります。より良い条件で投資を始めるために、しっかり準備して不動産投資に取り組んで、資産を増やしましょう。
「不動産投資を検討しているが、どの様な種類があるのかぼんやりしている」という人は多いのではないでしょうか?各種の不動産投資について、その内容、どんな人に向いているのか、メリットとリスクを解説していきますので、「リスクを抑えた不動産投資」の参考にしてください。
全体像を把握した上で、自分に向いている不動産投資を選ぶことが、不動産投資成功の秘訣ということを念頭において、ひとつひとつ自分と比較して、読み進めていってください。
目次
代表的な不動産投資の6種類
区分マンション投資
・区分マンション投資のメリット
・区分マンション投資のリスク
代表的な不動産投資の6種類
代表的な不動産投資は、大きく分けて次の6種類に分かれます。
- 区分マンション投資
- 一棟投資
- 戸建て投資
- 不動産投資信託(J-REIT)
- 民泊
- 駐車場投資
私は、15年ほどの区分投資の経験がありますので、区分投資から解説していきます。
区分マンション投資
区分マンション投資とは、マンション一棟ではなく、その中の部屋単位で購入し、賃貸人と長期契約を交わして安定的に賃貸料を得る投資の種類です。アパートは1部屋単位での売買はほとんどありませんので、区分投資と言えば対象はマンションになります。
比較的低額から取り組めること、物件が多いこと、自分の賃貸や購入の経験を活かせる身近な投資など、区分投資は不動産投資の初心者に向いています。ただし、経験を積めば積むほど、購入や融資などの契約において、より良い諸条件へとステップアップを図ることが可能になり、中級者にもお勧めです。
次に、メリットとデメリットを見てみましょう。
区分マンション投資のメリット
- 物件価格が数百万円の低額から億を超える高額までと、投資金額の幅が広い
- 物件が多いので十分に比較検討して購入できる
- 売却が容易(株式投資の様に、当日の現金化は現実的ではありません。仲介契約、売買契約、売却先の融資手続きなどに数ヶ月かかるのが一般的です)
区分マンション投資のリスク
- 賃貸人の退室(空室リスク)により、収入ゼロのリスクがある(※)
- 修繕積立金を毎月払い続ける必要がある(賃貸収入がなくなったという事情で、支払いを保留できない)
- 一棟を所有していないので、管理・リフォーム・建替などにおいて、投資家自身がコントロール出来ない
※このリスクに対して、家賃保証を付ける、あるいは、サブリースの形態にすることでリスクを抑えることが出来ます。応分の手数料負担が必要なので、その分投資リターンは低くなります。