「ソラチカカード」では、リーズナブルな年会費でANAと東京メトロでマイルやポイントが貯まる。特にANAマイラーに人気のクレジットカードだ。ANA、東京メトロ、JCBの3社の優待が受けられるのも、人気の理由の1つ。このクレジットカードのメリット・デメリットを徹底解説していこう。

目次
1,「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」の3つのポイント
2,基本スペックと審査基準 定期券・オートチャージ機能付き
3,ポイント・マイルサービス、還元率 ANAマイルに集約できる
4,ポイント付与・還元率をアップする方法
5,「ソラチカカード」でのマイル獲得シミュレーション
6, 4つのメリット 割引優待が豊富
7, 2つのデメリット
8,「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」の評判・口コミは?
9,「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」がおすすめなのはどんな人?

1,「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」の3つのポイント

「ANA To Me CARD PASMO JCB」は通称「ソラチカカード」と呼ばれ、ANAマイルを貯めている人に人気のクレジットカード。以下の3つのポイントが、その人気の理由だ。

次からは、このカードの基本スペックや還元率、特典などを詳しく解説していく。

2,「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」の基本スペックと審査基準

「ソラチカカード」の申し込みを検討する前に、まずは基本スペックや審査基準などを押さえておきたい。

「ソラチカカード」の基本スペック――3つのポイントANAマイルに集約できる

国際ブランド JCB
年会費 2,200円(税込)※初年度年会費無料
家族会員1,100円(税込)※初年度年会費無料
ポイント・マイルサービス メトロポイント
Oki Dokiポイント
ANAマイル
通常マイル還元率 0.5%
ポイント交換対象 メトロポイント・Oki Dokiポイントは
ANAマイルに交換できる
ANAマイルは特典航空券などに交換できる
空港ラウンジサービス なし
付帯保険 海外旅行傷害保険(自動付帯)
国内航空傷害保険(自動付帯)
ショッピングガード(国内)
追加カード ETCカード
家族カード
電子マネー QUICPay
ANA QUICPay+nanaco
ANA PiTaPaカード

「ソラチカカードは」は東京メトロ、東急電鉄、東武鉄道、京急電鉄、相模鉄道、京王電鉄で発売している定期券を搭載することもできる。またPASMOオートチャージ機能もあるので、お得なだけでなく、電車移動のストレスを軽減してくれるはずだ。

「ソラチカカード」の審査基準――年収200万円以上が目安

審査基準そのものではないが、申し込み対象は「18歳以上でご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上で学生の方」となっている。世帯収入があれば、本人の収入の有無は特に問われないようだ。

通常、この価格帯の年会費の一般カードは、年収200万円以上で審査に通る可能性があるというが、「ソラチカカード」は少し審査が厳しいと言われている。口コミ情報によると、勤続年数やクレジットヒストリー(クレジット利用履歴)を重視しているようだ。勤続年数は1年以上、できれば3年以上はほしいところである。

なお、これまでにクレジットカードの利用代金支払いやカードローンの返済、携帯電話端末代金の分割払いなどで延滞があると、審査が厳しくなる。カードによっては1~2回の延滞があっても審査に通るものもあるが、「ソラチカカード」ではより厳しく判断されるようだ。

「ソラチカカード」の年会費を下げる方法

自動リボ払いサービス「スマリボ」に登録した上で1年間に1度でも利用すると、1,375円がキャッシュバックされる仕組みがある。これを利用すると年会費が下がったのと同じことになるが、利用金額等によっては、キャッシュバックの金額以上にリボ払い手数料がかかることになるので、利用の仕方が難しいサービスだ。

3,「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」のポイント・マイルサービス、還元率

「ソラチカカード」では2種類のポイントと1種類のマイルが貯まり、ポイントはマイルにまとめることができる。ポイント・マイルサービスの概要を紹介しよう。

貯まるポイントと還元率――通常還元率0.5% 「メトロポイント」、「Oki Doki ポイント」、「ANAマイル」が貯まる

「ソラチカカード」では、「メトロポイント」「Oki Dokiポイント」「ANAマイル」が貯まる。

・メトロポイント……東京メトロの乗車などで貯まる
東京メトロの定期券をカードで購入したり、PASMOで東京メトロに乗車したりすることでポイントが貯まる。その他のポイントが貯まる支払いを含め、「メトロポイント」の獲得ポイント数は以下のとおり。なお、1ポイントの価値は1円相当である。

利用項目 獲得ポイント
東京メトロの定期券購入
(カード支払い)
1,000円につき5P
PASMOによる乗車(平日) 1乗車につき5P
PASMOによる乗車(土休日・1乗車) 1乗車につき15P
「メトロポイントPlus加盟店」での
PASMO支払い(店舗)
200円につき1P
「メトロポイントPlus加盟店」での
PASMO支払い(自動販売機)
100円につき1P

・Oki Dokiポイント……通常のショッピングで貯まる
通常のショッピングなどクレジット利用で貯まるのは、JCBの「Oki Dokiポイント」だ。毎月の利用合計金額1,000円(税込)ごとに1ポイント(約5円相当)が付与されるので、ポイント還元率は約0.5%と考えていいだろう。

・ANAマイル……ANA利用で貯まる
ANAグループ便のほか、スターアライアンス加盟航空会社便の搭乗でフライトマイルが貯まる。ANAグループ便では、通常のマイルのほかボーナスマイルも付与される。

ポイント・マイルの交換対象――ANAマイルへ集中させるのが賢い

「メトロポイント」と「Oki Dokiポイント」は、他の主要ポイントやANAマイルに交換できる。

・メトロポイント……100メトロポイント→90ANAマイルに
10ポイント→10円分としてPASMOにチャージできるほか、ANAマイル、楽天スーパーポイント、nanacoポイントに交換できる。交換レートは、以下のとおり。

交換対象 交換対象単位 必要ポイント数
(メトロポイント)
ANAマイル 90マイル 100P
PASMOチャージ 10円分 10P
楽天スーパーポイント 500P 500P
nanacoポイント

・Oki Dokiポイント……コースは「マルチポイントコース5マイル」がおすすめ
各種賞品と交換できるほか、カード利用代金への充当、ネットショッピング代金への充当、他社ポイントやマイルに交換することもできる。

特徴的なのは、ANAマイルへは通常1ポイント→3マイルの交換レートとなるところ、この「ソラチカカード」では1ポイント→5マイルとなることだ。またメトロポイントへも、Oki Dokiポイント1ポイント(約5円相当)→メトロポイント5ポイント(5円相当)のレートで交換でき、200ポイントから移行できる。

なおマイルへの移行については、4つのコースが設けられている。

コース 1P
(Oki Dokiポイント
※1,000円分)
→マイルの交換レート
年間移行
手数料
(税込)
特徴
マルチポイント
コース 5マイル
1P→5マイル 無料 貯まったOki Dokiポイントを
手続きによって
マイルに移行する
マルチポイント
コース 10マイル
1P→10マイル 5,500円
マイル自動移行
コース 5マイル
1P→5マイル 無料 自動的にOki Dokiポイントが
マイルに移行される
マイル自動移行
コース 10マイル
1P→10マイル 5,500円

「マルチポイントコース」と「自動移行コース」の違いは、自動でANAマイルに交換されるかどうかだ。「マルチポイントコース」の場合、マイルに交換する煩わしさはあるものの、Oki Dokiポイントの有効期限が獲得月から2年、ANAマイルの有効期限はマイル獲得月から3年のため、合計で5年間となる。「自動移行コース」は、ポイント・マイルの有効期限が3年と短いものの、マイル交換手続きが不要だ。

それぞれ5マイルコースと10マイルコースが用意されているが、どちらを選べばいいのだろうか?10マイルコースは、どちらも年間移行手数料が5,500円(税込)かかる。「ソラチカカード」をメインカードとして使う人以外は、移行手数料無料の5マイルコースを選ぶのが賢明だ。

以上を踏まえると、ポイント・マイルを5年間保有できて、移行手数料もかからない「マルチポイントコース5マイル」を第一候補として考えるのがいいだろう。

・ANAマイル……マイルが使えない時はANAコインも選択肢に
ANAマイルは特典航空券に交換できるほか、「ANAコイン」や他社ポイントに交換することもできる。ここでは、人気の渡航先の特典航空券への交換に必要なマイル数を紹介しよう。

国内線特典航空券必要マイル数(東京からの片道)

秋田、庄内、仙台、
新潟、八丈島、富山、
小松、能登、名古屋、大阪
沖縄 石垣、宮古
ローシーズン 5,000マイル 7,000マイル 8,500マイル
レギュラーシーズン 6,000マイル 9,000マイル 1万マイル
ハイシーズン 7,500マイル 1万500マイル 1万1,500マイル

国際線特典航空券必要マイル数(日本からの往復・エコノミークラス)

ソウル 中国・
台北・
マニラ
東南
アジア・
インド
ハワイ 北米 ヨーロッパ・
ロシア
オセアニア
ローシーズン 1万
2,000
マイル
1万
7,000
マイル
3万
マイル
3万
5,000
マイル
4万
マイル
4万
5,000
マイル
3万
7,000
マイル
レギュラー
シーズン
1万
5,000
マイル
2万
マイル
3万
5,000
マイル
4万
マイル
5万
マイル
5万
5,000
マイル
4万
5,000
マイル
ハイシーズン 1万
8,000
マイル
2万
3,000
マイル
3万
8,000
マイル
4万
3,000
マイル
5万
5,000
マイル
6万
マイル
5万
マイル

なお、表にある「ローシーズン」は航空機利用者が比較的少ない時期、「ハイシーズン」は混み合う時期、「レギュラーシーズン」はその中間にあたる時期を指している。「ハイシーズン」では、ANAの会員グレードが高くないと特典航空券が取れないことも多い。

そんな時に役に立つのが、ANAマイルから交換できる「ANAコイン」だ。このコインは、ANAサイト上で現金同様に使用することができる。交換レートは、交換数によって異なる。

交換レート 交換マイル数 交換後コイン数
1倍 1~9,999マイル 1~9,999コイン
1.2倍 1万マイル 1万2,000コイン
1.2倍 2万マイル 2万4,000コイン
1.2倍 3万マイル 3万6,000コイン

マイルとの併用はできないが、現金との併用はできる。マイルで取得する特典航空券に比べるとレートはやや悪くなってしまうが、お得な手段ではあるので覚えておきたい。

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4,ポイント付与・還元率をアップする方法 ボーナスマイルやOki Dokiランドの利用

JCBとANAと東京メトロがコラボレーションしたクレジットカードということで、ポイント付与・還元率をアップする方法もそれぞれにある。特に押さえておきたい「Oki DOkiポイント」と「ANAマイル」で、よりお得になる方法を紹介しよう。

「Oki Dokiポイント」のポイントアップ方法――スターメンバーズとOki Dokiランド

JCBのポイントサービスである「Oki Dokiポイント」の付与・獲得率をアップさせる方法は、主に2つある。

・ 方法1,「JCBスターメンバーズ」の適用を受ける
「JCBスターメンバーズ」は、年間利用金額に応じたボーナスポイントアップの仕組みだ。その翌1年間、最高25%までポイントアップされる。ポイントアップ率は、以下のとおり。

1年間のカード
利用額合計(税込)
翌年のポイントアップ率
100万円以上 20%アップ
50万円以上 10%アップ

・ 方法2,「Oki Dokiランド」を経由したネットショッピング
ポイントサイト「Oki Dokiランド」を経由したネットショッピングで2~20倍のポイントが貯まる。登録ショップは、Amazon、楽天市場、Yahoo!JAPANショッピングなど約400店舗。

「AMAマイル」のポイントアップ方法――ボーナスマイルや加盟店利用

ANAのマイルボーナス、付与・還元率アップする方法で注目したいのは、以下の2つだ。

・方法1,「ソラチカカード」特典のボーナスマイル
「ソラチカカード」では、入会時とカード継続時にそれぞれ1,000マイルのボーナスマイルがもらえる(本会員のみ)。また、搭乗時には搭乗マイルのほかに、10%のボーナスマイルが加算される。

ボーナスマイル

入会マイル 1,000マイル
継続マイル 1,000マイル
搭乗ボーナスマイル フライトマイルに10%加算

・方法2,「ANAカードマイルプラス加盟店」を利用する
ANAカードマイルプラス加盟店でカードを利用すると、クレジット利用ポイントのほかにマイルが直接貯まり、実質的にマイルアップとなる。

加盟店には、ANAやANAグループ店舗のほか、ホテル、お土産店・免税店、レンタカー、レストラン、百貨店・ショッピングモール、スーパー・コンビニ・ドラッグストア、総合通販、レジャー施設、ゴルフ場、ファッション・インテリア、家電量販店、スポーツ用品店などがある。

100円(税込)または200(税込)につき、1マイルが貯まる。

5,「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」のポイント・マイルシミュレーション

ANAマイルが直接貯まり、別のポイントもANAマイルに効率的に集約できる「ソラチカカード」。どのくらいのマイルが貯まるのか、シミュレーションしてみよう。

陸でのクレジット利用によるポイント獲得シミュレーション

利用項目 利用金額 獲得ポイント
東京メトロ定期券 1万5,000円 75P(メトロポイント)
メトロ土日休日乗車 4,000円
(乗車回数20回)
300P(メトロポイント)
「メトロポイント
Plus加盟店」での
PASMO支払い(店舗)
1万円 50P(メトロポイント)
「メトロポイント
Plus加盟店」での
PASMO支払い
(自動販売機)
3,000円 30P(メトロポイント)
クレジット利用
※スターメンバーズ
20%アップ適用
15万円
(定期券購入代・
PASMOチャージ込み)
180P(Oki Dokiポイント)

空での利用によるマイル獲得シミュレーション

年に1回、夏休みシーズンにANAで羽田から那覇への便に搭乗した場合、片道分で

となり、往復で2,164マイル。その航空券を9万円で購入したとすると、「Oki Dokiポイント」が90ポイント、ANAカードマイルプラス加盟店での付与マイルは900マイル。

さらに、入会・継続マイルとして年間1,000マイルも加わることになる。

陸と空での合計獲得マイルシミュレーション

以上の獲得ポイント・マイルをまとめると、年間では以下のようになる。

5マイルコースを選んで、メトロポイントとOki DokiポイントをすべてANAマイルに移行した場合は、

となり、ANAマイルが合計で2万174マイル貯まる。

これは、レギュラーシーズンの東京-沖縄間往復の特典航空券や、ローシーズンの東京-マニラ間往復の特典航空券に交換できるマイル数だ。飛行機の利用が多くなくても、東京メトロやソラチカカードを普通に使っているだけで、かなりのマイルを獲得できることがわかるだろう。

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6,「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」の4つのメリット

ポイント・マイルサービスのほかに、このカードで得られる4つのメリットを紹介しよう。

メリット1,ANAグループの各種優待を受けられる

このカードでは、ANAグループで以下のような優待を受けられる。

メリット2,東京メトロ駅周辺施設などで各種優待を受けられる

東京メトロの駅周辺にある「To Me CARD」提携施設で、以下のような優待を受けられる。

「To Me CARD」提携施設での各種優待(一部抜粋)

駅施設名 店舗名 優待内容
Echika表参道 Bistro LYON
VIETNAMESE CYCLO
表参道グリル
500円(税込)以上利用で
ソフトドリンク1杯サービス
Re.Ra.Ku ボディケア・フットケアを前日までに
予約すると10%オフ
Echika池袋 Rainbow SPECTRUM オリジナルノベルティプレゼント
Ruam Ruam
Health& Beauty MALL
足裏整体リフレクソロジー60分以上利用で
オプションのアロマオイル無料
Esola池袋 アイシティ コンタクトレンズ10%オフ
香家
Hong Kong Dining
ミニ杏仁豆腐サービス
餃子のテムジン 10%オフ
メトロ・エム
後楽園
北の味紀行と地酒
北海道
10%オフ
シャンプー コーティングトリートメント
2,000円 → 1,000円(税別)
ジンズ 定価商品5%オフ
渋谷
メトロプラザ
プロント
渋谷宮下公園店
10%オフ
丸亀製麺 うどん注文で温泉たまご1個サービス
NIJYU-MARU 10%オフ
カレッタ汐留 日乃屋カレー 温玉または生卵サービス
香港屋台
カンフーキッチン
本日のデザートサービス
その他 三越 1,000円(税込)につきメトロポイント5P
ホテル椿山荘東京 対象レストランの飲食代10%オフ
ルミネtheよしもと 当日券を前売り料金で購入できる
地下鉄博物館 記念品プレゼント
東京国立博物館 総合文化展の観覧料100円オフ
オリックスレンタカー 10~55%オフ

メリット3,JCBが提供する各種優待を受けられる

JCBが提供する以下のような優待を受けられる。

メリット4,最高1,000万円の旅行傷害保険が自動付帯、ショッピング保険も

このカードには、旅行傷害保険とショッピング保険が付帯する。補償内容は以下のとおり。

・旅行傷害保険……海外、国内ともに自動付帯
海外旅行傷害保険と国内航空傷害保険は、いずれも自動付帯で補償額は最高1,000万円。国内航空傷害保険は航空機利用中にケガを負った場合に補償されるものであり、搭乗中はもちろん航空機搭乗者が入れる飛行場内エリアでのケガも補償対象となる。搭乗機は、ANA便以外も対象だ。

海外旅行傷害保険(自動付帯)

保険項目 保険金額
傷害による死亡 1,000万円
傷害による後遺障害 40万~1,000万円
救援者費用(年間の限度額) 100万円

国内航空傷害保険(自動付帯)

保険項目 保険金額
傷害による死亡 1,000万円
傷害による後遺障害 40万~1,000万円

・ショッピングガード保険(国内)……年間最高100万円
国内で、カードで購入した商品が購入日から90日以内に破損・盗難などの被害にあった場合、年間最高100万円まで補償される(1事故につき自己負担額1万円)。

7,「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」の2つのデメリット

メリットの多い「ソラチカカード」にも、デメリットがある。それは、以下の2点だ。

デメリット1,「Oki Dokiポイント」の通常還元率が高くない

「Oki Dokiポイント」は、通常のポイント還元率が約0.5%と高くない。

デメリット2,「Oki Dokiポイント」から移行した場合のマイル還元率が高くない

「Oki Dokiポイント」からANAマイルに移行した場合のマイル還元率は0.5%。特別低いわけではないが、航空会社提携カードであることを考えると、物足りない印象がある。

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8,「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」の評判・口コミは?

ここからは実際に「ソラチカカード」を利用しているユーザーがどういったメリット・デメリットを感じているのかを見ていこう。

ソラチカカードの良い評判・口コミ

ANAマイルを貯めるのに、非常に有効という声がこのクレジットカードのメリットとして多く聞かれた。

Y.Mさん|30代女性
事務職の会社員

サブのクレジットカードとして持っていますが普段の通勤や休日の外出で東京メトロを利用する事が多く、メインのクレジットカードでANAのマイルを貯めているので、大変お得に利用できていると感じています。オートチャージ設定をしておくと、チャージ残高を確認する煩わしさが無くなったのも便利だと感じています。

S.Gさん|30代女性
専業主婦

飛行機のANAと電車の東京メトロ(PASMO)が提携したクレジットカードで、入会や継続の特典として毎年1,000マイルが付与されるため実質年会費無料になるところです。またTokyo Metroに乗車するだけでもポイントがざくざくつくので、マイルがためやすいのもポイントです。

N.Mさん|40代女性
事務職

メリット1,ANAと連携しているものは年会費有料ですが、「To Me CARD 一般」なら年会費無料! メリット2,PASMOで乗車ポイント!1乗車につき、平日2ポイント、土休日6ポイント付きます。 メリット3,記名PASMOに、オートチャージ設定!PASMOと一体型ではありませんが、PASMOだけ持っていれば、メトロ乗車も電子マネー利用もOKです。

ソラチカカードのデメリット・改善してほしいところ

デメリットとしては年会費がかかること、ポイントサービスが猥雑という点が上がっている。

S.Gさん|30代女性
専業主婦

ポイントが色々な方法でためることができるのでざくざくたまっていき利用価値が高いカードではあるのですが、様々な形でのポイント付与なため、移行する手間や時間がかかってしまうことです。少しややこしく最初理解するのに時間がかかったのがデメリットです。

Y.Mさん|30代女性
事務職の会社員

年会費がかかること。継続のボーナスマイルはもらえますが、年会費が無料のクレジットカードが多い中、サブのクレジットカードに2,000円の年会費がかかるのが悩みどころです。またカードブランドがJCBのみで、QRコード決済などで利用できないことが多いことも…定期券の利用や東京メトロの乗車が少なくなれば、他のANAカードへの移行を考えています。

N.Mさん|40代女性
事務職

デメリット1,年会費無料の「To Me CARD 一般」は、クレジットカード単体で、PASMOと一体型ではありません。 デメリット2,年会費有料のTo Me CARDに比べて、乗車ポイント還元率が低く、クレジットカードのその他のポイントがつきません。

9,「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」がおすすめなのはどんな人?

ANA便をよく利用する人にメリットの多いカードと言えるが、頻繁に飛行機を利用する場合は「ANAワイドゴールド」など、さらに効率良くフライトマイルが貯まるクレジットカードもある。

一方で、「メトロポイント」→「ANAマイル」の移行はレートが良く、お得感があることから、東京メトロを日常的に利用する人にもおすすめのカードと言えるだろう。

まとめると、「東京メトロを日常的に利用するが、ANA便の利用は年に1~2回で旅行の時だけ」という人は「ソラチカカード」がおすすめだ。空だけでなく陸でもマイルを貯める、いわゆる「陸マイラー」にとって、使い勝手の良いカードとなるだろう。

モリソウイチロウ
執筆・モリソウイチロウ
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカードに詳しく、専門サイトでの執筆も行っている。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカードに詳しく、専門サイトでの執筆も行っている。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。

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