PASMO一体型のクレジットカードは、買物だけでなく電車・バスの利用でもポイントが貯まる。PASMOを電子マネーとしての使うのはもちろんのこと、カードで買物することによってもポイントが還元されるのも特徴だ。PASMOオートチャージもできるなど、さまざまな特典があるおすすめのPASMO一体型カードを紹介する。

目次
1,PASMO一体型クレジットカードのメリット
2,おすすめクレジットカード5枚の基本スペック
3,おすすめカード1,「ソラチカカード」
4,おすすめカード2,「TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO」
5,おすすめカード3,「東京スカイツリー東武カードPASMO」
6,おすすめカード4,「京王パスポートPASMOカード VISA」
7,おすすめカード5,「Tokyo Metro To Me CARD Prime」
8,おすすめカード6,「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」
9,おすすめカード7,「ソラチカゴールドカード」
10,おすすめカード8, 「スーパーICカード TOKYU POINT PASMO 三菱UFJ-VISA」
11,ポイントをより効率的に貯めるには?

1, PASMO一体型クレジットカードを持つメリット

交通系ICカード「PASMO」は、首都圏の鉄道・バスのほか、首都圏・仙台・新潟・札幌の各Suicaエリアでも使え、多くの店舗で電子マネーとしても利用できる便利なカードだ。

2018年10月15日からは、セブン-イレブンに設置されているセブン銀行ATMでもチャージができるようになった。ますます利便性の高まるPASMOだが、PASMO一体型クレジットカードへ切り替えることで、さらに利用シーンが広がる。同時にポイントも貯められるので、使わない手はないだろう。

2,おすすめのPASMO付きクレジットカード5枚の基本スペックを比較

まずは、ここで紹介する5枚のカードの基本スペックを紹介しよう。
 

カード名 ソラチカカード
(ANA To Me CARD
PASMO JCB)
TOKYUCARD
ClubQJMB PASMO
Tokyo Metro To Me CARD Prime 京王パスポート
PASMOカード VISA
東京スカイツリー
東武カード PASMO
デザイン
国際カード
ブランド
JCB Mastercard
/Visa
Visa/JCB
/Mastercard
Visa Visa/JCB
/Mastercard
年会費 2,200円(初年度無料) 1,100円(初年度無料) 2,200円(初年度無料)
※年間50万円以上の
ショッピング利用で
翌年度無料
262円(初年度無料)
※年1回のオートチャージ
利用で翌年度無料
1,100円(初年度無料)
還元率
(通常時)
0.5% 1.0% 0.5% 0.5% 0.5%
ポイント
サービス
・メトロポイント
・Oki Dokiポイント
・TOKYU POINT
・プレミアムポイント
・メトロポイント
・OkiDokiポイント(JCB)
・わいわいプレゼント
(Visa、Mastercard)
・Vポイント
・京王グループ共通ポイント
・東武グループポイント
付帯保険 ・海外/国内最高1,000
万円旅行傷害保険
・年間最高100万円の
ショッピング保険(海外)
・海外/国内最高1,000
万円の旅行傷害保険
・最高2,000万円の海外
旅行傷害保険
(Visa、Mastercard)
・100万円限度の
ショッピング保険
・最高2,000万円の
海外旅行傷害保険
・年間100万円限度
のショッピング保険
公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト

3,おすすめカード1,「ソラチカカード」 東京メトロでポイント2重取り!陸マイラーにおすすめの1枚

まずおすすめしたいのが、ANAマイルを貯めている人に人気の「ANA To Me CARD PASMO JCB」、通称「ソラチカカード」だ。

「ソラチカカード」の基本スペック 年会費は初年度無料、2年目以降2,000円

国際カードブランドはJCBで、年会費は初年度無料で2年目以降は2,200円(税別)。入会時にはボーナスマイルとして1,000マイルが付与され、毎年のカード継続で1,000マイルのボーナスマイルがそれぞれ付与される。

貯まるポイントと還元率 

「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」はで貯まるポイントは、以下の2つだ。

  • 東京メトロへの乗車で貯まるメトロポイント
  • JCBのOki Dokiポイント

オートチャージ分も、ポイント付与の対象になる。

メトロポイントが貯まるのは、東京メトロの乗車(定期券面区間外)、定期券の購入、東京メトロの駅テナント「メトロポイントPlus加盟店」(自販機含む)。レートは以下のとおりだ。
 

支払先 種別 付与されるメトロポイント
東京メトロ乗車
(定期券外)購入
平日 5ポイント
土日休日 10ポイント
東京メトロ定期券購入 1000円→5ポイント(0.5%)
メトロポイント
Plus加盟店での利用
店舗 200円→1ポイント(0.5%)
自販機 100円→1ポイント(1%)

さらに東京メトロの定期券購入やクレジット支払いで、JCBのOki Dokiポイントが付与される。
 

支払先 付与Oki Dokiポイント
東京メトロ定期券購入 1,000円→1ポイント
※5円相当(0.5%)
クレジット支払い
(含:PASMOオートチャージ)

定期券購入では、メトロポイントの還元率0.5%にOki Dokiポイントの還元率0.5%が加わり、合計還元率は1%になる。

メトロポイントとOki Dokiポイントの交換先 ANAマイルへの交換がお得

メトロポイントは、1ポイント1円のレートでPASMOにチャージできるだけでなく、楽天スーパーポイントやnanacoポイントなどにも交換できる。一方Oki Dokiポイントは、さまざまな商品やポイントに交換できる。

使い道はさまざまだが、「ソラチカカード」には「マルチポイントコース」と「マイル自動移行コース」が用意されている。「マイル自動移行コース」は、1Oki Dokiポイントを自動的にANAマイルに移行してくれるというもの。1ポイント→5マイルと1ポイント→10マイルのプランがあり、後者の場合は年間5,500円(税込)かかる。上級陸マイラー以外は、5マイルコースを選ぶといいだろう。

コースと移行レート

コース 移行レート マイル以降手数料
マイル自動以降
コース10マイル
1Oki Dokiポイント→10マイル 5,500円(税込)
マイル自動以降
コース5マイル
1Oki Dokiポイント→5マイル 無料
マルチポイント
コース10マイル
1Oki Dokiポイント→10マイル 5,500円(税込)
マルチポイント
コース5マイル
1Oki Dokiポイント→5マイル 無料

また、メトロポイントとANAマイルの相互交換もできる。交換レートは1万マイル→メトロポイント1万ポイント、メトロポイント100ポイント→90マイル。

  • 東京メトロの定期券購入では、Oki Dokiポイントとメトロポイントが2重取りできる
  • 定期券区間外でメトロに乗ればメトロポイントが貯まる
  • PASMOオートチャージを含むクレジット利用ならOki Dokiポイントが貯まる

メトロポイントとOki Dokiポイントは、それぞれANAマイルへ交換できるため、効率良くマイルを貯めることができる。なお、ANA搭乗時は搭乗マイルに加え、10%のボーナスマイルが付与される。

そのほか、海外・国内最高1,000万円の旅行傷害保険と、海外でのショッピング分に年間最高100万円のショッピングガード保険(1事故につき自己負担額1万円)が付帯する。
 

4, おすすめカード2,「TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO」 東急線の定期券購入で最大3%還元

PASMO利用や定期券購入でTOKYU POINTが貯まる「TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO」。オートチャージ分もポイントが還元されるお得なクレジットカードだ。

「TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO」の基本スペック 年会費は初年度無料、2年目以降は1,000円

「TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO」の国際カードブランドは、MastercardまたはVisa。年会費は初年度無料で、2年間以降は1,000円(税別)だ。

貯まるポイントと還元率 PASMOオートチャージでも1%ポイント還元!

「TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO」では、PASMOへのチャージや定期券購入で「TOKYU POINT」が、クレジットカード利用で「プレミアムポイント」が付与される。付与される条件と還元率は以下のとおりだ。
 

支払先 付与ポイント 還元率
PASMO定期券購入 TOKYU POINT 1%
東急線いちねん定期 TOKYU POINT 3%
PASMOオートチャージ
(含:世田谷線・東急バス)
プレミアムポイント

TOKYU POINT
プレミアムポイント 0.5%

TOKYU POINT 0.5%
クレジット支払い プレミアムポイント 1%
TOKYU POINT加盟店での提示 TOKYU POINT 最大10%

ポイント還元率は、表のとおりクレジット支払いで1%、PASMOへのオートチャージや東急線定期券購入で1%、東急線いちねん定期(1年分をまとめて購入する定期)で3%だ。そのほか、東急グループ・提携企業の店舗でもポイントが付与され、現金払いではカード提示のみで最大10%が付与される。

ポイントの交換先 JALマイルとTOKYU POINTとの相互交換もできる

貯まったTOKYU POINTは東急グループ加盟店で利用できるほか、10ポイント→10円としてPASMOにチャージすることもできる。

カードにはJALマイレージバンク機能もあり、JALなどの航空機利用でマイルが貯まる。TOKYU POINTとJALマイルは相互交換もでき、交換レートは2,000ポイント→1,000マイル、1万マイル→1万ポイントだ。

また、海外・国内ともに最高1,000万円の旅行傷害保険も付帯する。注意したいのは、クレジット利用明細の書面受け取りを希望すると、クレジット利用分に付与されるポイント還元率が0.5%になってしまうことだ。
 

5, おすすめカード3,「東京スカイツリー東武カードPASMO」 東武線の特急券購入で最大10%還元

国際カードブランドをVisa、Mastercard、JCBから選べる「東京スカイツリー東武カードPASMO」。年会費は初年度無料、2年目以降は1,000円(税別)かかるが、年間クレジット利用が10万円以上なら1,100ポイント(1,100円相当)が付与されるため、年会費は実質無料と考えていいだろう。

貯まるポイントと還元率 クレジット支払いで東武グループポイント0.5%付与

付与されるポイントは、東武グループポイント。クレジット支払いや定期券・特急券の購入などで付与される。
 

支払先 ポイント還元率
クレジット支払い 0.5%
東武線の定期券購入 1.5%
チケットレスサービスを使用した
特急券などの購入
3%~最大10%

表のとおりクレジット支払いで0.5%、東武線の定期券購入で1.5%のポイントが付与されるほか、携帯電話で特急券などを購入するチケットレスサービスを使い、クレジットで支払うと3%、特急列車の時間帯によっては2%または7%ポイントが加算されるため、最大で10%になる。

ただし、クレジット利用分へのポイント付与は1回の利用額が1,000円以上の場合のみで、それ以下の少額決済ではポイントが貯まらないので注意したい。

そのほか、東武グループ各施設でボーナスポイントが貯まる。貯まる条件や付与されるボーナスポイントは以下のとおりだ。
 

支払い先 利用額、利用条件 付与ボーナスポイント
東武百貨店 初年度1,000円以上(税別) 3%
20万円未満 3%
20万円以上50万円未満 5%
50万円以上 7%
東京スカイツリー
すみだ水族館
100円(税込) 1%
東京ソラマチコニカミノルタ
プラネタリウム
クレジット支払い 2%
現金時カード提示 1%

このほか、東京スカイツリーで展望デッキ当日券の割引優待や、東京スカイツリータウン駐車場の2時間無料サービスなどもある。

ポイントの交換先 商品やお買物券に交換できる

貯めたポイントは

  • 商品(3,000ポイントから)
  • 東武グループポイントのお買物券(1,000ポイントから)

に交換できる。

商品に交換する場合は、会員専用ウェブサービスから申し込む。お買物券は、各地の東武百貨店や東武ストアなどに設置されている「東武カードポイントターミナル」で引き換えることができる。

6, おすすめカード4「京王パスポートPASMOカード VISA」 定期券購入でポイントの2重取りができる 

京王線の定期券購入でポイントを2重取りできるのが、「京王パスポートPASMOカードVISA」だ。

「京王パスポートPASMOカード VISA」の基本スペック 初年度無料、2年目以降は実質無料

国際カードブランドはVisaのみ。年会費は初年度無料、次年度以降年会費は239円(税別)。ただし、年1回のオートチャージ利用で翌年度の年会費が無料になるため、年会費は実質無料と考えていいだろう。

貯まるポイントと還元率 三井住友カードのポイントと京王グループ共通ポイント付与で最大1.5%

「京王パスポートPASMOカード VISA」で貯まるポイントは、以下の2つだ。

  • クレジット支払いでVポイント(三井住友カードのポイント)
  • 京王グループの利用で京王グループ共通ポイント

それぞれの支払先での付与ポイント、還元率は以下のとおり。
 

支払い先 付与ポイント 還元率
クレジット支払い
(含:PASMOオートチャージ)
Vポイント 200円→1ポイント
(0.5%)
PASMO利用 京王グループ共通ポイント 1%
京王グループの電車
バス定期券のカード購入
Vポイント

京王グループ共通ポイント
0.5%

1%
同日に京王の電車とバスに乗車
京王の電車とタクシーに乗車
京王グループ共通ポイント 1日につき20ポイント
(20円相当)
京王ポイント加盟店の利用 京王グループ共通ポイント 0.5~10%

特にお得なのが、「京王グループの電車・バスの定期券」の購入だ。ポイントを2重取りできるので、還元率は1.5%になる。

ポイントの交換先 他社ポイントやマイルへの交換もできる

Vポイントの利用方法は、以下のとおりだ。

  • 景品交換
  • Vポイントモールでの使用
  • 他社ポイントに交換

交換できる他社ポイントは、楽天スーパーポイント、nanacoポイント、WAONポイント、ANAマイルなど。5ポイント→3円のレートでキャッシュバックもできる。Vポイントから交換できる主なポイントとレートは、以下のとおり。
 

交換先ポイント等 Vポイント→交換先ポイント数
楽天スーパーポイント 500P→500P
楽天Edy 500P→400P
Tポイント 500P→400P
Pontaポイント 500P→400P
nanacoポイント 500P→400P
WAONポイント 三井住友カードWAON:500P→500P
その他WAON:500P→400P
京王グループ共通ポイント 500P→500P
ANAマイル 500P→300マイル
キャッシュバック 5P→3円

京王グループ共通ポイントは、景品交換や京王グループの店舗で支払いに充当できる。その場合のレートは、1ポイント→1円だ。

また最高2,000万円の海外旅行傷害保険と、年間100万円限度のショッピング補償が付帯する。

7,おすすめカード5, 「Tokyo Metro To Me CARD Prime」 東京メトロで効率よくポイント獲得

東京メトロに乗る機会の多い人が検討したいのが、「Tokyo Metro To Me CARD Prime」。このカードと「ソラチカカード」のどちらを選ぶかは、ANAマイルを貯めているか否かで決まるだろう。「Tokyo Metro To Me CARD Prime」では、直接ANAマイルが付与されることはない。

「Tokyo Metro To Me CARD Prime」の基本スペック 初年度無料で2年目以降2,000円

国際カードブランドはJCB、NICOSカード発行の場合はVisaまたはMastercardを選べる。年会費は初年度無料で、2年目以降は2,200円(税込)。年間50万円以上のショッピング利用で、次年度は無料になる。入会時に、ボーナスポイントしてメトロポイント800ポイントが付与される。

貯まるポイントと還元率 メトロポイントとクレジットカードのポイントが貯まる

「Tokyo Metro To Me CARD Prime」では、以下の2つのポイントが貯まる。

  • メトロポイント(東京メトロへの乗車で貯まる)
  • クレジットカードのポイント

メトロポイントの支払先や付与ポイントは、以下のとおりだ。
 

支払先 種別 付与ポイント
東京メトロ乗車(定期券外) 平日 10ポイント
土日休日 20ポイント
メトロポイントPlus加盟店での利用 店舗 200円→1ポイント(0.5%)
自販機 100円→1ポイント(1%)

JCBブランドではクレジット支払い1,000円ごとに1Oki Dokiポイント(5円相当)が、VisaまたはMastercardでは1,000円ごとにわいわいプレゼントが1ポイント(5円相当)付与される。
 

国際ブランド 付与ポイント 還元率
JCB Oki Dokiポイント 1,000円→1ポイント
※5円相当(0.5%)
Visa
Mastercard
わいわいプレゼント 1,000円→1ポイント
※5円相当(0.5%)

また年間利用額に応じて、以下のボーナスポイント付与またはポイントアップがある。
 

ボーナスポイント・ポイントアップ付与条件 付与ポイント・ポイントアップ率
JCB 年間利用額30万円以上 100ポイント
年間利用額50万円以上 300ポイント
年間利用額100万円以上 1,000ポイント
Visa/MasterCard 年間利用額50万円以上
100万円未満
翌年度10%アップ
年間利用額100万円以上 翌年度20%アップ

ポイントの交換先 PASMOへのチャージ、主要他社ポイント・ANAマイルへの交換もできる

メトロポイントはPASMOにチャージできるだけでなく、楽天スーパーポイントやnanacoポイントなどの他社ポイント、ANAマイルなどに交換できる。
 

メトロポイントの主な交換先 交換レート
(メトロポイント→交換先ポイント)
ANAマイル 1,000ポイント→600マイル(0.6%)
楽天スーパーポイント 500ポイント→500ポイント(1%)
nanacoポイント 500ポイント→500ポイント(1%)
PASMOチャージ 1ポイント→1円

ANAマイルへの交換では、「ソラチカカード」であれば100円→90マイルなので、還元率が下がることに注意したい。

なお、Oki Dokiポイント・わいわいプレゼントともに、他社ポイントやマイルに交換できる。条件は以下のとおりだ。
 

ポイント 交換先 交換レート
(ポイント→交換先ポイント)
Oki Dokiポイント ANAマイル 1ポイント→3マイル
(500ポイント以上から)
JALマイル 1ポイント→3マイル
(500ポイント以上から)
Tポイント 1ポイント→4ポイント
(500ポイント以上100ポイント単位)
nanacoポイント 1ポイント→5ポイント
(200ポイント以上から)
dポイント 1ポイント→4ポイント
(200ポイント以上)
WAONポイント 1ポイント→4ポイント
(200ポイント以上から)
Pontaポイント 250ポイント→1,000円ポイント
(250ポイント単位)
楽天Edy 1ポイント→3円分
(200ポイント以上から)
キャッシュバック 1ポイント→3円
(1ポイント単位)
わいわいプレゼント JALマイル 200ポイント→400マイル
Tポイント 200ポイント→800ポイント
nanacoポイント 200ポイント→600ポイント
dポイント 200ポイント→800ポイント
WAONポイント 200ポイント→600ポイント
Pontaポイント 200ポイント→800ポイント
楽天スーパーポイント 200ポイント→800ポイント
キャッシュバック 500ポイント→2,000円

また、JCBには海外利用分について最高100万円限度のショッピング保険が、Visa・Mastercardには最高2,000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯)と年間100万円限度のショッピング保険が付帯する。

 

8,おすすめカード6,「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」 東急グループなどでポイント2重取り可能

ANAと提携している東急系のPASMO付きクレジットカードが「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」だ。

ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードの基本スペック 年会費は初年度無料、2年目以降は1,000円

「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」の国際カードブランドはMastercard。年会費は初年度無料で、2年目以降は2,200円(税込)となる。

ただし、このカードには年会費割引特典がある。WEB明細の利用で年会費が1,650円(税込)に、自動リボ払いサービス「マイ・ペイすリボ」の登録と利用で1,127円(税込)になるのだ。

貯まるポイントと還元率 VポイントとTOKYU POINTが貯まる

「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」では通常のクレジット利用のほか、PASMO利用やPASMO定期券購入でも三井住友カードのVポイントが貯まる。還元率は0.5%。TOKYU POINT加盟店で利用すると、Vポイントに加えてTOKYU POINTも貯まるため、ポイントの2重取りができる。

TOKYU POINTの還元率は、東急百貨店や渋谷ヒカリエShinQsなどでは年間購入金額に応じて3%~最大10%(食品・セール品は一律1%) 、東急ストアでは0.5%。

入会時と毎年の継続時に、ボーナスマイルとして1,000マイルがプレゼントされる。またANAグループ便の搭乗時、フライトマイルの10%分がボーナスマイルとして加算される。

VポイントとTOKYU POINTの交換先 どちらもANAマイルへ交換できる

Vポイントは各種賞品やギフト券、他社ポイントのほか、1ポイント→1マイルのレートでANAマイルにも交換可能。

貯まったTOKYU POINTは東急グループ加盟店で利用できるほか、10ポイント→10円としてPASMOにチャージすることもできる。

カードにはANAマイレージクラブ機能もあり、ANA便の利用でマイルが貯まる。TOKYU POINTとANAマイルは相互交換もでき、交換レートは1,000ポイント→750マイル、1万マイル→1万ポイント。

また海外・国内ともに最高1,000万円の旅行傷害保険と、年間100万円限度のショッピング保険も付帯する。

9,おすすめカード7,「ソラチカゴールドカード」 マイル移行レートが「ソラチカカード」の2倍に

「ソラチカカード」にゴールドカードのサービスが加わり、マイル移行レートも2倍になるカードが「ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD」、通称「ソラチカゴールドカード」である。

「ソラチカゴールドカード」の基本スペック 年会費1万5,400円、入会時・継続時に各2,000マイル進呈

国際カードブランドはJCBで、年会費は1万5,400円(税込)。入会時には2,000マイル、毎年のカード継続時にも同じく2,000マイルのボーナスマイルがそれぞれ付与される。ANA便搭乗時は、フライトマイルの25%分が追加で加算される。

貯まるポイントと還元率 メトロポイントとOki Dokiポイントが貯まる

このカードで貯まるポイントは「ソラチカカード」と同じく以下の2つだ。

  • 東京メトロ乗車で貯まるメトロポイント
  • JCBのOki Dokiポイント

メトロポイントは「ソラチカカード」よりも多くのポイントが付与される。

支払先 種別 付与されるメトロポイント
東京メトロ乗車
(定期券外)購入
平日 20ポイント
土日休日 40ポイント
東京メトロ定期券購入 1,000円→5ポイント(0.5%)
メトロポイント 店舗 200円→2ポイント(1%)
Plus加盟店での利用 自販機 100円→2ポイント(2%)

一方、Oki Dokiポイントは1,000円(税込)ごとに1ポイント(約5円相当)が付与される。PASMOオートチャージや東京メトロ定期券の購入でもポイントの付与がある。

メトロポイントとOki Dokiポイントの交換先 ANAマイルへの集約が可能

Oki DokiポイントからANAマイルへの移行は、自動的に移行される「マイル自動移行コース」と自由なタイミングで移行できる「マルチポイントコース」から選択でき、レートはいずれも1ポイント→10マイル(マイル還元率1%)。この交換レートは「ソラチカカード」の2倍だ。

「ソラチカカード」でも、年間5,500円(税込)を支払うと1ポイント→10マイルのレートで移行できるが、「ソラチカゴールドカード」ではもともとそのレートになっている。

「ソラチカカード」で説明したように、メトロポイントとANAマイルの相互交換も可能で、交換レートは1万マイル→メトロポイント1万ポイント、メトロポイント100ポイント→90マイル。

海外最高1億円・国内最高5,000万円の旅行傷害保険、4万円限度の航空機遅延保険、年間最高500万円のショッピング保険が付帯するほか、国内主要空港のラウンジを無料で利用できる。

10,おすすめカード8,「スーパーICカード TOKYU POINT PASMO 三菱UFJ-VISA」 キャッシュカード一体型クレジットカード

「スーパーICカード TOKYU POINT PASMO 三菱UFJ-VISA」はクレジットカード機能、PASMO機能、TOKYU POINTサービス機能に加えて、三菱UFJ銀行キャッシュカードの機能も備えたカードだ。

「スーパーICカード TOKYU POINT PASMO 三菱UFJ-VISA」の基本スペック 年会費無料、三菱UFJ銀行ATMが無料に

国際カードブランドはVISAで、年会費は無料。三菱UFJ銀行からのカード利用代金の引落があれば、対象期間中は同行のATM手数料が何度でも無料、コンビニATMは月2回まで無料になる。

貯まるポイントと還元率 三菱UFJポイントとTOKYU POINTが貯まる

「スーパーICカード TOKYU POINT PASMO 三菱UFJ-VISA」では、クレジット利用で三菱UFJポイントが貯まる。月間のクレジット利用合計金額1,000円につき1ポイントが付与され、200ポイントを1口として、それを1,000円としてキャッシュバック(引落口座への入金)可能。ポイント還元率は0.5%だ。

東急グループを中心としたTOKYU POINT加盟店の利用では同ポイントが最大10%貯まる。クレジット利用の場合は三菱UFJポイントも貯まるのでポイントの2重取りができる。

ポイントの交換先 PASMOへの集約が可能

三菱UFJポイントはキャッシュバックのほか、TOKYU POINTをはじめとする他社ポイント、JALマイルなどと交換できる。交換レートの一例は以下のとおり。

交換・移行対象 必要ポイント数 交換・移行対象単位
TOKYU POINT 100P 500P
dポイント 400P
Tポイント
Pontaポイント
WALLETポイント
楽天ポイント
nanacoポイント 300P
WAONポイント

上記のうち、TOKYU POINTは等価交換となっている。TOKYU POINTにまとめた場合は10ポイント→10円分としてPASMOにチャージできるので、普段PASMOを利用しているなら交換先に迷うことはないだろう。

11,PASMO付きクレジットカードでポイントを効率的に貯めるコツは?

どのカードにも沿線の商業施設でのポイントアップなどの優待があるので、これを活用しない手はない。駅ビルや駅構内の店舗、自動販売機などで優待のあるクレジットカードが多いので、たとえば缶コーヒーを買うなら駅構内の売店や自動販売機を利用するように心がけるだけでも、獲得ポイントはかなり変わってくるはずだ。

普段の移動でポイントが貯まる、お得なPASMO付きクレジットカード。まだ持っていない人は、ぜひ検討してほしい。
 

モリソウイチロウ
執筆・モリソウイチロウ
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカードに詳しく、専門サイトでの執筆も行っている。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカードに詳しく、専門サイトでの執筆も行っている。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。


この筆者の記事を見る

【関連記事】
ポイントがよく貯まるクレジットカード5選 効率的な貯め方も紹介
最大還元率2.2%「リクルートカード」の特徴を解説
ポイント還元率の高いSuica付帯のクレジットカード8選
ポイント還元率の高いクレジットカード
クレジットカード「VISA」はどんなブランドなのか?