「ソイパティ」という言葉を聞いたことがあるだろうか。モスバーガーの代替肉バーガーに使われているパティのことだ。大豆由来の植物性たんぱくでつくったソイパティを、肉の代わりに使っている。果たして、この代替肉バーガーに勝機はあるのだろうか。

代替肉バーガーの先駆者

モスバーガーは、代替肉バーガーの先駆者だ。2015年3月に2品のメニューを販売し、2020年5月には、1年半かけて改良した代替肉バーガーを「グリーンバーガー」として販売した。

グリーンバーガーではパティのほか、パティや野菜を挟むバンズにも動物性食材が使われていない。つまり、フルベジタブルバーガーといえる。ハンバーガーの魅力は肉のジューシーさだが、顧客には受け入れられているのだろうか。

Twitterの声を拾ってみよう。

Twitterなどの声

結論からいえば、Twitterでモスバーガーのグリーンバーガーについてのツイートは、ほとんどが好意的な声だった。「食べ応え十分」「普通に美味しい」「健康的」「大豆とは思えない」といった声が多い。

・最近はグリーンバーガーしか食べていない
・普通に美味しい
・動物性食材が使われていないのに、食べ応え十分
・緑色のバンズがとてもきれい
・肉よりさっぱりしていて、とても美味しい
・身体が喜ぶとても軽やかな食事
・これ肉よりはるかに美味しい。素晴らしい技術
・私は嫌いじゃない
・野菜がたくさん入っていて健康的な感じ
・大豆加工品感なし

美味しいと感じたのかどうか、判断しにくいツイートもあった。「お花屋さんの味」「バンズが甘い」「草餅の味」といった声だ。従来のモスバーガーの味を期待している人の中には、好みに合わないと感じる人もいるだろう。

・野菜感なモスバーガー
・美味しいけど何を食べているか分からない、不思議な感覚
・お花屋さんの味がする
・バンズが菓子パンのような甘さ
・草餅の味がした

ただし、Twitterで「美味しくない」と言い切っているツイートはほとんどなかった。

十分に勝機があるモスのグリーンバーガー

Twitterでの評判を探った結果、モスバーガーのグリーンバーガーは十分に勝機があるメニューといえるだろう。

現在は他のハンバーガーチェーンでも代替肉バーガーを販売しているが、モスバーガーはこれまでも健康路線で事業を展開してきたため、その路線を継承したPR戦略に打って出ることができる。代替肉バーガーでは、モスが優位なポジションをキープするかもしれない。

文・岡本一道(政治経済系ジャーナリスト)
国内・海外の有名メディアでのジャーナリスト経験を経て、現在は国内外の政治・経済・社会などさまざまなジャンルで多数の解説記事やコラムを執筆。金融専門メディアへの寄稿やニュースメディアのコンサルティングも手掛ける。

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