目次
THUNDER C GPのサイズ感
THUNDER C GPを被って走行してみた
THUNDER C GPのサイズ感

ヘルメットは基本的にMサイズを購入している。ARAI頭・SHOEI頭なんて言葉があるが、ARAIでもSHOEIでもOGK KABUTOでもMサイズでピッタリだ。 THUNDER C GPは海外メーカーだがサイズ感は日本メーカーと一緒といってよい。
かぶり口は少々狭いので顎ひもを引っ張って広げながら被る。内装を外した際にチークパッドを見たところ「M-L」という記載があったので恐らくMとLサイズは共通なのだろう。クッション性に優れているのでサイズ感は上々だ。
個人的にはレーシングフルフェイスは帽体が大きい印象があるが、着用して写真を撮影してみると思っていたよりコンパクトで驚いた。筆者のように身長が低いライダーもヘルメットが目立ちすぎることはないだろう。
THUNDER C GPを被って走行してみた

レブルに跨り走りだす。軽いことを理解していたが、ヘルメットは重量バランスなどの影響で数値上は軽くても重く感じてしまうこともある。だがTHUNDER C GPは体感的にも超軽い。チークパッドのフィット感が良好で頬や頭全体でしっかり保持できているからだ。

他ヘルメットメーカーではオプション扱いになっていたり、脱着可能だったりするチンカーテンが標準装備で静粛性も優れている。他ヘルメットメーカー製品のツーリングヘルメットで、更に静粛性に優れた製品は知っているが、比べたらの話で性能的には上々といえるだろう。

試乗は2022年1月に行ったが数日ぶりに最高気温が二ケタ台になり、厚着していたこともあり撮影中に寒さを感じることがなかった。30分ほど全てのベンチレーションを閉めて走行していると頭が蒸れてきたので、すべてオープンにしてみる。
THUNDER C GTにはピンロックシートが付属されているが、今回はシールドに装着せずに走行していたため、信号待ちの度に曇っていたが、顎のベンチレーション開閉後はデフロスト効果で曇らなくなった。更に口元に直接外気が入ってくるので涼しい。額の部分のベンチレーションも下道の低速走行であっても効果を充分に感じることができた。
念のため高速道路で空力を確かめてみたが、サーキットなどでの走行を視野に入れているヘルメットなので問題があるはずがなかった。また頭頂部のベンチレーション効果も、高速域だと体感しやすい。冬場はベンチレーションを全部開けて走ると寒さを感じるほど。特に口元は風の流入量が多いので閉めておくことをお勧めしたい。