綺麗なラインの大胸筋を手に入れるには、下部と呼ばれる部位を鍛える必要があります。大胸筋下部を鍛えることで、男性らしいたくましい胸元が目指せます。しかし、トレーニングメニューが少ないため、どのように鍛えたら良いのか悩んでいる方もいるでしょう。この記事では、大胸筋下部を鍛えるトレーニングメニューを分かりやすくご紹介します。
大胸筋下部とは
まずは大胸筋下部の基礎知識から見ていきましょう。大胸筋は大きく分けると、上部・中部・下部の3つに分けられています。中部は外側と内側に分かれているため、細分化すると4つになります。
それぞれ腕を動かすのに欠かせない役割をしているのですが、中でも大胸筋下部はあまり使われない部位のため、気にしていない方も多いかもしれません。しかし、理想のかっこいい大胸筋を手に入れるには、下部こそ鍛える必要があります。
大胸筋下部は、手を前に押し出す動作や上にあげている腕を下ろすなどの動作の時に使われます。したがって、下部を鍛えるならこの動きに近いトレーニングを取り入れると良いでしょう。
大胸筋下部を鍛えるメリット
では、大胸筋下部を鍛えるとどのようなメリットが得られるのでしょうか。あまり存在感のない部位ですが、下部を鍛えることで様々なメリットが得られます。ここでは、大胸筋下部を鍛えると得られるメリットについて見ていきましょう。
メリット①基礎代謝UP
大胸筋は、全身の中でも筋組織が密集する場所でその数もダントツです。その中にある大胸筋下部を鍛えることで基礎代謝アップの効果が期待できます。
基礎代謝とは、人間がただ呼吸をしているだけでもカロリーを消費する働きのことで、健康管理やダイエットには欠かせない要素の一つです。もちろん、筋力アップを目指すのであれば基礎代謝を上げることも大切です。
代謝がアップすれば筋肉の質も高まり、効率よく鍛えることができます。代謝アップの向上をスムーズに行いたい方は、大胸筋と並行して他の大きな筋肉を鍛えることをおすすめします。
メリット②腹筋とのメリハリ
大胸筋下部というのは、大胸筋の中の一番下の部位、つまり腹筋との境目にあります。しっかり割れているかっこいい腹筋があり、ふっくら厚みのある大胸筋上部を手に入れても、下部がしっかりと鍛えられていなければその境が曖昧になり、アンバランスな印象になります。
ですから、大胸筋下部を鍛えることは、腹筋とのメリハリをつけることができるので非常に重要です。洋服を着ている時だと一見分かりませんが、脱いだ時には形の整っているかっこいい大胸筋を見せつけることができるでしょう。
メリット③胸筋が整う
大胸筋下部を鍛えることで、女性の憧れる胸元を手に入れることができます。体にぴったりフィットするシャツなどを着た時でも腹筋と下部の境目が分かるようになると、おしゃれなファッションも楽しめるようになります。
鍛え抜かれた胸元は平たいのではなく、理想とする厚みとメリハリを持ち合わせることでかっこいい大胸筋を見せることができるでしょう。
メリット④効果が出やすい
効果が出やすいというメリットもあります。これは下部に限らず大胸筋全体に言えることなのですが、他の部位と比べると面積も大きいため、ここを鍛えるとすぐに効果が目で見て分かります。
例えば腕などの筋肉を鍛え、かっこいい二の腕を目指そうとしてもなかなかトレーニング効果が実感できずに途中で挫折してしまう方もいます。それと比べると大胸筋は鍛えたらその分すぐに効果が実感できるので、トレーニングも継続しやすいです。
効果を実感しやすいため、トレーニングを継続する気持ちも高まってきます。そうすることで、鍛えることに対してのモチベーションもアップし、スムーズに筋トレを行うことができます。
メリット⑤他の部位のトレーニング効果もUP
大胸筋には多くの筋組織が集中しているため、ここを鍛えることで他の部位のトレーニング効果UPにも繋がります。背筋や腹筋なども筋面積が広く、鍛えることで腕や大胸筋などのトレーニング効果を最大限に引き出すこともできます。
上半身全体を効率良く鍛えたい方は大胸筋や背筋のような大きい筋肉から鍛えることで、短期間でもたくましい肉体へと改造していくことができるでしょう。