目次
収支計算は取引相手だけでなく、自分自身でも行う
不動産投資に役立つ情報は多方面から集める
収支計算は取引相手だけでなく、自分自身でも行う
中には「自分の利益を最優先に」と考える売主や業者もいます。
どんなに信頼できそうな取引相手でも、見積もりは鵜呑みにしないようにしましょう。収支計算は自分でも行い、不明点が出たら細かく相手に追求するのが基本です。たとえ自分が間違ってしまったとしても、「必ず自分で計算してみてから判断する」「相手の言い値のままに投資しない」というスタンスを保ってください。簡単な収支シミュレーションは「家賃収入」から「支出額」を差し引くことによって導き出せます。
ローンを組んでいるのであれば、返済期間やどれくらいの利息が発生する仕組みになっているのかをしっかりと確認しておきます。そして、ローンの合計額を正確に算出しましょう。次に、想定される家賃収入を計算し、10年後、20年後、30年後の家賃収入がどれくらいになっているか、シミュレーションします。
売主である不動産業者から紹介を受けた金融機関のローン金利が適正か、提案をされたシミュレーションに家賃収入減少のリスクが盛り込まれているか、修繕費が将来的にかかる可能性がある説明を受けているかなど、チェックした方がよいポイントはたくさんあります。悪質なケースの例を挙げると、買主が不動産を購入することで発生する不動産取得税や固定資産税のことを知らない場合、あえて説明しないといったこともあるようです。このような場合、契約してから気付いたのでは「ときすでに遅し」です。自身でも情報を収集してから、契約に進みましょう。
不動産投資に役立つ情報は多方面から集める
投資物件のチェックを誤ってしまう人は、「情報をないがしろにしてしまう」という特徴があります。
売主や業者が公にしていないような情報も、本人の意欲次第で収集することができます。多くの情報を知っておけば、交渉も有利に運べるだけでなく、物件を調べるときの参考にもなるでしょう。また、専門的な知識を持っていれば、万が一、売主から相場とかけ離れた高い価格を提示された場合でも、異議をとなえることができます。
誰でも閲覧可能な国土交通省のデータベース「土地総合情報システム」は、不動産物件の相場を知るために役立ちます。これからチェックする物件の価値を事前に把握するという点で、有益でしょう。
また、「地元の不動産会社」に話を聞きに行くのも、一つの方法です。不動産取引では大手の業者ほど情報を握っていると思われがちですが、土地柄によっては長く地元に根を張ってきた地場業者の方が詳しいデータベースを持っています。大手さえも知らない裏話や過去のトラブルにも精通していることも多いので、投資物件を調べる際、貴重な情報が得られることでしょう。
提供元・レイビー
【関連記事】
・5分でわかる不動産投資とは?メリット・デメリットとリスク回避方法
・初心者でも始められる不労所得とは?目的別おすすめ9選【徹底解説】
・不動産投資はやめとけと言われる8つの理由!リスク対策を徹底解説
・インフレ対策のための資産運用|資産の目減りを防ぐ4つの対策とは?
・不動産投資で失敗する原因とは?失敗事例から解決方法と対策を学ぼう