な行
内見(ナイケン)
不動産物件の外観や内装を実際に見に行くこと。
「内部見学」の略称であり、内覧と表現することもある。
物件の購入や賃借にあたり、買主や借主が契約前に内見するのが一般的。
内容証明郵便(ナイヨウショウメイユウビン)
郵便サービスの1つで、「いつ」「誰が」「誰に」「どのような内容の文書」を差し出したのか、差出人が作成する謄本により郵便局が証明する制度のこと。
入居審査(ニュウキョシンサ)
賃貸借契約の前に、入居希望者が経済面・社会性などの観点から入居に適した人物であるか審査すること。
家賃の支払い能力があるか、他の入居者とトラブルを起こす人物ではないかなどを貸主が判断する。
任意売却(ニンイバイキャク)
ローンの返済が困難になった場合に、債権者(金融機関)の承諾を得て不動産を売却すること。
強制的に売却されてしまう競売とは異なり、債務者の意思で売却をすることができる。
根抵当権(ネテイトウケン)
抵当権の一種。
抵当権と同様に不動産などを担保として設定されるが、普通抵当権では特定の債権を担保することに対し、根抵当権の場合は借り入れできる限度額として「極度額」を決め担保する。
極度額の範囲内で繰り返し借り入れが可能となる点で抵当権とは異なる。
年末調整(ネンマツチョウセイ)
会社員などの給与所得者が毎月納めている所得税額の過不足を年末に再計算し、調整すること。
基本的に、所得が勤務先1か所からの給与所得のみである場合は、年末調整により税額が確定するため確定申告が不要となる。
農地転用(ノウチテンヨウ)
農地を農地以外の用途に転用させること。たとえば、農地の形状を変更して宅地にして住宅を建てる場合など。
農地法により、農地から別の用途に転用させることが制限されていて許可、届出が必要。
延床面積(ノベユカメンセキ)
建物の各階の床面積を合計した面積のこと。
ロフトやバルコニーなどは含まれない。
は行
旗竿地(ハタザオチ)
道路に接する部分が狭く、奥にまとまった敷地がある形状の土地のこと。
出入口が狭く、奥まった土地の形状であるため、竿のついた旗のように見えることが由来だといわれている。
ハザードマップ(ハザードマップ)
津波・洪水・土砂災害などの自然災害による被害を予測して、想定される被害の範囲や避難場所などを地図化したもの。
主に国や地方自治体によって作成される。
媒介契約(バイカイケイヤク)
不動産売買・賃貸において、宅地建物取引業者に仲介を依頼する際に締結する契約のこと。
「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の3種類がある。
表面利回り(ヒョウメンリマワリ)
年間家賃収入を物件価格で割って計算される利回りのこと。
空室や実際に不動産投資をした場合にかかる経費などは考慮されないため、大まかな指標として使用される。
不動産取得税(フドウサンシュトクゼイ)
土地・建物の購入や贈与、新築・増築などにより不動産を取得した場合に課される税金のこと。
取得時に1度のみ支払う。
不動産所得(フドウサンショトク)
土地や建物の不動産の貸付等の所得(事業所得や譲渡所得を除く)のこと。
家賃などの総収入から必要経費を差し引いて計算される。
フリーレント(フリーレント)
一定期間、賃料を無料にすること。
賃貸借契約をするにあたり様々な初期費用がかかるため、フリーレントを採用することで入居につながるケースがある。
フルローン(フルローン)
頭金(自己資金)を使わずに、物件価格の全額を金融機関から借り入れて不動産を購入すること。
分筆(ブンピツ)
登記簿上で一筆とされている土地を二筆以上の土地に分けて登記すること。
土地の一部を売却するときなどのケースが考えられる。
変動金利(ヘンドウキンリ)
ローンの借入期間中に金利が変動する金利タイプのこと。
一般的に、年に2回金利の見直しが行われる。
壁心(ヘキシン)
壁の厚みの中心線から建物の床面積を測定すること。
区分所有建物で登記される面積は内法で測定されるため、壁心で測定される面積よりもやや狭くなる。
防火地域(ボウカチイキ)
都市計画により指定される、火災を防ぐため特に厳しい建築制限が定められている地域のこと。
多くの場合、建物が密集している地域や消防車・救急車などが通る幹線道路沿いに指定される。
ポートフォリオ(ポートフォリオ)
企業や投資家が保有している資産を構成する内容を示したもの。
現金・債券・株式・不動産など。
保証人(ホショウニン)
主たる債務者が弁済できなくなった場合に、代わりに返済義務を負う人のこと。
連帯保証人とは違い「催告の抗弁権」「検索の抗弁権」「分別の利益」が与えられている。