ミニ株LINE証券PayPay証券
(画像=MONEY TIMES編集部)

少額から株式投資に挑戦できるミニ株(単元未満株)は、投資初心者でも気軽に始められるのがメリットだ。今回は単元未満株取引に対応している証券会社の中でも、スマホでの利用に特化したLINE証券とPayPay証券に注目し、サービスを比較した。

目次

  1. 1,LINE証券とPayPay証券の賢い使い分け
  2. 2,ミニ株(単元未満株)取引のメリット
  3. 3,ミニ株(単元未満株)取引のデメリット
  4. 4,手軽にミニ株(単元未満株)取引をしたいならLINE証券とPayPay証券がおすすめ
  5. 5,LINE証券とPayPay証券を徹底比較
  6. 6,LINE証券のメリット・デメリットは?
  7. 7,PayPay証券の特徴 メリットやデメリットは?
  8. 8,各ネット証券の口座解説手順
  9. 9,LINE証券とPayPay証券のミニ株(単元未満株)を他のネット証券と比較
  10. ネット証券でのミニ株(単元未満株)取引についてよくあるQ&A
LINE証券 PayPay証券
国内株中心に
全てLINEアプリで投資したい人におすすめ
米国株に
金額ベースで投資したい人におすすめ

1,LINE証券とPayPay証券の賢い使い分け

LINE証券とPayPay証券の賢い使い分け
(画像=MONEY TIMES編集部)

LINE証券とPayPay証券はどちらもスマホで取引ができ、約定のタイミングがリアルタイムであることが特徴だが、利用者はどちらを選べばよいのだろうか。

LINE証券はこんな人におすすめ

1.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
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LINE証券は、国内株式の取扱銘柄数がPayPay証券よりも豊富で、時価総額ベースで国内株式の88%をカバーしている。

中小型株や新興市場株も購入できるため、国内株式を中心に投資したいと考えているならLINE証券のほうが向いています。

LINEポイントを投資資金として使うことや、LINE Payで即時入出金を無料で行うことも可能だ

投資情報や決算レポートなどの情報は、LINEで送られてくる。問い合わせをしたい場合は、LINEでAIチャット。オールインワンなので、LINEユーザーなら利便性が高いだろう。
篠田わかな

日中の取引手数料が低めなので、市場が開いている9:00~11:20、12:30~14:50に取引できる人には特におすすめしたい証券会社です。

PayPay証券はこんな人におすすめ

2.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
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金額ベースでミニ株をしたい人には、PayPay証券がおすすめです。

1株単位だと銘柄によって購入金額が変わるため、何をどのくらい買うかを自分で考える必要があるが、PayPay証券なら「5,000円でA社株を買えるだけ」といった注文が可能だ。

またPayPay証券は、海外株式や海外ETFに1,000円単位で投資できるのも特徴だ。

銘柄数は多くないが、主要企業や注目企業はそろっているため、選ぶ手間が省けるともいえる。

篠田わかな

PayPay証券は0歳から19歳の未成年者でも使え、操作が非常に簡単です。PayPayアプリを持っている人なら口座開設すら不要で、初心者にとって最もハードルが低い証券会社といえます。

LINE証券 PayPay証券
国内株中心に
全てLINEアプリで投資したい人におすすめ
米国株に
金額ベースで投資したい人におすすめ

2,ミニ株(単元未満株)取引のメリット

ミニ株(単元未満株)取引のメリット
(画像=MONEY TIMES編集部)
単元未満株とは?
単元未満株式とは、銘柄ごとに決められている最低売買単位である1単元の株数に満たない株式のこと。株式ミニ投資、ミニ株とも呼ばれる。

ミニ株のメリットは以下の4つだ。

ミニ株(単元未満株)取引のメリット1……数百円から株が買える

3.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
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通常、株の取引は1単元(=100株単位)で行われる。

例えば株価が5,000円の銘柄の最低投資金額は、50万円(=5,000円×100株)だ。

しかし、ミニ株であれば1株単位で取引できます。通常の100分の1の資金で株取引ができるのが、単元未満株のメリットです。

100株を10万円以下で買える株式をミニ株で1株買えば、1,000円でお釣りがくる

2021年11月9日現在の上場銘柄数は3,787社で、そのうち1単元を10万円以下で買える銘柄は1,400近くある。

篠田わかな

数百円で買える株式は、意外にたくさんあります。

ミニ株(単元未満株)取引のメリット2……株式投資の練習になる

4.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
(画像=MONEY TIMES編集部)

投資額が小さければ見込める利益は限られるが、リスクも小さい

初心者がいろいろな商品にトライして経験を積む場合、少額投資は非常に役に立つ。

ミニ株で大儲けを狙うのは難しいが、気軽に楽しめて投資経験も積めるため、初心者におすすめです。
「値がさ株の高値づかみからの塩漬け」は、初心者が犯しがちなミスだ。これでは、投資経験を積む機会を失ってしまうだろう。1銘柄への資金が少額で済めば、輸出株と内需株、IT関連と小売といったように業種を分散することができるため、多様な商品で投資の練習をしたい初心者にはメリットが大きいはずだ。

ミニ株(単元未満株)取引のメリット3……大企業の株を安価に持てる

5.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
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中上級者にとっても、ミニ株のメリットは大きい。

知名度が高く成長が期待できる企業はすでに株価が高く、「値がさ株」と呼ばれる状態にあります。
例えば、ファーストリテイリングの2021年11月15日時点の株価は7万5,840円で、売買単位は100株なので、株主になるには最低でも約760万円もの資金が必要になる。個人投資家が1銘柄に投じる金額としては、かなりハードルが高いだろう。
ミニ株を活用すれば、ファーストリテイリングの株を1単元の100分の1である約7万6,000円から購入できます。

他にも、キーエンスの 715万円、東京エレクトロンの582万円、任天堂の502万円など、最低購入金額が高い銘柄は数多く存在する。

篠田わかな

有名優良企業の株を手頃な価格で購入できるのが、ミニ株の魅力です。

ミニ株(単元未満株)取引のメリット4……配当を受け取れる

6.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
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株主の権利である配当金は、ミニ株でも保有数に応じて受け取れます。
例えば売買単位100株で配当金が1株50円の株式の場合、通常は5,000円の配当金を受け取れる。それに対し、ミニ株で10株保有していれば500円、1株なら50円の配当金がもらえる。

金額少ないが、小口の株主にも配当があるのは励みになる。

篠田わかな

NISA口座に対応している証券会社なら、配当にかかる税金は非課税になります。

LINE証券 PayPay証券
国内株中心に
全てLINEアプリで投資したい人におすすめ
米国株に
金額ベースで投資したい人におすすめ

3,ミニ株(単元未満株)取引のデメリット

ミニ株(単元未満株)取引のデメリット
(画像=MONEY TIMES編集部)

一方で、ミニ株には特有のデメリットもある。

一つずつ詳しく見ていこう。

ミニ株(単元未満株)取引のデメリット1……手数料が割高になりやすい

7.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
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ミニ株の取引手数料は、通常の単元株の取引に比べて割高になりやすいです。
通常、手数料は約定金額に一定の料率をかけた金額とするのが一般的だが、例えばSBI証券の「S株」では約定代金の0.55%(最低手数料55円)、現物株は約定代金が5万円なら55円(0.11%)、10万円なら0.99%、50万円なら0.05%とミニ株に比べて料率が低くなっている。

買い物でも大量に買うと割安で少量の場合は割高になるのと同様に、取引額が小さいミニ株は手数料が割高になる傾向がある

篠田わかな

なお、取引頻度が高い人がお得になる定額制の手数料をミニ株に導入している証券会社はないようです。

ミニ株(単元未満株)取引のデメリット2……約定のタイミングを細かく指定できない

8.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
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ミニ株は証券会社が市場から購入した株式の一部を投資家が買い取る仕組みで、約定のタイミングは証券会社ごとに定められており、現物株のようにリアルタイムの価格で売買することはできません。

少ないところで1日1回、多くても1日4回、決まった時間に約定する。

一部の証券会社では、仮の株価を用いてリアルタイムで注文できるところもある。

また、注文方法も指定できない。注文方法は「成行」のみで、売買したい金額を指定する「指値注文」はもちろん、「逆指値」などの複雑な注文方法にも対応していない。
篠田わかな

実際に売買する金額がわからない状態で発注するので、運の要素が大きいです。「今週中」といった注文期間の指定もできず、注文はすべて「当日中」となります。

ミニ株(単元未満株)取引のデメリット3……原則として株主優待は受けられない

9.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
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ミニ株は取扱い証券会社の株式ミニ投資口座名義となるため、名義人ではないミニ株の保有者は原則として株主優待を受けることはできません。

また、ミニ株の保有者には議決権を行使する権利も、株主総会に出席する権利もない

篠田わかな

上新電機やいちご(不動産業)など、一部の企業では1株のみの保有でも株主優待を行っているところがあります。

4,手軽にミニ株(単元未満株)取引をしたいならLINE証券とPayPay証券がおすすめ

10.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
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ミニ株をより手軽に取引したいなら、LINE証券とPayPay証券がおすすめです。

LINE証券とPayPay証券はスマホでの取引に特化しており、リアルタイム約定に対応している。

篠田わかな

スマートフォンで取引ができれば、場所や時間を選ばず価格チェックや注文ができます。使い慣れているツールで新たな挑戦ができるのは、想像以上にメリットが大きいです。

単元未満株は約定タイミングが1日1~4回であることを説明したが、LINE証券とPayPay証券では発注すればすぐに約定するリアルタイム取引が可能だ。市場とではなく証券会社と利用者の相対取引なので、ある意味で「疑似リアルタイム」だが、すぐに約定するメリットは大きい。ただし、約定価格は市場価格と乖離することがある。
LINE証券 PayPay証券
国内株中心に
全てLINEアプリで投資したい人におすすめ
米国株に
金額ベースで投資したい人におすすめ

5,LINE証券とPayPay証券を徹底比較

11.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
(画像=MONEY TIMES編集部)

LINE証券とPayPay証券の対象銘柄、最小取引単位、手数料、約定タイミングは以下のとおりだ。

LINE証券(いちかぶ) PayPay証券
対象銘柄 国内株式 1,514本
国内ETF 15本
国内株式 160本
国内ETF 4本
国内REIT 4本
海外株式 147本
海外ETF 25本
最小取引単位 1株 1,000円
手数料 0.2%~1.0% 国内 0.5%~1.0% 海外 0.5%~0.7%
約定タイミング 取引時間中リアルタイム 取引時間中リアルタイム
LINE証券PayPay証券の公式サイトを基に筆者作成。2021年2月8日時点

LINE証券は「いちかぶ」というサービスが、PayPay証券は全取引が単元未満株の取引であるミニ株に該当します。

LINE証券とPayPay証券のミニ株(単元未満株)を取引銘柄で比較

12.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
(画像=MONEY TIMES編集部)

LINE証券の「いちかぶ」とPayPay証券を比較すると、取扱銘柄数はLINE証券の「いちかぶ」のほうが多い。

篠田わかな

国内株式は1,500銘柄以上、ETFも15本が単元未満株として取引できます。

一方でPayPay証券は、取扱銘柄数が少ないが対象の範囲が広い。約150銘柄の海外株式と25本の海外ETFを単元未満株として取引できる。

篠田わかな

本数は4本ですが、国内REITも対象に入っています。

国内株式の単元未満株を取引したいならLINE証券、海外株式やETFの少額取引を希望するならPayPay証券といった使い分けができます。

LINE証券とPayPay証券のミニ株(単元未満株)を最小取引単位で比較

13.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
(画像=MONEY TIMES編集部)

LINE証券の最小取引単位は1株単位、PayPay証券は1,000円単位だ。

篠田わかな

例えばトヨタ自動車(7203)の場合、LINE証券では2,239円から購入できます(2022年2月3日終値)。一方、PayPay証券はどの銘柄でも1,000円からです。

逆に株価が安い銘柄、例えば582円の住友化学(4005)、988円の楽天グループ(4755)の場合は、LINE証券のほうが少ない投資額で済む(2022年2月3日終値)。

どちらも、値がさ株でも数千円で買えるということだ。

最低投資金額にこだわらないならLINE証券、1,000円単位で管理したい場合はPayPay証券を選ぶとよいでしょう。

LINE証券とPayPay証券のミニ株(単元未満株)を手数料で比較

14.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
(画像=MONEY TIMES編集部)
LINE証券のミニ株は手数料が無料なので、株価に上乗せされるスプレッドが実質的な手数料になります。

スプレッドの水準は銘柄グループごとに異なり、グループAは基準価格に0.2%上乗せ、グループBは0.3%、グループCは0.4%、グループDは0.5%。グループAのみ時間外取引が可能で、その際のスプレッドは1.0%だ。

PayPay証券の実質的な手数料もスプレッドですが、LINE証券のように銘柄によって手数料が変わることはありません。

国内株式の場合は、東京証券取引所の立会時間中は基準価格に0.5%を乗じた金額、時間外取引では1.0%を乗じた金額が手数料になる。海外株式の場合は、現地時間の立会時間中は0.5%、時間外取引では0.7%のスプレッドが上乗せされる。

LINE証券とPayPay証券のミニ株(単元未満株)を取引時間で比較

15.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
(画像=MONEY TIMES編集部)
LINE証券とPayPay証券は、単元未満株でも現物株式のようにリアルタイムで取引できるのが大きな特徴です。

どちらも取引は相対取引(店頭取引)なので、注文するとその場で約定(取引成立)する。

LINE証券の通常取引時間は9:00~11:20、12:30~14:50、時間外取引は11:30~12:20、17:00~21:00と、ほぼ10時間取引が可能だ。

PayPay証券では、国内株式は東京証券取引所開場日の 9:00~14:00(休憩なし)、外国株式は原則として24時間いつでも取引できる。

6,LINE証券のメリット・デメリットは?

16.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
(画像=LINE証券より引用)

LINE証券について、もう少し掘り下げて解説しよう。LINE証券には、既存の対面型証券会社や大手ネット証券とは異なる特徴がある。

LINE証券
単元未満株 対象銘柄 国内株式 1,514本
国内ETF 15本
最小取引単位 1株
取引手数料 基準価格の0.2~1.0%
約定タイミング 取引時間中リアルタイム
国内株式 取扱数 国内株式 3,775本
国内ETF 219本
取引手数料
(約定ごと、税込)
5万円以内 55円
10万円以内 99円
20万円以内 115円
50万円以内 275円
100万円以内 535円
海外株式 取扱数 ×
投資信託 取扱数 32本
最低投資額 100円以上1円単位
つみたて投信
NISA対応 ×
IPO対応
ポイント連携 LINE Pay・LINEポイント

LINE証券の特徴
  • 1,ミニ株の夜間取引ができるのはここだけ!日中は手数料が低め
  • 2,ネット証券最短で100万口座到達
  • 3,iDeCoに対応、つみたてNISAもスタート
  • 4,少額でアクティブな運用ができる「CFD取引サービス」開始
  • 5,パソコンからでもスマホ用の取引画面しか使えない

メリット1,ミニ株の夜間取引ができるのはここだけ!日中は手数料が低め

17.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
(画像=MONEY TIMES編集部)

LINE証券の単元未満株サービスは「いちかぶ」という名称で、その名のとおり1株単位で売買できる。

いちかぶの大きな特徴は手数料が低めであることと、夜間取引ができることです。

LINE証券の「いちかぶ」の取引手数料は、基準価格の0.2~1.0%。手数料は「スプレッド」と呼ばれ、取引価格に上乗せされる。銘柄はA・B・C・Dグループに分類され、それぞれ往復0.2%、0.3%、0.4%、0.5%で、Aグループの夜間取引は1.0%だ。現在、535銘柄が手数料0.2%で取引できる(2021年11月16日時点)。

平日夜間(17:00~21:00)に単元未満株の取引ができるのは、今のところLINE証券のみだ。

篠田わかな

仕事から帰ってきてからでも取引はできますが、手数料水準は日中より高いので注意しましょう。

メリット2,ネット証券最短で100万口座到達

18.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
(画像=MONEY TIMES編集部(図はLINE証券より引用))

LINE証券の口座数は、サービス開始から2年2ヵ月で100万口座を突破した。これは、ネット証券では最短だ。

コロナ禍による投資需要の拡大という追い風もあり、若年層や投資未経験者を中心に多くの個人投資家を獲得している。

篠田わかな

5大ネット証券の一角である松井証券やauカブコム証券の口座数は約130万口座なので、「大手」に仲間入りする日も近いと考えてよいでしょう。

同じスマホ証券のライバルとしてSBIネオモバイル証券やCONNECT、PayPay証券が挙げられますが、売買高はLINE証券が突出しています。2021年度の年間売買高は1兆1,255億円で、競合の約10倍です。

スマートフォンによる株取引は、徐々にメジャーになりつつある。各社が専用アプリを提供しており、投資環境が整ってきているからだろう。初めてでも直感的に操作でき、機動性にすぐれたスマホ取引は、今後も増えていくと考えられる。

メリット3, iDeCoに対応、つみたてNISAもスタート

19.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
(画像=MONEY TIMES編集部)
「スマホ証券のサービスは最小限」と思われがちですが、LINE証券はiDeCo(個人型確定拠出年金)にも対応しており、24種類の投資信託・定期預金に掛金を拠出できます。

投資信託は国内株式型や海外株式型、債券型、バランス型、ターゲットイヤー型、MMF型など、種類も豊富だ。

「新しいタイプの証券会社は倒産や経営統合などがあるのでは」と思う人もいるかもしれませんが、年金資金は全額保護されるので心配無用です。

篠田わかな

iDeCoの資金は口座を開設した金融機関から信託銀行に移されるため、金融機関に万一のことがあってもお金がなくなることはありません。また、信託銀行が経営危機に陥っても、加入者の年金資産と会社固有の資産は分別して管理することが義務付けられているため、全額が保護されます。

iDeCoだけでなく、2022年2月からはつみたてNISAのサービスもスタートしました。

毎月1,000円から積立ができ、LINEポイントも利用できる。取扱銘柄は9本と少なめだが、低コストで分散投資が可能だ。eMAXIS Slimシリーズや信託報酬が0円の野村スリーゼロ先進国株式投信など、注目銘柄を取り扱っている。

メリット4, 少額でアクティブな運用ができる「CFD取引サービス」開始

20.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
(画像=LINE証券より引用)

LINE証券は、2022年1月24日に「CFD取引サービス」を開始した。

CFDとは?
差額決済取引のこと。現物のやり取りは発生せず、レバレッジを効かせることによって投資資金を超える金額の取引ができる。
LINE証券では、他社よりも少ない資金でCFD取引ができます。
例えば、約39万円のAmazon 株を一般的なCFDで取引する場合は約7万円を用意する必要があるが、LINE証券の「いちかぶチャレンジコース」なら0.1株単位で取引できるので、約7,800円の証拠金で始められる。中には数百円で取引できる銘柄もある。

LINE証券のCFDでは米国株だけでなく、日本株や株価指数、原油や金、海外ETFなどにも投資でき、対象は約130銘柄と多い。ただしCFDはチャンスが大きい分リスクも高いので、損失が膨らむと追加証拠金(追証)が必要になることもある。

デメリット1,パソコンからでもスマホ用の取引画面しか使えない

21.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
(画像=MONEY TIMES編集部)

スマホ証券なので仕方ないが、LINE証券の公式ホームぺージはパソコンでの閲覧・操作には向かない。スマートフォンの画面をそのままブラウザ用にしたような画面なので、違和感を覚える人も多いだろう。

時間に余裕のある時のシンプルな取引であれば問題ないが、経済ニュースやチャート、板情報などを1画面に表示してリアルタイム取引をしたい場合は、スマートフォンよりもパソコンのほうが便利だ。そのような場合は、パソコン用の取引ツールが充実している証券会社を選ぶとよいだろう。

篠田わかな

外出先での株価チェックや予約注文の発注などは、スマートフォンでも問題ないでしょう。

7,PayPay証券の特徴 メリットやデメリットは?

PayPay証券……国内株も海外株も1,000円から!あのGAFAM株も
(画像=PayPay証券)

続いて、PayPay証券についても掘り下げてみよう。

PayPay証券
単元未満株 対象銘柄 国内株式 160本
国内ETF 4本
国内REIT 4本
海外株式 147本
海外ETF 25本
最小取引単位 1,000円
取引手数料 国内)基準価格の 0.5~1.0%
海外)基準価格の 0.5~0.7%
約定タイミング 取引時間中リアルタイム
国内株式 取扱数 国内株式 160本
国内ETF 4本
国内REIT 4本
取引手数料
(約定ごと、税込)
基準価格の 0.5~1.0%
海外株式 取扱数 海外株式 147本
海外ETF 25本
「つみたてロボ貯蓄」利用可能
投資信託 取扱数 2本
最低投資額 1,000円以上1,000円単位
つみたて投信 ×
NISA対応 ×
IPO対応
ポイント連携 PayPay

メリット1,ミニ株は国内株も海外株も1,000円から!あのGAFAM株も

22.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
(画像=MONEY TIMES編集部)
PayPay証券の株取引は非常にユニークで、すべての金融商品が単元株の株数単位ではなく、1,000円単位で取引される。
篠田わかな

これは、PayPay証券が市場から仕入れた株式を利用者が売買する「相対取引」に特化していることによるものです。

対象銘柄に海外株式も含まれることも、大きな特徴だ。

海外の個別株を1,000円単位で買える証券会社は、他には見当たらない。

アップルやアマゾンといったGAFAM株や、コロナワクチンで注目を浴びたファイザーやモデルナの株式も購入できます。
国内株式取引手数料は、前場(9:00~11:30)と後場(12:30~15:00)は基準価額の0.5%、それ以外の時間帯は1.0%のスプレッドを上乗せした価格で取引される。海外株式は現地時間9:30~16:00(日本時間23:30~6:00、夏時間22:30~5:00)は0.5%、それ以外の時間帯は0.7%のスプレッドが加算される。

メリット2,フィンテック企業ならではのテクノロジー面の強み

23.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
(画像=MONEY TIMES編集部)

PayPay証券は、2021年2月にOne Tap BUYが社名を変更して生まれた証券会社だ。サービス自体は2016年6月から提供されており、日本初のスマホ証券として新しい取り組みを行っている。主要株主がソフトバンク株式会社、みずほ証券株式会社、Zホールディングス株式会社であるからか、企業紹介には「最新テクノロジーを武器にした新しい金融サービスを生み出すことが目標」とある。

PayPay証券は金融業界では珍しく、システム開発・運用をすべて自社で行っています。そのため、1,000円単位のリアルタイム取引といった独自サービスを提供できるのです。

ユーザーが安心して、簡単に利用できるようにするために、システムは高度で複雑な処理ができるように構築されている。

篠田わかな

外国証券24時間リアルタイム取引や、自動積立アプリ「ロボ貯蓄」、日米の指数を中心としたアプリ「10倍CFD」などがあります。

メリット3,取扱銘柄が優良銘柄に限定されているので初心者におすすめ

24.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
(画像=MONEY TIMES編集部)

PayPay証券の日本株式の取扱銘柄は160本と、他社に比べて少ない。東証に上場しているのは約3,700銘柄なので、かなり絞られていることがわかる。

篠田わかな

主要銘柄は網羅しており、「銘柄を選ぶ人にとってはむしろ選びやすい」という見方もできます。

海外株式の取扱銘柄は147本だ。世界的に有名で、日本人にもなじみのある銘柄が厳選されている。

銘柄選びで悩むことが多い初心者にとって、銘柄が絞られていることはメリットと言えます。すべての銘柄が1,000円単位で取引できるので、投資を始める際のハードルは低いでしょう。

株式や投資信託、日本株CFD、IPOなども取り扱っている。

メリット4, オリコン顧客満足度ランキングで「スマホ専業証券第1位」

25.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
(画像=株式会社oricon MEより引用)
PayPay証券は、「2022年オリコン顧客満足度調査」の「スマホ専業証券」部門で、競合のネオモバやLINE証券、CONNECTを抑え総合1位となりました。

調査対象は「口座開設・特典」「取引手数料」「取引のしやすさ」「アプリ・サイトの使いやすさ」「資金管理」「ポイントの利用のしやすさ」「情報提供」「問い合わせ」「システムの安定性」の9項目だ。特に取引のしやすさ、アプリの使いやすさ、情報提供、問い合わせの評価が高い。

篠田わかな

同調査は、スマホ専業証券での取引経験がある全国の20~69歳を対象としたアンケートをもとにしています。対象企業は4社と少なめだが、高い評価を得ている項目がわかるので、参考にしてみましょう。

デメリット, 相対取引なので指値注文や逆指値注文はできない

26.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
(画像=MONEY TIMES編集部)

PayPay証券は証券取引所などの市場を通さず、売り手と買い手が価格や数量などを決める「相対取引」を採用している。これによって単元の制約を受けない1,000円単位の取引や、24時間リアルタイム取引を実現しているのだ。

相対取引では価格を指定する指値注文ができないため、証券会社が提示する価格で取引が成立します。指値注文の一種類である逆指値注文もできません。

篠田わかな

「ここまで値上がりしたら自動的に売る」「ここまで値下がりしたら自動的に買う」といった注文ができないので、指値注文方法を行う人には向かないでしょう。

LINE証券 PayPay証券
国内株中心に
全てLINEアプリで投資したい人におすすめ
米国株に
金額ベースで投資したい人におすすめ

8,各ネット証券の口座解説手順

LINE証券とPayPay証券の口座開設の手順は、以下のとおりだ。

LINE証券の口座開設手順

LINEアプリに証券サービスを追加し、3分ほど操作するだけで、最短で翌営業日から利用できる。

LINE証券の口座開設手順
(画像=LINE証券)

LINEアプリ内の「サービス追加」で、LINE証券を選択する。

口座開設ページを開いて画面の案内にしたがって必要事項を入力し、SMS認証が済んだら本人確認書類を登録する。

本人確認書類はマイナンバーカードか、マイナンバーが記載された書類と運転免許証の組み合わせなどを選択する。

その後、顔写真をその場で撮影する「かんたん本人確認」を利用すると、最短で翌営業日から取引を開始できる

顔写真を送信したくない場合は、郵送による手続きに変更することも可能だ。

暗証番号を設定したら口座開設申し込みが完了し、LINE証券による審査が完了したらLINEメッセージにお知らせが届く。

PayPay証券の口座解説手順

本人確認書類を準備できていれば、すべてスマホで完結するのでお手軽だ。

PayPay証券の口座解説手順
(画像=PayPay証券)

まずPayPay証券アプリをスマホにインストールして、「口座開設」ボタンをタップし、案内にしたがって申し込む。

申込フォームに必要事項を入力したら、「個人番号カード」「運転免許証」「健康保険証」「住民票の写し」などの本人確認書類をアップロードする。

写真のない本人確認書類は2種類必要になるため、注意しよう。

口座開設が完了したら、証券会社からID・パスワードなどを記載した「口座開設完了のご案内」が送られてくる。

通常、口座開設には2〜3週間程度かかります。

口座開設後、証券口座に入金すればすぐに取引を開始できる。

「おいたまま買付」サービスを使えば、証券口座の資金が不足しても銀行やソフトバンクカード、dポイントと連携して自動で振替が行われる

9,LINE証券とPayPay証券のミニ株(単元未満株)を他のネット証券と比較

27.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
(画像=MONEY TIMES編集部)

LINE証券・PayPay証券と他の証券会社の単元未満株サービスと比較してみよう。取引単位や手数料、取扱銘柄、取引ルールの違いは以下のとおりだ。

LINE証券 PayPay証券 SBI証券
「S株」
マネックス証券
「ワン株」
SMBC日興証券
「キンカブ」
野村證券
「まめ株」
取引単位 1株 1,000円 1株 1株 100円 1株
手数料 基準価格の
0.2~1.0%
(銘柄グループによる)
・国内)基準価格
の 0.5~1.0%
・海外)基準価格の
0.5~0.7%
・買付:無料
・売却:0.55%
(最低手数料55円)
・買付:無料
・売却:0.55%
(最低手数料52円)
・100万円以下:
(買付)無料、
(売却) 約定価格の0.5%
・100万円超:
(買付) 約定価格の1.0%、
(売却) 約定価格の1.0%
1.1000%
(約定代金×基本料率が
550円に満たない
場合は550円)
銘柄数 国内株式 1,514本
国内ETF 15本
国内株式 160本
国内ETF 4本
国内REIT 4本
海外株式 147本
海外ETF 25本
東証
(1部・2部・
マザーズ・JASDAQ)
上場銘柄
2,756本
東証
(1部・2部・
マザーズ・JASDAQ)
上場銘柄
2,756本
名証
(1部・2部・
セントレックス)
277本
東証
(1部・2部・マザーズ・
JASDAQ)上場している株式、
ETF、REITのうち、
同社が選定する3,809銘柄
東証
(1部・2部・マザーズ・
JASDAQ)、名証1部・2部上場銘柄の
うち同社が指定する銘柄
注文
受付時間
24時間 24時間 24時間 24時間 ※フロッギーサイト
平日0:00~2:00、
5:00~11:30、
16:00~24:00
平日 6:00~14:00
平日 15:35~翌2:00
休日(土・日・祝) 6:00~翌2:00
約定 取引時間中
リアルタイム
取引時間中
リアルタイム
9:00、
12:30、
15:00
後場の始値 平日の前場・
後場中
取引日の終値
LINE証券、PayPay証券、SBI証券マネックス証券SMBC日興証券、野村證券の公式ホームページより筆者作成、2022年2月8日時点

野村証券に関しては、窓口取引ではなくインターネット取引コースを想定した。SMBC日興証券には「株式ミニ投資」という単元未満株のサービスがあるが、2022年3月11日をもってサービスの提供を終了する予定である。

ミニ株の手数料がもっとも安い証券会社は条件次第ではLINE証券

28.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
(画像=MONEY TIMES編集部)

ミニ株の取引手数料は、料金体系が証券会社によって異なるため比較が難しい。約定価格に一定の料率を乗じて算出するタイプや、基準価格にスプレッドを上乗せするタイプなどがあり、銘柄グループや取引時間帯によって料率が異なる場合もある。

ここでは、参考に株価が1万円の銘柄の手数料を比較してみよう。

LINE証券……1万円×0.2%(グループA)×2(買いと売り)=40円
PayPay証券……1万円×0.5%(平日立会時間)×2(買いと売り)=100円
SBI証券、マネックス証券……1万円×0.55%×1(売り)=55円
SMBC日興証券……1万円×0.5%×1(売り)=50円
野村証券……1万円×1.1000%×2(買いと売り)=220円

上記のようにLINE証券におけるAグループの銘柄の場合はLINE証券がもっとも安くなる。

銘柄数を重視するならSBI証券かマネックス証券

29.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
(画像=MONEY TIMES編集部)
ミニ株の取扱銘柄数が多いのは、大手ネット証券のSBI証券やマネックス証券、対面大手の野村證券です。

東証一部・二部上場銘柄であれば、マザーズ・ジャスダックを含めてすべての銘柄が往復売買の対象だ。マネックス証券と野村證券は、名古屋証券取引所(名証)もミニ株で取引できる。

篠田わかな

取扱銘柄数は少ないが、海外株を少額で取引できるのはPayPay証券だけです。取扱銘柄数を重視するのか、取扱範囲を重視するのかによって、選ぶべき証券会社は変わります。

投資金額を指定できるのはPayPay証券とSMBC日興証券

30.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
(画像=MONEY TIMES編集部)

ミニ株サービスでは1株単位での取引が一般的だが、投資金額を指定できる証券会社もある。PayPay証券とSMBC日興証券(フロッギーサイト)だ。

PayPay証券は1,000円単位、SMBC日興証券は100円単位で取引できます。

株数を指定するサービスでは株価によって投資金額が変わるが、投資金額を指定できる場合はどの銘柄でも同じ金額で投資できる。

篠田わかな

「毎月決まった金額投資したい」「数種類の株式を同じ比率で保有したい」といった場合は、金額指定ができる証券会社が便利です。

リアルタイム取引ができる証券会社はLINE証券とPayPay証券

31.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
(画像=MONEY TIMES編集部)

多くのミニ株サービスでは24時間発注できるが、約定するタイミングはサービスによって異なる。前場・後場の始値あるいは終値で約定するサービスが多く、約定時間が指定されているものもある。

LINE証券とPayPay証券は、取引時間中であればリアルタイムで約定します。通常の株式のように取引できるため、約定価格を予測して注文することが可能です。
篠田わかな

いずれも、注文方法は価格を指定しない「成行」のみだ。

LINE証券とPayPay証券のミニ株はNISAに対応していない

LINE証券とPayPay証券のミニ株は、NISAに対応していない。LINE証券では2022年2月につみたてNISAが始まったが、対象は投資信託のみでミニ株は取り扱っていない。

SBI証券やマネックス証券、SMBC日興証券や野村證券では、ミニ株もNISA口座で運用できます。
篠田わかな

買付の際に希望する口座の種類を指定するだけなので、注文も簡単です。

ネット証券でのミニ株(単元未満株)取引についてよくあるQ&A

32.ミニ株(単元未満株)を買うならLINE証券とPayPay証券どっちがおすすめ?
(画像=MONEY TIMES編集部)

ここまでの内容を踏まえて、ネット証券のミニ株取引に関してよく見られる質問と回答をまとめた。

ミニ株(単元未満株)取引のメリットは?
数百円といった少ない資金で株式投資ができることだ。まず、初心者が投資経験を積むハードルが大きく下がる。元本割れの可能性がある金融商品に、いきなり50万円を投じるのは勇気がいるが、少額ならリスクを抑えつつ取引の仕組みや情報収集の方法を学べる。初心者でなくても、購入金額をコントロールできることは分散投資や資金の有効活用につながる。初心者が持つのはハードルが高い値がさ株も、ポートフォリオに入れられる。投資額が小さければリターンが限られ、株主としての権利も限定されるが、配当金は保有株数に応じてきちんと支払われる。
ミニ株(単元未満株)取引のデメリットは?
デメリットは、取引手数料が割高になることだ。ミニ株の手数料体系は証券会社によって異なり、同じ証券会社でも銘柄や取引時間帯などによって手数料が変わることがあるので、しっかり比較した上で選びたい。約定のタイミングが1日に数回しかないのは不便だが、短期売買でなければあまり気にならないだろう。証券会社によっては、相対取引によって「疑似リアルタイムの約定」に対応しているところもある。
日本特有の株主還元策である株主優待を受けられないのは、ちょっと寂しい。ただし、探せばミニ株でも株主優待を受けられる銘柄もあるので、チェックしてみるとよいだろう。
ミニ株(単元未満株)取引ができる証券口座の中で口座を開設しやすいのはどこか?
手軽に証券口座を開設するには、スマートフォンでの申し込みや取引に対応している証券会社がおすすめだ。LINE証券とPayPay証券なら、いつも使っているスマートフォンにアプリやサービスを追加するだけで利用できる。申し込みもWeb完結なので、書類のやり取りは不要だ。情報や機能を絞っているので、初心者でもスムーズに取引開始までたどり着ける。慣れてきて物足りなくなってきたら、他の証券会社を検討してもよいだろう。
LINE証券でのミニ株(単元未満株)のメリットは?
LINE証券のミニ株「いちかぶ」の特徴は、日中の取引手数料の安さと、夜間取引ができることだ。基準価格の0.2%というスプレッドは、0.55%が多いミニ株の中ではかなり低い。夜間取引や時間外取引は1.0%と高めだが、そもそも夜間取引ができること自体が非常に珍しい。LINEを使い慣れている人や、LINEポイント・LINE Payユーザーなら、「新しく証券口座を開いて資産運用を始める」というハードルを感じることなく始められるだろう。
PayPay証券でのミニ株(単元未満株)のメリットは?
PayPay証券の特徴は、何といっても1,000円単位で売買できることだ。1株単位なら銘柄によって必要な投資額が変わるが、1,000円単位なら、「今月は5,000円分」といった買い方ができる。 外国個別株をミニ株で買えることも高く評価できる。アップルやアマゾンなどのGAFAM株をこれほど気軽に買えるサービスは、他では見当たらない。取扱銘柄数は限られているが主要企業は押さえてあり、操作の簡単さも特筆に値する。


篠田わかな
執筆・篠田わかな
外資系経営コンサルティング会社にて製造・物流・小売部門のコンサルタントとして業務/システム改革プロジェクトに参画。退職後独学でFP技能士の資格を取得。開業して個人事業主となり、マネー・ビジネス分野の執筆、企業からの請負業務を手がける。
外資系経営コンサルティング会社にて製造・物流・小売部門のコンサルタントとして業務/システム改革プロジェクトに参画。退職後独学でFP技能士の資格を取得。開業して個人事業主となり、マネー・ビジネス分野の執筆、企業からの請負業務を手がける。


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