結論から言うと、マネックス証券の評判は良い。
インターネット上の口コミや評判にはさまざまな意見があり、中には経営状況を懸念するようなネガティブなものがあるかもしれない。
しかし、マネックス証券の2020年から2024年までの営業利益に不安要素はない。口座開設数や預かり資産も順調に伸びていることから、投資家からの評判は良いと判断できる。
また、2024年1月にNTTドコモとの業務提携を開始したことで、格付け会社からの評価は「BBB+」から「AA」に引き上げられ、信頼性はさらに上がっている。
元々マネックス証券は米国株やIPOに強みがあるが、今後NTTドコモのdポイントやdアカウントとサービス連携することで、ますます成長が期待できる証券会社である。
この記事ではマネックス証券の経営状況の推移をもとにした客観的な評価や実際の口コミ、さらに他の主要ネット証券と比べた場合のメリット・デメリットを詳しく紹介する。
マネックス証券の評判は?
マネックス証券の評判は、良いと言える。
中には「潰れる」など業績悪化の誤解を与えるような口コミなどもあるだろうが、経営状況を見ると根拠はない。
実際、2020年から2024年までは営業利益が大きく悪化している事実はない。口座開設数や預かり資産にしても順調に伸びているため、投資家からの評判はいいと判断できるだろう。
ここでは次の2点を切り口に、客観的なデータからマネックス証券の評判や信頼性について解説する。
マネックス証券の安定性を裏付けるデータ
マネックス証券の経営状況はこの5年間概ね好調である。
マネックス証券の2020年から2024年までの、各3月期における営業収益と営業利益は次の通りだ。
2020年3月 | 2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 | 2024年3月 | |
---|---|---|---|---|---|
営業収益 | 279億8,700万円 | 322億6,000万円 | 309億7,600万円 | 310億円 | 367億3,100万円 |
営業利益 | 26億8,000万円 | 44億5,900万円 | 47億5,700万円 | 32億7,500万円 | 56億1,200万円 |
それぞれの推移を見ても業績が悪化していることはなく、年ごとに多少の変動はあるもののむしろ業績は伸びていることがわかる。
経営に関する悪い口コミを気にして口座の開設をためらっているのであれば、心配しないでもいいだろう。
実際、マネックス証券の口座数と預かり資産も順調に伸びている。
2020年3月 | 2021年3月 | 2022年3月 | 2023年3月 | 2024年3月 | |
---|---|---|---|---|---|
口座数 | 185万6,376 | 193万7,108 | 218万5,769 | 221万1,721 | 259万8,260 |
預かり資産 | 3兆7,510億円 | 5兆1,320億円 | 6兆657億円 | 6兆2,418億円 | 8兆3,238億円 |
多くの人がマネックス証券で口座開設をし、利用していることが分かる。つまり、それだけ「投資家からの評判はいい」と判断できるだろう。
マネックス証券への格付け評価
マネックス証券の評判は、むしろ2024年に入って上がっていると言える。
「評判」と呼ばれるものには経済アナリストのレポートや口コミなどさまざまものがあるが、ここでは「格付け会社からマネックス証券はどう評価されているか」を一例として、詳しく確認してみよう。
日本格付研究所(JCR)が2024年に公表した格付けによると、マネックス証券の格付は「BBB+」から「AA」に引き上げられている。
出典:日本格付研究所
格付けが上がるということは、会社の財務状況が安定していることを意味します。利用者としては、より安心して投資できるというメリットがあります。
松岡紀史(ファイナンシャル・プランナー)
マネックス証券が高評価を得られた理由は大きく2つ考えられる。
一つは、2024年のNTTドコモと業務提携だ。もともと財務の健全性は主要なネット証券の中でも高い方であったが、NTTドコモの信用力が加わり、さらに評価された。
もう一つの理由は、マネックス証券の「自己資本規制比率」が主要ネット証券と比べても圧倒的に高い水準だったことが挙げられる。この数値が高ければ高いほど、会社が安定しているということを示す。
ここでは、高評価の理由であるこれら2点をさらに詳しく解説する。
◾️NTTドコモ社との連携
格付けが上がった大きな要因の1つが、2024年1月4日に始まったNTTドコモとの業務提携だ。
マネックス証券の取り組むビジネスが、「NTTドコモの経営戦略において重要度が高い」と評価され格付アップにつながった(以下、引用文中MS=松井証券)。
MS は NTT グループにとっての経営的重要度が高い と評価した。ドコモが注力する金融サービスにおいて MS が担う証券ビジネスは重要な事業領域であるうえ、MSはグループ唯一のネット証券会社として、同ビジネスを一手に引き受けるためである。
出典:日本格付研究所
業務提携により、NTTドコモが提供するdポイント、dカード、dアカウントなどの各種サービスとの連携もますます強化されることが予想できる。
◾️「自己資本規制比率」が高水準
またマネックス証券の「自己資本規制比率」が、主要ネット証券と比べて高い水準だった点も評価された。
証券会社 | 自己資本規制比率 |
---|---|
301.4% | |
254.9% | |
275.9% | |
413.7% | |
280.6% |
23年12月末の自己資本規制比率は 307.0%と、問題のない水準を維持している。証券業務にかかる市場リスクは小さいほか、FX にかかるリスクはカバー取引によって抑制している。信用取引などにかかるリスク管理も適切に行われていると JCR はみている。
出典:日本格付研究所
自己資本規制比率とは、証券会社の財務の健全性を図る指標のことだ。数値が低いと金融庁から監督命令や業務停止命令がくだされる場合がある。
簡単に言うと自己資本規制比率とは、「会社が大きな損失を出しても事業を継続できるか」を示すバロメーターのようなものです。数値は大きいほどより安全な財政状況だと判断できます。
松岡紀史(ファイナンシャル・プランナー)
この数値は、「自己資本(資本金や余剰資本金など)」を「リスク相当額(会社が負う可能性のある損失の総額)」で割って算出する。
リスクには、例えば有価証券の変動、取引先の契約不履行、事務処理ミスなど、さまざまなものが想定される。これらが少なければ、自己資本規制比率は高い数値が算出される。逆にリスクが多く想定されれば、自己資本規制比率は低くなる。
自己資本規制比率が100%を下回った場合には高リスクな証券会社だと判断され、金融庁から業務の停止を命じられる可能性がある。
100%を下回ったとき
金融庁は、3月以内の期間を定めて業務の全部又は一部の停止を命ずることができる
出典:日本取引所グループ
自己資本規制比率が300%を超えるマネックス証券はリスクが低く、安心な証券会社だと言える。だからこそ、格付けでも高評価を得られた。
なぜマネックス証券の経営悪化の評判や誤解があるのか?
ではなぜ、マネックス証券の経営状況への誤解があるのだろう?
過去の金融危機では、多くの証券会社が経営破綻を余儀なくされた。これらの記憶が証券会社全体に対する不安を高めている可能性がある。
そのため「個別の証券会社の経営状況へのネガティブな誤解」も生じているのではないだろうか。
例えば山一證券は、バブル崩壊後の不良債権問題により経営が悪化し、自主廃業をした。
大手証券会社の山一証券が破たんした。バブル崩壊による収入の落ち込みに加えて、総会屋への不正な利益提供や、株売買の損失を隠す「飛ばし」が明らかになった。帳簿外の債務は2,600億円に上り市場の信用を失って自主廃業となった。
出典:NHK
また2008年にはリーマン・ブラザーズがサブプライムローン問題に端を発する金融危機の中心的な存在となり、破たんをした。
アメリカの大手証券会社、リーマンブラザーズが9月15日、倒産し、100年に一度といわれる金融危機が表面化した。
出典:NHK
このような出来事はインパクトも大きいものだった。そのため、未だに証券会社に対する不安を感じる人がいると予想できる。
また、近年のネット証券業界は競争が激化し、新規参入や既存の証券会社のサービス拡充が相次いでいる。そのような状況の中で、マネックス証券が生き残れるのか?という心配をする人がいるのかもしれない。
しかしこれらは漠然とした不安であり、明確な根拠があるわけではない。むしろ前述したように、マネックス証券の経営は安定しており、将来性も期待できると言える。
もちろん、マネックス証券の各サービスや商品に関しては、いいものとわるいもの、両方の評判があるだろう。
そこで個別のメリットデメリットや、各口コミを確認したい人は次の章を参照し、マネックス証券が自分に相応しい証券会社かどうかをあらためて判断してみよう。
>>マネックス証券のメリットと口コミを知りたい人はこちら
>>マネックス証券のデメリットと口コミをを知りたい人はこちら
マネックス証券のメリット
ここではマネックス証券の口コミ(※)から、特に評判のよかった5つのメリットを紹介する
※口コミはMONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
マネックス証券は豊富な投資商品を取り扱っているが、特に米国株に強い点が大きなメリットだ。また、IPOが完全平等抽選という点も評価されている。
ベテラン投資家だけでなく、投資初心者にとってもマネックス証券の口座を持つメリットは多い。
米国株に強い
マネックス証券は米国株投資に最適な証券会社の一つだ。取扱銘柄数が豊富であり、手数料も他社と比較して有利な条件を提供している。
以下の表は、主要ネット証券の米国株の取扱銘柄数と手数料の一覧である。
取扱銘柄 | 取引手数料 | 為替手数料 | |
---|---|---|---|
マネックス証券 | 5,000銘柄超 (2023年12月25日時点) |
約定代金の0.495% 最低0ドル 最大22ドル |
買付時:0銭 売却時:25銭 |
SBI証券 | 5,190銘柄超 (2024年5月14日時点) |
約定代金の0.495% 最低0ドル 最大22ドル |
25銭* |
楽天証券 | 4,732銘柄 (2024年7月25日時点) |
約定代金の0.495% 最低0ドル 最大22ドル |
25銭 |
松井証券 | 約4,150銘柄 (2024年6月12日時点) |
約定代金の0.495% 最低0ドル 最大22ドル |
0銭 |
auカブコム証券 | 1,800銘柄超 (2023年3月時点) |
約定代金の0.495% 最低0ドル 最大22ドル |
20銭 |
マネックス証券の米国株取扱銘柄数はSBI証券に次ぐ多さで、ネット証券の中でもかなり充実していることがわかる。
また、米国株にかかる手数料にも注目したい。取引手数料は各社とも差はないが、マネックス証券の為替手数料(スプレッド)は買付時が0銭となっており、SBI証券や楽天証券よりも有利に取引ができる。
◾️マネックス証券の米国株に関する口コミ
40代|男性
【米国株の選択肢が多い】
米国株の取扱数が多いです。注文の自由度もかなり高く、自分が望む条件で売買できます。「銘柄スカウター」という高度な分析ツールを無料で利用でき、簡単に業績の良し悪しなどを判断しながら自分で有望な銘柄を探しだせます。
30代|男性
【米国株初心者でもわかりやすい!】
売買代金や配当利回りランキングなど、米国株が分からなくてもどのような銘柄が人気なのか分かりやすくまとめられているため、自分がどの銘柄に投資したいか選定しやすいことがマネックス証券のよいところだと感じます。
また、日本円から直接米国株を購入できるため、余計な手間がかからないのもメリットです。
30代|男性
【米国株初心者でもわかりやすい!】
単に取扱件数が多いだけではなく、米国株の取引手数料は0円なので、ココをおいて他になしというレベルです。
4,500銘柄以上の米国株を取り扱っているので、日本では高レベルの証券会社だといえます。 特定口座を利用できますので、税金関連も面倒な点がありません。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
投資商品が豊富
取扱商品が豊富な点もマネックス証券のメリットである。
マネックス証券では、日本株や投資信託はもちろん、米国株、金・プラチナまで幅広い投資商品が揃っている。下の表は主要ネット証券の取扱商品との比較である。
マネックス証券は日本株や外国株、投資信託、IPOなどの取り扱いがある。
また証券会社によって取り扱いにばらつきのある、国内外の債券や単元未満株、金・プラチナなどもマネックス証券では投資可能だ。
さらに暗号資産を取り扱っているのはこの5社の中ではマネックス証券のみである(SBI証券や楽天証券はグループ内での取り扱いはあり)。
投資信託の本数や外国株式の対象国の数はSBI証券や楽天証券などに劣るが、投資商品の豊富さという点ではマネックス証券はトップクラスである。
さまざまな投資に挑戦したいが、複数の口座を管理するのが面倒な人にはおすすめの証券会社といえる。
◾️マネックス証券の投資商品に関する口コミ
40代|男性
【取り扱いの種類が多い】
取扱商品の種類が多いのが良かったです。特にIPOや米国株・中国株に強いと感じました。国内現物株が手数料引き下げでお得になったことも評価できます。ツールやアプリが便利で、投資情報やマーケット情報も豊富です。少額で投資ができるので、投資未経験でも手軽に利用できます。
40代|女性
【貴金属や先物も充実】
マネックス証券は、株式や投資信託だけでなく、金やプラチナなどの貴金属や、原油やガスなどの商品先物にも投資できる証券会社だと思います。
私はマネックス証券で貴金属や商品先物を取引していますが、それらの分野に関する情報やレポートも充実しています。またオンラインセミナーやウェビナーなども開催されており、専門家の見解や分析を聞くことができます。
貴金属や商品先物に興味のある投資家におすすめの証券会社と感じています。
60代|男性
【暗号資産のCFD取引におすすめ】
マネックスビットコインのメリットは、取引手数料が無料で、24時間365日いつでも取引できることです。また、下落相場でも売りから入って利益を狙えるのが魅力的です。レバレッジも最大2倍までかけられるので、少ない資金でも大きな取引ができます。
スマートフォンアプリも見やすくて使いやすいです。マネックス証券は総合金融サービスを扱っているので、信頼性も高いと思います。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
IPOの抽選が完全平等方式
マネックス証券はIPOへの投資を考えている個人投資家にもおすすめだ。
というのも、マネックス証券のIPOの抽選は申込数にかかわらず、全ての参加者に平等にチャンスがあるからだ。
マネックス証券のIPOの抽選方法は他の多くの証券会社とは異なっている。
例えば、申込株数単位が100株のIPOに、以下の5人がそれぞれ次のように申し込んだ場合を考える。配分株数(当選数)は300株とする。
Aさん | 300株(100株 × 3単位) |
---|---|
Bさん | 200株(100株 × 2単位) |
Cさん | 100株 |
Dさん | 100株 |
Eさん | 100株 |
このため、資金力がある投資家の当選確率が高くなるのである。
購入数によって結果が左右されないのは、特に資金が少ない個人投資家でも平等にIPOの当選チャンスがあるため、魅力的だ。
本格的にIPOに投資したい人であれば、マネックス証券はぜひ口座を作っておきたい証券会社の1つだろう。
◾️マネックス証券のIPOに関する口コミ
30代|男性
【IPOの抽選は平等です】
マネックス証券では、1人あたり100株の申込に限定されており、他の証券会社で見られる資金が多ければ多いほど当選しやすいというところがないため、1人1票の平等抽選で当選が決められるということがメリットとして挙げられます。また、資金の入出金に係る手数料がないため、資金の流動性という面でも魅力的です。
30代|男性
【多くの銘柄を取り扱っている】
マネックス証券のIPO取引は、少ない資金でも抽選に当たりやすいという特徴があります。他の証券会社と比較しても、初心者や小口投資家でも当選のチャンスが高いです。
機会も多く、多くの銘柄を取り扱っていますので、IPOへの投資チャンスも広がります。
30代|女性
【取引しやすい】
マネックス証券のIPO取引はコンピューターによって無作為に抽選をするところが良いと思います。誰でも抽選に当たる可能性があるのです。
IPO取引は上場したら価値が変わる可能性があり、値上がりする場合もあるため人気です。資産が少ない人でも当たる確率が高くなるなら良いと感じています。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
クレカ積立の還元率が高い
クレジットカードの積立投資によるポイント還元率が高いのもマネックス証券の特徴だ。
マネックス証券では、投資信託の積立にクレジットカードを利用すると、最大1.1%のポイントが還元される。
これは手数料が無料のクレジットカードのポイント還元率としては、ネット証券の中でも最も高い。
証券会社 | カード(年会費無料) | ポイント還元率 |
---|---|---|
dカード マネックスカード |
5万円以下 1.1% 5万円趙7万円以下 0.6% 7万円超 0.2% |
|
三井住友カード(NL) Oliveフレキシブルペイ |
0.5% | |
楽天カード | 代行手数料4.0%以上 1.0% 代行手数料4.0%未満 0.5% |
|
- | - | |
au PAYカード | 1.0% |
2024年7月時点では、投資信託の積み立てにクレジットカード決済を利用できる限度額は各社とも毎月10万円だ。
毎月10万円の積み立てではポイント還元率はauカブコム証券に劣るが、SBI証券や楽天証券(代行手数料が4.0%以下の銘柄)より高い。また、毎月5万円以下の積み立てでは最も高くなっている。
マネックス証券は2024年7月5日から、投資信託の積み立てに従来のマネックスカードに加え、dカードも利用できるようになった。
付与されるポイントはもちろんdポイントである。これにより、ドコモユーザーをはじめとしたdポイント利用者には、さらにメリットが大きくなっている。
◾️マネックス証券のクレカ積立に関する口コミ
40代|男性
【ポイント還元がお得】
もともと楽天証券を利用していましたが、クレジットカードによる投信積み立てで毎月1.1%のポイント還元がされる点に魅力を感じています。
アプリも使いやすく、SBI証券・楽天証券と比較しても商品数は引けを取らないので満足しています。またノーロード投資信託の取り扱いも充実しており、つみたてNISAの口座開設先としてもおすすめです。
40代|女性
【投資しながらポイントがたまる】
投資信託の積立決済をすると約定金額の最大1.1%ポイントを付与されるので、投資しながらいつの間にかどんどん貯まっていくのでお得なサービスです。
20代|女性
【ポイントで資産形成】
マネックス証券は、ポイントで様々な商品やサービスを購入できるのが魅力です。現金やギフト券に交換できるほか、手数料や税金にも充当できます。
また、マネックスカードは年会費無料で、ショッピングや公共料金の支払いでもポイントが貯まります。さらに、ポイントはマネックスグループの他のサービスとも相互に移行できるので、柔軟に使えます。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
サポート体制が手厚い
マネックス証券では、初心者でも安心して投資できるように、問い合わせ先や情報コンテンツなどのサポート体制が充実している。
例えば、種類に応じて細かく専用の電話窓口が設けられており、ログインや各種手続き、商品やサービスに関する質問など、さまざまな問い合わせに対応している。
窓口名 | 問い合わせ内容 | 電話番号 |
---|---|---|
ログイン・ 各種手続きダイヤル |
ログイン、各種パスワード 住所や氏名の変更 入出金など |
0120-234-285(固定電話) 0570-053-491(携帯電話) 平日8:00〜17:00 |
お客様ダイヤル | 商品やサービス 株式の注文など |
0120-846-365(固定電話) 03-6737-1666(携帯電話) 平日8:00〜17:00 |
FX・先物オプション・ 米国株ダイヤル |
FX・先物・オプション 米国株、中国株 暗号資産CFD |
0120-911-440(固定電話) 03-6737-1668(携帯電話) 平日8:00〜17:00 |
相続手続き | 相続手続きの書類請求など | 0120-430-283(固定電話) 03-6737-1667(携帯電話) 平日8:00〜17:00 |
iDeCo専用ダイヤル | iDeCo口座の開設 iDeCo口座の操作方法 |
0120-034-401 平日9:00〜20:00 土曜9:00〜17:00 |
信託・ 相続支援センター |
財産管理、遺産の整理 資産承継のお悩みなど |
0120-004-420(固定電話) 03-6737-1673(携帯電話) 平日8:00〜17:00 |
また、情報コンテンツが充実しているのも特徴だ。
「何をすればいいのかわからない」という悩みを持つまったくの初心者は、「はじめての投資ガイド」で投資の基礎から学べる。
さらに、「マネクリ」という投資情報メディアでは、最新のマーケット情報や各種アナリストのレポート、市況概況などが発信され、投資上級者にとっても有益な情報を得られる。
◾️マネックス証券のサポート体制に関する口コミ
30代|女性
【初心者にも優しい】
投資初心者にも優しい証券会社だと思います。私はマネックス証券で株式や投資信託を始めましたが、サポートが充実していて安心できました。電話やメールでの相談はもちろん、オンラインセミナーや教育コンテンツなども提供されています。
また、口座開設や入出金などの手続きも簡単で、スマホやPCで完結できます。投資初心者にも親切な点で秀でています。
30代|男性
【学べるコンテンツが充実】
基礎的な部分からしっかり学ぶことができる動画などのコンテンツが提供されています。上級者は必要ないかもしれませんが、初心者や中級レベルの投資家にとって有益な情報が得られて助かるはずです。投資は簡単に稼げるものではなく、知識やトレードスキルを積み上げていくことで稼げるようになってきます。
30代|女性
【ツールや情報が充実】
ツールや投資情報が充実していてアプリでも気軽にチェックきるのがいいです。
単元未満株の買付手数料は投資信託の購入時申込手数料が無料などのサービスも良いと感じました。手数料が一定額までキャッシュバックというプログラムもありがたいなと思います。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
マネックス証券のデメリット
マネックス証券の口コミ(※)から、あまり評判のよくなかった点も紹介する。
※MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
コスト面で他のネット証券に劣る投資商品がある点にデメリットを感じている人がいた。
SBI証券と楽天証券の2大ネット証券会社は、条件付きではあるものの取引手数料を無料にする投資商品を増やしている。マネックス証券でもNISAの売買手数料を実質無料にするなどしているが、NISA以外の現物株式の取引手数料など、比較するとコスト面で劣っている。
また、外国株式に関しては米国株と中国株に関しては強いものの、その他の国の株式は取り扱っていない。
ここではマネックス証券の3つのデメリットについて、詳しく紹介する。
手数料が無料化されていない
マネックス証券には無料コースは存在しない。
他の大手のネット証券では、条件付きではあるが国内株式の取引手数料が無料になるコースが誕生している。例えばSBI証券の「ゼロ革命」や楽天証券の「ゼロコース」だ。
したがって国内株式の現物取引の手数料を他社と比べると、以下のように差がついてしまう。
取引毎手数料コース | 一日定額手数料コース | ゼロ革命対象 | ゼロコース | |
5万円以下 | 55円 | 550円 | 0円 | 0円 |
5万円〜10万円 | 99円 | |||
10万円〜20万円 | 115円 | |||
20万円〜50万円 | 275円 | |||
50万円〜100万円 | 535円 | |||
100万円〜150万円 | 640円 | 2,750円 | ||
150万円〜200万円 | 1,013円 | |||
200万円〜300万円 | ||||
300万円〜3,000万円 | 以降300万円毎に +2,750円 |
|||
3,000万円〜 | 1,070円 |
なお、NISA口座での国内株式現物取引の手数料は、マネックス証券も0円だ。そのためあくまでNISAの成長投資枠内で株式売買をするのであれば、手数料を気にすることなく取引ができるはずだ。
しかし以下のような利用を想定している場合は、マネックス証券では手数料がかかってしまう。
・NISA以外の個別株への投資
・短期的に売買を繰り返す投資 など
これらの投資を希望するなら、SBI証券や楽天証券の方が向いているだろう。
SBI証券の「ゼロ革命」を利用するには取引報告書などを電子交付サービスにする必要があります。また楽天証券の「ゼロコース」を利用するにはRクロスとSOR利用が必須となるなど、条件が付くことには留意しておきましょう。
松岡紀史(ファイナンシャル・プランナー)
◾️マネックス証券の手数料に関する口コミ
30代|男性
【もっと安くして】
楽天証券とSBI証券が株取引の手数料を無料にしたということですので、マネックス証券も追随してもらえたらいいかなと思っています。信用取引に関してもやや手数料がかかるかな?と思うところもありますので、そのあたりも改善できたらしてもらいたいです。
50代|女性
【割高な感じがある】
ネット証券の草分け的な存在で20年ほど前は手数料の安さをかなりアピールしていました。事実、他よりも安い印象でした。しかしネット証券の会社やサービスが乱立してきて、利用者も選び放題になった今、国内証券の取引では後発の会社のほうが手数料は安くなってきている。
30代|男性
【手数料を無料にしてほしい】
手数料についてはもっと安くしてほしいと思います。無料の証券会社も出てきています。やはり売買をたくさんすると手数料の負担が苦しくなってきますので。理想はもちろん無料がいいです。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
外国株式は米国株と中国株のみ
マネックス証券では米国と中国以外の国の外国株式を購入することはできない。
投資対象の外国株として米国株や中国株のみを考えている場合には問題はないが、それ以外の国に投資したい場合は他の証券会社を検討する必要がある。
例えば、SBI証券9ヵ国、楽天証券6ヵ国と比べると、マネックス証券の2ヵ国というのは物足りなさを感じる人もいるだろう。
証券会社 | 取り扱いのある外国株式 |
---|---|
マネックス証券 | 2ヵ国 (米国、中国) |
SBI証券 | 9ヵ国 (米国、中国、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア) |
楽天証券 | 6ヵ国 (米国、中国、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア) |
SBI証券と楽天証券は、高い成長率が期待できるアセアンの主要な国の株式を購入できる。加えてSBI証券では韓国やロシアの株式にも投資が可能だ。
幅広い投資先を選択肢として持ちたい場合は、マネックス証券の外国株の少なさはデメリットになるだろう。
◾️マネックス証券の外国株に関する口コミ
30代|男性
【外国株式の種類について】
他の証券会社と比較して、全体的な外国株式の種類が少ないことが挙げられます。取扱っている外国株は、米国株と中国株が主軸で、それら以外の欧州株や豪州株などは取扱いがないです。いろいろな外国株に投資したい方には向いていないと感じます。
30代|男性
【欧州株なども取り扱ってほしい】
米国株と中国株しか外国株は取り扱っていないので、欧州株や豪州株で取引きすることができません。
最初は日本株と米国株を取引きすると思いますが、慣れてきたら他の外国株にも投資したいと感じてくるはずです。少なくとも欧州株は扱ってほしいです。私はそのために他の証券会社の口座を作りました。
40代|女性
【外国株式の種類を増やしてほしい】
欧州方面の株も取り扱ってくれると、もっと外国株をここで取り引きしたいと思えるようになると思います。
また中国関連の株式も取り扱ってはいますが、全体的に取引にかかる手数料などが割高な感じがしますので、米国株同様に整えてくれるようになってくれたらかなりやりやすくなるかなと思います。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
ツールの一部の機能が有料、使いにくい
マネックス証券には多種多様なツールが用意されているが、利用するのに料金がかかるものも多い。
以下、代表的なツールと利用料金を紹介する。
マネックストレーダー | 国内株式などの板発注機能を搭載した リアルタイム・トレーディングツール |
0円(要申込) |
---|---|---|
マーケットライダー | リアルタイムに価格情報を更新させる 株価自動更新サービス |
1,980円 |
マーケットライダー プレミアム |
注文から約定結果の確認、残高の照会までの 取引が完結できるトレードツール |
4,180円 |
マネックス銘柄スカウター | 企業の業績に関する様々な情報が得られる | 0円 |
---|---|---|
BRiSK for マネックス | アルゲンタム・コード株式会社が提供する株価フル板情報ツール | 0円 (要申込) |
チャートフォリオ | 「使い勝手の良さ」と「わかり易さ」を重視した検索ツール | 0円 |
シグナルトレーダー | 株式会社テラスが提供する日本株売買シグナル提示サービス | 0円 |
マルチボード500 | 最大500銘柄を登録可能で1シート100銘柄を 一覧表示できる株価自動更新ツール |
0円 |
フル板情報ツール | 板情報を詳細に確認できる株価自動更新ツール | 330円 |
ロングショート 分析ツール |
同じような動きをする2つの銘柄のペアを作成し、 それぞれをロング、ショートすることで相場の上下に 影響されず利益を生み出すのをサポートするツール。 |
2,750円 |
クォンツプレミアム | 定量分析手法を使って株価を分析するツール | 3,300円 |
高機能なツールを使えることはデメリットとはいえないかもしれないが、それ相応の利用料金がかかることには留意しておきたい。
また、ツール機能やアプリが使いにくいと言う声もあった。ただ慣れれば問題ないという口コミもあった。
◾️マネックス証券のツールに関する口コミ
40代|男性
【ツールが使いにくいし、有料のものも】
「銘柄スカウター」は比較的すぐ慣れましたが、操作性が良いとは言えないツールもあり、全ての板情報を得るには有料となってくるので、初心者には使いにくいと思います。
40代|男性
【他社の方が使いやすい】
それほど不満があるわけではないですが、強いていうならツールの使い勝手が他社のもののほうが、優れているような気がします。少し使って慣れていれば、そうでもないですが。あとは他社では夜間の取引もしてくれたりとかもありますので、マネックス証券も取り入れてほしいです。
30代|女性
【使い慣れるまで戸惑う】
アプリは使い慣れていないと最初少し戸惑う部分もあるかなと思いました。ただ、基本的には特に使いにくかったりわかりにくかったりと感じる点はありませんでした。ホームページに関しては初心者にもわかりやすいように、基本から説明があるので理解しやすいと感じます。
出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査
Q&A
投資家が預けた有価証券や金銭は、仮に証券会社の経営が破綻しても確実に投資家に戻る。
このように、当該証券会社の資産とは区別して管理することが法律で義務付けられている。これを「顧客資産の分別管理」という。
マネックス証券でも、投資家から預かっている資産は証券会社自身が保有する資産とはっきり区別して管理していることが明示されている。
そのため、万が一マネックス証券が潰れても投資家が預けた資産は返還される。
なお、何らかの事情により証券会社で分別管理がされていなかった場合、日本投資者保護基金から1顧客あたり1,000万円を限度として補償される。
証券会社は、日本、米国、中国向けのオンライン証券ビジネスの本拠地を持ち、暗号資産交換業や教育事業などで構成されるマネックスグループに属する株式会社だ。
2023年10月4日、NTTドコモはマネックスグループとその子会社であるマネックス証券と資本業務提携契約を締結した。
現在マネックス証券の親会社はドコモマネックスホールディングス株式会社となっており、実質的にNTTドコモの子会社となっている。
マネックス証券はSBI証券、楽天証券、auカブコム証券、松井証券と並んで主要ネット証券の1つに数えられている。
ネット証券では売買手数料の低コスト化が進んでいるが、マネックス証券も他の証券会社に引けを取らず手数料が安くなっている。特に、NISAの売買手数料は実質完全に無料化されているのが特徴だ。NISA以外の取引でも、ワン株(マネックス証券の単元未満株)の買付手数料や投資信託の購入時申込手数料が0円となっている。
取扱商品の種類が豊富な点も長所だが、特に米国株の取扱銘柄数と手数料の低さは主要ネット証券の中でもトップクラスだ。マネックス証券といえば米国株というイメージを持つ人も多いだろう。
IPOの抽選方法が完全平等抽選になっており、資金力に関係なく抽選確率が同じという点で、IPO投資のために口座を持っておくという利用方法もおすすめだ。
サポートに関しても、ログイン、商品やサービス、米国株やiDeCoなど、それぞれの相談の種類に応じて専用ダイヤルが設けられているなど充実している。
ドコモマネックスホールディングス株式会社は、マネックスグループ株式会社、マネックス証券株式会社および株式会社NTTドコモの間で締結した資本業務提携契約により設立された中間持株会社だ。
NTTドコモはドコモマネックスホールディング株式会社の株式の49%を保有する。また、取締役の過半数を指名する権利をドコモが有することなどから、実質支配力基準に基づき、マネックス証券はドコモの連結子会社となっている。
1998年に当時ゴールドマン・サックスのゼネラルパートナーだった松本大が、ソニー出井社長と会食した際にオンライン金融会社設立の構想を提案した。翌年4月、松本とソニーの共同出資により「株式会社マネックス」が設立される。
その後も、2002年3月にはソニー損保の自動車保険の取扱を開始する。2013年1月にはソニーバンク証券との経営統合を実現している。
マネックス証券には、SBI証券に対する住信SBIネット銀行や、楽天証券に対する楽天銀行などのように、お互いの口座を連携させてサービスの向上が受けられる銀行は2024年7月時点では無い。
しかし、マネックス証券の提携金融機関の口座振替契約をしていれば、入金指示後、無料で即座に残高に反映される「即時入金サービス」が利用できる。提携金融機関とは、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、ゆうちょ銀行、SBI新生銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行、PayPay銀行、ソニー銀行、auじぶん銀行、イオン銀行、香川銀行、静岡銀行、荘内銀行、北都銀行、そして伊予銀行の18行である。なお、住信SBIネット銀行とソニー銀行では口座振替契約は不要となっている。
また、積立投資におすすめの「定期自動入金サービス」に関しては、全国の銀行、信用金庫、労働金庫等が対応している。このサービスも振込費用は無料で利用できる。
NTTドコモがマネックスグループ株式会社およびマネックス証券と資本業務提携契約を締結したのは2023年10月4日であった。その後資本提携の実際の実行日が2024年1月4日である。
NTTドコモのサービスとの具体的な機能連携では、dカードによるカード積立が2024年7月5日より開始された。今後さらに、2024年秋頃には「dポイントを利用した投資信託の購入」と「dポイントでの投資保有ポイント付与」、2024年冬頃には「dアカウントを使ったマネックス証券へのログインや口座開設」が予定されている。
取引口座によって口座開設までにかかる時間は異なる。証券総合取引口座は、オンラインであれば2〜3営業日程度、最短で翌営業日に口座開設完了のお知らせが届く。郵送であれば1週間から10日程度で開設できる。新規口座開設者からの申込書がマネックス証券に到着後、最短で3営業日目に口座開設通知書が発送される。
外国株取引口座は、国内営業日の15時30分までに申し込むと翌営業日から取引が可能になる。NISA口座を開設する場合は、申込書を返送してから税務署の審査に約1〜2週間程度かかる。
■保有資格:日本FP協会認定AFP
■保有資格:日本FP協会認定AFP
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