FXは難しい……投資対象が非日常的な外国為替、そしてハイリスク・ハイリターンというイメージからそう感じる人もいるようだ。実際に仕組みを知っていくと、FXは非常にシンプルな金融商品ということが分かる。FXへの苦手意識を克服するための対処法など含め紹介していこう。

目次
1,FXとは何か?株式投資(現物)との違い
2,FXが難しいといわれる5つの理由
3,FXで利益を出すために必要な5つのこと
4,初心者が最初に検討したいFX会社は?
5,FXトレーダーが感じたFXの難しさを口コミで紹介
6,「FXは難しい」は克服できる

1,FXとは何か?株式投資(現物)との違い

最初に投資の一種としてのFXとは、どのような仕組みの投資手法なのかを説明していこう。代表的な投資として認知されている現物株式投資と、どのような点において違いがあるのだろうか?

FXとはどのような投資か?

FXは「Foreign Exchange」の頭文字を並べた略語である。日本語に訳すと「外国為替証拠金取引」であり、言葉どおり、外国為替を投資対象とする金融商品である。外国為替とは、簡単にいうと、2国間の通貨を交換すること。FXトレードは、この外国為替を「買い」と「売り」でワンセットにして行う取引であり、買値と売値の差益を狙う売買取引である。

例えば、1ドル105円のときに日本円を売って、米ドルを購入する。1ドル=110円と円安になったタイミングを見計らって、保有していた米ドルを売って、日本円を買い戻すと、一連の取引が完結する。このとき、円安に動いた分、1ドルが105円から110円になった場合は10円が利益となるわけだ。

このように、FXの仕組み自体は非常にシンプルである。「FXは難しい」と感じさせてしまう原因は、FXで利益を出していく仕組みそのものではなく、別に要因があるといえるだろう。

現物株式投資との違い――キーワードは差金決済と証拠金

最も一般的な投資である現物株式投資とFXは、「投資」という言葉でひとくくりにされるが、両者の取引主体はまったく異なる。

現物株式投資は現物株式が取引の主体であり、売買の成立には現物株式の受け渡しが伴う。それに対して、FXでは現物の受け渡しは行われず、反対売買によって損益を相殺し、残った差損益だけを金銭で受け取る、もしくは支払う差金決済取引である。

差金決済取引は、証拠金を担保にしたレバレッジ取引ができるのも大きな特徴だ。この点もFXと現物株式取引の大きな違いの一つであり、FXが「外国為替証拠金取引」と日本語訳される理由でもある。

証拠金取引では、少ない証拠金をFX会社に預け入れることで、その何倍もの金額の資金を借りて取引できる。FXをはじめとする差金決済取引では、手元に資金が残るので回転売買が可能になり、投機的な取引を助長しかねない。そのため、金融商品取引法などによって、現物株式の差金決済取引は禁止されている。

2,FXが難しいといわれる5つの理由

次に「FXが難しい」といわれる主な理由を5つ、具体的に挙げてみたい。

理由1,相場が読みづらい

FXに限らず、株式投資にもいえることであるが、投資には「絶対」はない。FXに関しては、「絶対」どころか、株式投資のように値上がりする、つまり勝てる要因をある程度明確にすることが難しい。

株式投資では、必ず株価が上がると断言できないまでも、企業の成長性や将来のおおよその株価の動向を見積もることが可能だ。割安株なら将来的に値上がりを期待もできる。企業の業績や財務状況、事業計画などを総合的なファンダメンタルズ要因が株価の値動きに強い影響を与え、分析がある程度しやすいからだ。

それに対して、短期間でのトレードが多いFXではトレードは初心者にとっては価格・相場の読みにくさがある。世界各国の経済指標の発表や要人の発言など、一時的ではあるが為替相場に明白な影響を及ぼす要因ももちろんある。しかし、この分析だけでは、とりわけ短期トレードになればなるほど、FXで利益を出すことは難しくなる。

理由2,正確な予測することが困難

ファンダメンタルズ分析が十分に機能しづらいFXでは、チャートを使ったテクニカル分析が頼みの綱となる。過去のチャートを分析して、将来の値動きを予想するこの分析手法でも、FXの値動きを予測するにはまったく不十分であるのも事実だ。

最近では、FX初心者のためのチャート予測ツールも身近になっているが、そもそもFXの値動きは多くの要因が複雑に影響するため、どれほど綿密にチャート分析をしても、それはあくまでも目安でしかなく、どの程度利益につながるかは不明だ。

チャート分析に頼れない部分は、トレーダー自身の経験値と相場観、参加者の心理分析などで補うしかない現状が、FXは難しいと感じさせる大きな原因になっている。

理由3,自身のメンタルコントロール

FXはメンタルコントロールがものをいう投資手法だ。どのタイミングでエントリーして、どのタイミングでエグジットするかが、トレードの勝敗を大きく左右する。いかに冷静に状況を分析して、臨機応変な判断が下せるかが肝になるのだ。

実際には、チャートを監視していると、少しの値上がりで「もう少し待てばもっと上がるかも」という欲や期待が湧いてしまい、あっという間に反転して利確に失敗してしまうことも多い。逆に下落局面にあるのが分かっていても、「すぐに反発するだろう」というわずかな願いにしがみついて、損切りのタイミングを逃してしまうこともある。

こうした感情を抑え込んで、常に冷静で客観的な視点をもってトレードを続けるためには、意識的にメンタルコントロールできなければならない。

理由4,投機要因も短期の値動きに大きく影響する

FXの値動きにはさまざまな要因が作用している。その中でも、一般的なトレーダーにとって、トレード参加者の心理状態を推測することほど難しいことはない。

FX市場に大きな影響力のある機関投資家やプロトレーダー、あるいは投機筋は多額の資金を投入してトレードに参加するので、彼らがエントリーあるいはエグジットするだけで価格が大きく動いてしまう。それが分かっていても、機関投資家たちの動向を予測することは不可能だ。

個人のトレーダーがプロの心理を読み解いて先手を打ち、利益を出すことはかなり難しい。こうした状況が、FXをより難しいと感じさせてしまうのだ。

理由5,「FXはギャンブル」という思い込み

FXの仕組みを知らないFX未経験者が陥りがちなのが、FXはギャンブルであるという思い込みだ。「FXはしょせん、為替相場の上がり下がりを予測するだけ」という適当な感覚で参入すると、負けが続いてしまう。

それでも途中で、FXの値動きにはさまざまな要因が絡み合っていると気が付けば、その時点で軌道修正も可能だ。いつまでもこの事実に気が付かず、「上がるか、下がるか」といった運任せのトレードを続けていると、全財産を失いかねない。

3,FXで利益を出すために必要な5つのこと

上述のようなさまざまな理由によって、初心者の多くがFXは難しいと感じているようだ。それでも、FXを難しくさせている理由がある程度分かっていれば、その対策をとることで、誰でもFXで利益を出す道筋を付けることもできる。

ここでは、FXで利益を出せるようになるためのヒントを厳選して、5つ紹介したい。

対処法1,FXの値動きに影響を及ぼす要因を把握する

為替レートは、経済情勢をはじめとするファンダメンタルズな要因に影響を受けやすい。

主なものとしては

  • 世界経済の動向
  • 通貨国の国内情勢
  • 重要経済指標の発表
  • 世界の国々の政策金利
  • 世界各国の金融当局による為替介入
  • 戦争やテロなどの不測の事態

など、日々のニュース速報を常にチェックしておく必要がある。ニュースから、経済情勢に関する動きをタイムリーにキャッチできれば、迅速な対応をとることが可能になり、利益を出せる可能性も高くなる。

FX会社によって情報量に違いがあるので、自分の志向に見合った質と量の情報を提供してくれる会社を探すことも重要になる。

対処法2,自分に合ったチャート分析手法を学ぶ

FXではトレード期間によってチャート分析による投資判断の重要性が変わってくる。

トレード期間が短くなれば短くなるほど、とりわけスキャルピングのような超短期トレードやデイトレードではチャート分析が利益に直結する。おおまかなトレンドをつかんだら、チャート分析でエントリーポイントやエグジットポイントを探るのが一般的なスタイルだ。

チャート分析では、テクニカル指標が将来の値動きを予測する材料になる。そのため、FXを始めるにあたって、ひととおりのテクニカル指標の機能や見方などを理解しておいた方がよい。

テクニカル指標の種類は多く、さまざまな指標を使って毎回瞬時の判断を下すことは不可能だろう。初心者のうちは混乱や失敗の原因にもなる。自分が使いやすいと感じるテクニカル指標を絞り込んで、1種類、もしくは数種類だけを使ってチャート分析に活用することを考えたい。

対処法3,少額トレードや低レバレッジで損失額を限定する

資金力の少ない初心者の場合、いったん大きな損失が出てしまうと、全ての原資を失ってしまったり、メンタル的に耐えられなくなったりして、FX市場から撤退せざるを得なくなることもある。そのため、少額トレードやレバレッジ倍率を低くすることで、あらかじめ損失額を限定しておくことが、その後のトレードの継続には非常に有効だ。

FXでは、それまで積み上げた全ての利益を一度の大きな損失で失ってしまう失敗例は多い。どれほど綿密に分析をしても100%の勝率を望めないので、初心者から中上級者まで、ある程度の失敗を想定した上で戦略をたてる必要がある。

リスク管理の方法はさまざまであるが、初心者が全てを把握して実践することは困難だ。少額トレードできるFX会社を選ぶ、もしくは1倍~3倍程度の低レバレッジでトレードするなど、初心者にも無理のないリスク管理対策をとることが賢明だろう。

対処法4,利確と損切りルールを事前に設定・徹底

FXを始めたばかりの人から上級者まで共通するのは、「利確と損切ルールの設定と徹底」がある。

時々刻々と変化する為替レートに右往左往してしまっては、冷静な判断は難しい。チャートを監視しながらも、機械的にトレードできるようにしたい。トレードに参加する際に、あらかじめ利確幅と損切り幅を決めておいて、決済同時注文を出しておけば安心だ。

初心者の場合、利確・損切りルールを決めていても、チャートを見ながら瞬時の発注は現実的に困難だと思った方がよい。操作に手間取って注文が遅れると、設定した幅を簡単に超えてしまう。FXトレードでのメンタルコントロールにまだ慣れていない場合はやはりルールの設定と、それを徹底実行するための決済同時注文は、利益を出すための必要条件だと考えよう。

対処法5,自分のトレードを毎回検証

FXでは、分析が勝敗のカギを握る。トレード後の検証は、トレードと一対であると認識してほしい。分析結果を次のトレードの投資判断材料として活用することが重要なのだ。

たまたま下した判断が勝ちにつながったとしても、その情報もデータの一つとして検証したい。トレードごとに、相場の状態やチャートパターン、値幅や値動きを類型化して、数多くのデータを積み上げ、さまざまなパターンを自分の戦略として落とし込む。

その後は、蓄積したデータを元に、それぞれの局面ごとに自分がとろうとしている手法が適切であるかどうかを自動的に判断できるようになるとよいだろう。どのような状況でトレードしたにせよ、トレードしっぱなしにはせず、必ず検証する習慣を付けることが大切だ。

4,初心者が最初に検討したいFX会社は?

上述の5つの対処法をとることで、「FXは難しい」と感じる状況を少しずつ変えていけるはずだ。実際にこうした対処法を実践するのに最適なのは、どのFX会社だろうか。それぞれの対処法におすすめのFX会社を1社ずつピックアップして、スペックなども簡単に紹介してみたい。

1,外為どっとコム――ニュース配信や投資情報の量では業者トップクラス

外為どっとコムは、FXの為替動向をつかむのに不可欠なニュース速報が豊富だ。ロイターニュース、プロ向け情報として知られるロイター赤文字ニュース、フィスコといった信頼性の高い配信元のニュース速報を24時間ノンストップ、会員限定で毎日配信している。

オウンドメディア「外為情報ナビ」や、専門家による各種レポートなど、利用価値の高い多彩な投資情報も入手できる。

外為どっとコムは、しっかりと為替動向を把握して、確実にトレンドに乗りたい人、あるいはファンダメンタルズ分析が重要になるスイングトレードを中心にトレードしたい人にとっては最適なFX会社といえるだろう。

外為どっとコムの主なスペック

口座開設数 53万,8208口座
(2021年7月)
取引単位 1Lot(1,000通貨)※1
通貨ペアの種類 30通貨ペア
注文方法の種類 11種類
テクニカル指標 17種類
ロスカット水準 設定した有効比率を下回ったら随時執行 ※2
※1,ロシアルーブル/円の取引単位は1Lot(1万通貨)
※2,有効比率(%)=有効評価額÷必要保証金額×100
有効比率は、50%~100%の範囲で10%刻みに設定
取引時間の終了1時間内に限り、設定に関わらず、有効比率が100%を下回った時点でロスカット執行
(※2020年10月31日現在の外為どっとコム公式ホームページを参照し、筆者作成)

 

外為どっとコムのスプレッドとスワップポイント

通貨ペア スプレッド※1
(原則固定※例外あり)
スワップポイント ※2
1万通貨単位
買い 売り
米ドル/円 0.2銭 7 -32
ユーロ/円 0.4銭 -28 8
ユーロ/米ドル 0.3pips -42 16
※1,キャンペーンスプレッド。詳細は公式HPをご確認ください。
提示時間帯:対象期間中の各営業日午後4時~翌午前1時
※2,スワップポイントは2020年10月29日付与実績の1日分の値
(※2021年8月18日現在の外為どっとコム公式ホームページを参照し、筆者作成)

外為どっとコムの詳細はこちら

 

2,JFX――36種類ものテクニカル指標の見方や使い方、計算式まで詳しく解説

JFXの高機能取引ツール「MATRIX TRADER」には、業界最多レベル、36種類ものテクニカル指標が搭載されている。公式ホームページのテクニカル指標の紹介ページには、なじみのある指標から聞きなれない指標まで、それぞれの考え方、見方、使い方など、テクニカル指標を分かりやすく紹介している。気になったテクニカル指標を理解する、もしくは自分の使いやすい指標を探し出すのにとても役に立つ。

テクニカル指標を使いこなして、FXトレードの成果を上げたい人は、まずはJFXホームページでどのようなテクニカル指標があって、どのような見方、使い方ができるかを学んではどうだろうか。

その中から、自分が使いやすいと感じるテクニカル指標を1種類、もしくは厳選した数種類を選んで、その後のチャート分析に活用してみよう。

JFXの主なスペック

口座開設数 非公表
取引単位 1,000通貨単位※1
通貨ペアの種類 26通貨ペア
注文方法の種類 22種類
テクニカル指標 36種類
ロスカット水準 有効比率100%未満 ※2
※1,スウェーデンクローネ/円、ノルウェークローネ/円、メキシコペソ/円は1万通貨単位
※2,有効比率(%)=有効評価額÷必要保証金額×100
(※2020年10月31日現在のJFX公式ホームページを参照し、筆者作成)

 

JFXのスプレッドとスワップポイント

通貨ペア スプレッド※1
(原則固定)
スワップポイント ※2
1万通貨単位
買い 売り
米ドル/円 0.2銭 0.2 -8.3
ユーロ/円 0.5銭 -6 0
ユーロ/米ドル 0.3pips -0.12 0.02
(※2020年10月31日現在のJFX公式ホームページを参照し、筆者作成)

 

3,SBI FXトレード――業界最小取引単位、1通貨単位からトレードできる

たとえトレードに失敗しても、損失額を最小限に抑えられることが大切だ。初心者がその後も長くFXを続けていくためのポイントになる。FX業界で一般的な1万通貨単位ではなく、より小さな取引単位でトレードできるFX会社なら、損失リスクを限定しながら、着実にFXトレード体験を重ねることができる。少額トレードができる代表的なFX会社といえば、真っ先にSBI FXトレードの名前が挙がるだろう。

近年は最小取引単位が1,000通貨単位というFX会社も増えたが、SBI FXトレードは業界最小取引単位、1通貨単位からトレードが可能だ。米ドル/円通貨ペアなら、1米ドル=100円の際には、レバレッジ25倍だとたったの4円程度、レバレッジ5倍でも20円の自己資金があれば、リアルなトレードを始められる。

FXで大きな損失を出すのが怖いと感じるFX未経験者は、SBI FXトレードの業界最小取引単位のトレードで、リスクを抑えてFXを始めてみよう。

SBI FXトレードの主なスペック

口座開設数 非公表
取引単位 1通貨単位以上
通貨ペアの種類 34通貨ペア
注文方法の種類 10種類
テクニカル指標 36種類
ロスカット水準 証拠金維持率50%を下回った場合
(※2020年10月31日現在のSBI FXトレード公式ホームページを参照し、筆者作成)

 

SBI FXトレードのスプレッドとスワップポイント

通貨ペア スプレッド※1
(原則固定)
スワップポイント ※2
1万通貨単位
買い 売り
米ドル/円 0.2銭 8 -11
ユーロ/円 0.5銭 -12 9
ユーロ/米ドル 0.3pips -23 18
(※2020年10月31日現在のSBI FXトレード公式ホームページを参照し、筆者作成)

  SBI FXトレードの詳細はこちら

4,LION FX(ヒロセ通商)――27種類の注文方法で徹底したリスク管理ができる

新規注文の時点で、利確幅と損切り幅を設定して決済注文も出しておけば、利益の確保とリスク管理が同時にできる。相場変動を目の当たりにしても、FX初心者が冷静に対処するには、決済同時注文が欠かせない。超短期トレードのスキャルピングでは、常に瞬時の判断と操作が求められるのでなおさらだ。

LION FX(ヒロセ通商)の注文方法は、さまざまな状況にも臨機応変に対応できて、利確と損切り、あるいはさまざまな決済方法を遅滞なく実行できるように設計されているのが特徴だ。

FX初心者、またはスキャルピング初心者で、どのような相場でも冷静で理性的なトレードを徹底する自信がもてないこともあるだろう。そのようなときには、LION FXのバラエティに富んだ注文方法が、利益獲得とリスク低減に確実につながるはずだ。

LION FXの主なスペック

口座開設数 27万5,895口座(2020年9月末)
取引単位 1,000通貨単位
通貨ペアの種類 50通貨ペア
注文方法の種類 27種類
テクニカル指標 36種類
ロスカット水準 証拠金維持率50%を下回った場合
(※2020年10月31日現在のLION FX(ヒロセ通商)公式ホームページを参照し、筆者作成)

 

LION FXのスプレッドとスワップポイント

通貨ペア スプレッド※1
(原則固定)
スワップポイント ※2
1万通貨単位
買い 売り
米ドル/円 0.2銭 ※1 0.2 -8.3
ユーロ/円 0.5銭 -6 0
ユーロ/米ドル 0.3pips ※2 -0.12 0.02
※1,2020年10月31日までのキャンペーンスプレッド
※2,2020年11月7日までのキャンペーンスプレッド
(※2020年10月31日現在のLION FX(ヒロセ通商)公式ホームページを参照し、筆者作成)

ヒロセ通商の詳細はこちら

5,マネーパートナーズ――本気のトレーダーに、月ごとに全トレードの通信簿を発行

せっかく自分のトレードを検証するなら、より効果的にデータを活用して、トレードの勝率アップにつなげていきたい。しかし、我流の検証には若干の不安もあるという場合、マネーパートナーズのトレードレポートを使えば、より実践的な戦略を導き出せるかもしれない。

マネーパートナーズのトレードレポートは、月間決済約定回数30回以上の会員トレーダーに対して発行される。トレードレポートは、個人投資家でもあるマネーパートナーズ社長の奥山氏とチーフアナリストの武市氏が共同開発したトレード分析ツールを使用したレポートである。

レポートでは、1ヵ月分の取引データに基づいた約定結果の採点結果や、細部にわたる手法分析結果などを閲覧できるので、トレードの特徴をつかんで、改善点を見いだすのに重宝する。超短期、短期、バランス、トレンド、利小損大など、さまざまなトレードスタイルに対応しているため、多くのトレーダーに役立つはずだ。

ただしトレードレポートは、パートナーズFX(取引単位が1万通貨単位)専用サービスである。まずはパートナーズFX nano(取引単位が100通貨単位)で、リスクを抑えた少額トレードの実践経験を積み、パートナーズFXにステップアップしてから利用するのがおすすめだ。

【パートナーズFX nano】
主なスペック

口座開設数 34万768口座(2020年9月末)
取引単位 100通貨単位
通貨ペアの種類 18通貨ペア
注文方法の種類 10種類
テクニカル指標 10種類
ロスカット水準 証拠金維持率100%を下回った場合
(※2020年10月31日現在のマネーパートナーズ公式ホームページを参照し、筆者作成)

 

スプレッドとスワップポイント

通貨ペア スプレッド※1
(原則固定)
スワップポイント ※2
1万通貨単位
買い 売り
米ドル/円 0.4銭 0.02 -0.27
ユーロ/円 0.7銭 -0.2 0.05
ユーロ/米ドル 0.8pips -0.0022 0.0012
(※2020年10月31日現在のマネーパートナーズ公式ホームページを参照し、筆者作成)

 

【パートナーズFX】

口座開設数 34万768口座(2020年9月末)
取引単位 1万通貨単位
通貨ペアの種類 24通貨ペア
注文方法の種類 12種類
テクニカル指標 10種類
ロスカット水準 証拠金維持率40%を下回った場合
(※2020年10月31日現在のマネーパートナーズ公式ホームページを参照し、筆者作成)

 

スプレッドとスワップポイント

通貨ペア スプレッド※1
(原則固定)
スワップポイント ※2
1万通貨単位
買い 売り
米ドル/円 0.3銭 2 -27
ユーロ/円 0.4銭 -20 5
ユーロ/米ドル 0.3pips -0.22 0.12
(※2020年10月31日現在のマネーパートナーズ公式ホームページを参照し、筆者作成)

 

5,現役FXトレーダーが初心者の頃に感じたFXの難しいところは?口コミを紹介

最後に実際にFX取引を行っているトレーダーが、FXを始めたばかりのころに難しいと感じたことについて口コミを紹介していこう。克服するための解決なども、取引の参考にしてもらいたい。

Y.Yさん|40代女性
FX経験5年

チャートに左右されすぎないこと
始めたばかりどころか、5年たった今でもたまにありますが、明らかに逆行しているのに「すぐに戻るかもしれない」と思って、なかなか損切りすることができないことです。またチャートを見過ぎて、「チャンスを逃した!」と思って、欲望に負けて不必要なトレードをしてしまうことです。必要以上にチャートを見過ぎないことと、大きな時間軸で見ること、逆張りをしないことが大切です。またエクセルシートにトレード記録をつけて、いかに同じ間違えをしているかを簡単にデータとしてわかるようにしておくことで克服しました。

Y.Bさん|30代女性
FX経験11年

実際に少額取引をしながら学ぶ
資金以上の取り引きができるのが理解できませんでした。最初は試しに1万円だけ入金してみたけれど、1万円以上の取り引きが可能なことに気付き、まず疑問を持ちました。調べようにも分からない用語が多く、つまり何も分からない状態から始めました。その後、とにかく取り引きをしてみました。入金する練習から、という情け無い状態から、勉強代として全部なくなっても困らない額からスタート。千通貨から取り引きできる会社を選んだので、10円単位の損益を出しながら、少しずつ克服していきました。初心者のうちは少額取引ができるFX口座を選ぶことが重要です。

H.Yさん|40代男性
FX経験7年

大きく稼ぐ意識を捨てる
FXの最大の魅力であるレバレッジ。少額資金で大きなリターンを得られる素晴らしいシステムでしたが、売買を繰り返すうちに、気持ちがどんどん強気になり、次第に証拠金ギリギリまでのハイレバレッジで取引をするようになりました。そして大きく相場が動いたときにロスカットに見舞われました。資金管理の基本はやはりストップロスを置くことだとおもいました。欲には勝てないので、機械的に損切し、一回一回のトレードを手仕舞いしてから次のトレードを始めることが大事です。大きく儲けるより、いかに長く相場に残れるか?という視点で取引していくことが大事だと痛感しました。

K.Aさん|30代男性
FX経験2年

エントリーの頃合いをじっくり待つ
どのタイミングでエントリーしていいのかがわからなくて、むやみやたらにエントリーしてしまい、損切りすることが多かったです。根拠なくエントリーしていることになるので、結果、自分が予想している方向と逆に値動きしてしまい、慌てて損切り、または塩漬けになりがちでした。エントリーするタイミングはなかなか来ないということを理解して、取り組むようにしました。いつ出るか(利確、損切りするか)ではなく、いつエントリーするかが最も重要なポイントになるので、チャンスはなかなか来ないと思ってじっくりいいタイミングを待つようにしました。

K.Sさん|30代男性
FX経験2年

自分なりの勝ちパターンを発見する
FXを始めてすぐは、初期の資金100万円で一回の取引利益は2万円くらいは楽に稼ぐ事が出来ました。この調子でいけば一ヵ月10万円も夢じゃないと楽しんでいましたが、一回の取引で30万円もの損を出してしまいました。取引した通貨が自分の思った方にいかず少し損をしている段階で損切り出来れば良かったのですが、もう少ししたら戻るだろうと期待しずるずると損を拡大させてしまったのです。その後も何度も取引をして大きな損切りもしました。最近はこれなら勝てると自分が思うチャートパターンがわかってきたので、それをしっかり待つ事が大事だと思います。また「取引をする前に損切りはここでする」と自分でしっかりと決める事も必ずするようにしています。

K.Tさん|50代男性
FX経験18年

ポジションを小さめに保有する
自分がポジションを持った瞬間に必ずしも予想していた方向へレートが推移するわけではありません。逆方向へ動いた場合に、取引画面上に表示される損失額が明確な数字となってみるみる膨れ上がります。、数字を見ているだけで心臓がバクバクし、損切りしたくなってしまうことが多かったです。FXを始めてからしばらくした頃に、ポジションを小さめにして、ストップロスポイントを遠めに設定することを覚えました。それによって、自分の予想方向へ推移するまでレートを見守ることができる心の余裕が生まれました。

J.Sさん|50代女性
FX経験8年

トレンドには素直に乗る
初心者の頃は、「もうこれ以上下がらないだろう」「ここからは上がらないな」と切り返しポイントを予想して反騰・反落を狙ったポジション選択が多かったです。つまり逆張りばかりしていたのですが、予想に反して下がっているのもは下がり続け、上げている時には上がり続けることが圧倒的に多く、かなり損失を被りました。逆張りに難しさに気付き、素直にトレンド方向へ乗ることによって少しずつ利益を出すことができるようになりました。その代わりに一度の取引における利幅は小さめになったのですが、勝率が高くなったので十分補えています。

A.Nさん|50代男性
FX経験15年

プライスアクションをチェック
株式のトレードをやっていて、その後にFXのトレードを始めたので株式とはずいぶん違うものだと思いました。特にFXには板情報がない点が不便でした。板情報も万能ではありませんが、どのプライスに売りや買いがどの程度のサイズで入っているか一目瞭然なのでトレードするうえで貴重な情報でした。プライスアクションをよく観察するようになり、情報配信ベンダーのオーダー情報を見るようになりました。板情報ほど厳密なものではありませんが、売りのプライスや買いのプライスは大雑把ではありますがわかります。正確なオーダーサイズがわからないのとリアルタイム性がないのが難点です。

6,「FXは難しい」は克服できる――仕組みを知ってトレードの検証を怠らないこと

「FXは難しい」といわれるのは、FXの値動きの予想が困難であることや、トレード参加者の心理が大きく影響するなど、相場に不確実要素が複雑に絡み合ってくるからだ。しかし、FXを難しく感じさせているそれぞれの要因に対して、適切な対策を講じれば、FXは難攻不落の強敵ではなくなる。

例えば、為替相場に影響を及ぼす要因を知って情報収集を怠らない、感情に流されない投資判断を下す、徹底したリスク管理をとる、検証データを活用するなど、できることをすれば、投資の一種としてFXトレードに平常心で臨めるようになるだろう。

実際にFXを始める

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■高機能なツールで取引をサポート!
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※ファイナンス・マグネイト社調べ(2012年1月~2019年12月)
 

近藤真理
執筆・近藤真理
南山大学外国語学部卒業。野村證券の引受部門で勤務後、ビジネス系翻訳や工業系翻訳業務に従事。
2013年より、総合証券とネット証券を使い分けながら、資産運用を開始。2017年から各種WEBサイトのフリーライターとして活動、現在は経済金融系記事を中心に執筆している。

■保有資格
証券外務員一種、二種
投資診断士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者
南山大学外国語学部卒業。野村證券の引受部門で勤務後、ビジネス系翻訳や工業系翻訳業務に従事。
2013年より、総合証券とネット証券を使い分けながら、資産運用を開始。2017年から各種WEBサイトのフリーライターとして活動、現在は経済金融系記事を中心に執筆している。
■保有資格
証券外務員一種、二種
投資診断士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者

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