住宅ローンの相談窓口は3種類!相談内容に合わせて使い分けよう

2019.11.24
FINANCE
(写真=Elle Aon/Shutterstock.com)
(写真=Elle Aon/Shutterstock.com)
住宅ローンを相談するにはどんな窓口があるのだろうか。すぐに思いつくのは銀行だが、中には専門的な相談窓口を設けているところもある。銀行以外にも相談窓口はあり、知りたい内容に合わせて利用するといいだろう。

住宅ローン相談窓口は主に3種類

住宅ローンの相談窓口は銀行の中でも分かれていることがある。金融機関以外でも相談できるところがあり、どんな相談窓口があるのかみていこう。

住宅ローンの相談窓口1――銀行の住宅ローンプラザ

住宅ローンの相談窓口といえば、最初に思い浮かぶのは銀行だろう。

どこの銀行でも住宅ローンの相談窓口があり、営業時間内であればいつでも相談できる。口座を持っていない銀行でも住宅ローンの相談ができ、ちょっとした質問から具体的な手続き方法まで幅広く対応してもらえるはずだ。

住宅ローン専門の相談窓口は「住宅ローンプラザ」といったように、他の部署とは分けて設けている銀行も多い。住宅ローンプラザでは住宅ローン専任の銀行員が担当していることが多く、銀行の支店と一体で運営されているところもあれば、住宅ローンプラザのみ独立して店舗を構えているところもある。

住宅ローン以外の相談もしたいのなら他の部署と連携が必要になる場合もあるため、あらかじめ伝えておくほうがいいだろう。

住宅ローンの相談窓口2――住宅金融支援機構の住宅ローン相談会やセミナー

民間の金融機関以外には、公的な組織である住宅金融支援機構の住宅ローン相談窓口を利用する方法もある。住宅金融支援機構は住宅市場における安定的な資金供給を支援したり、民間金融機関と連携して長期固定金利の住宅ローンである「フラット35」を提供したりする独立行政法人だ。

住宅金融支援機構の住宅ローンの相談窓口は、銀行のようにいつでも利用できるわけではないが、定期的に全国で住宅ローン相談会やセミナーを開催している。対応するのは基本的に住宅金融支援機構の職員であり公的な立場による相談のため、同じテーマでも民間の銀行とは違った視点で話が聞けるかもしれない。

住宅ローン相談会やセミナーの予定は住宅金融支援機構のウェブサイトに掲載されており、予約制になっていることがほとんどだ。銀行のようにマンパワーがかけられず1回ごとの申込枠が少ないため、開催が決まったらなるべく早く申し込むようにしよう。

住宅金融支援機構はLINEの公式アカウントでイベント情報の発信もしており、より早く情報を入手したいならフォローしておいてはいかがだろうか。

住宅ローン相談窓口3――家計の専門家のFPに相談

専門家に住宅ローンの相談をしたい場合は、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談するのもいいだろう。FPといっても金融機関や住宅メーカーに所属する企業系FPと、組織に属さない独立系FPとに大きく分かれる。

企業系FPに相談するのは銀行などで相談するのとあまり変わらないため、別の立場から話を聞きたいのであれば独立系FPに相談したい。

独立系FPに相談するメリットは、金融機関に所属していないため特定の銀行や住宅ローンに偏った相談になりにくいことだ。FPは家計の専門家でもあり、住宅ローンだけでなく家計管理に重点を置いた総合的な相談ができるのも大きな特徴と言える。

銀行と違う点は、独立系FPの住宅ローン相談では相談料のかかる可能性があることだ。中には代理店として住宅ローンを紹介しており相談料のかからないFPもいるが、そうでない場合は1時間あたりいくらなどの相談料がかかることが多い。

その代わり自分の家庭に合った住宅ローンがわかったり、長期の資金計画といったライフプランまでも相談できたりする。

それぞれの住宅ローン相談窓口に適した相談内容

住宅ローンの相談窓口には相談内容によって向き不向きがあるため、どのような相談内容が向いているのか以下の表で確認してほしい。
 
銀行や住宅金融支援機構 独立系FP
・取扱住宅ローンの種類
・借入可能額
・借入可能期間
・諸費用の金額
・借入金利
・具体的な手続き方法
・返済シミュレーション
・団体信用生命保険の内容
・家庭に合う住宅ローンの選び方
・返済額と家計のバランス
・借入額の安全圏
・借入後の家計シミュレーション
・ライフプランを考慮した返済計画
・借入に伴う家計の見直し
・繰上返済を見据えた資金計画
・住宅関連制度の活用法

銀行や住宅金融支援機構では具体的な住宅ローンの商品性に関する相談が中心になり、独立系FPではどのように住宅ローンを選んでいけばいいのかや、借入後の家計に関する相談まで行える。

銀行をある程度絞っている場合はそれぞれで個別の条件を聞いて比較し、これから選ぶ場合や家計管理まで気になる場合は独立系FPに相談するなど使い分けをするといいだろう。

住宅ローン各社の比較表

金融機関 住信SBIネット銀行 三菱UFJ銀行 ARUHI auじぶん銀行 ジャパンネット銀行
金利タイプ 変動 固定期間選択 全期間固定 変動 固定期間選択 全期間固定 変動 固定期間選択 全期間固定 変動 固定期間選択 全期間固定 変動 固定期間選択 全期間固定
商品名 ネット専用住宅ローン
通期引下げプラン
ネット専用住宅ローン
当期引下げプラン 固定20年
フラット35
【保証型・買取型】
ネット専用住宅ローン
変動金利選択プラン
ネット専用住宅ローン
固定10年プレミアム住宅ローン
- ARUHI 変動S
(変動金利型)
ARUHI 変動S
(当初固定金利型)10年
ARUHI フラット35S 住宅ローン
全期間引下げプラン(変動)
住宅ローン
当初期間引下げプラン(固定10年)
- 住宅ローン 変動金利
(全期間引下型)
住宅ローン 10年固定
(当初期間引下型)
-
金利 0.415% 1.25%
(固定20年)
【保証型】0.83%
【買取型】0.94%
0.525% 0.55% - 0.70%~1.00% 1.00%~1.30%
(10年固定)
機構団信加入0.99%
団信不加入0.79%
(借入期間:21~35年)
0.410% 0.550%
(固定10年)
- 0.399% 0.620%
(10年固定)
-
保証料 不要 不要 不要 不要 不要 - 金利に上乗せ 金利に上乗せ 不要 不要 不要 - 不要 不要 -
事務手数料
(消費税込)
借入金額×2.20% 借入金額×2.20% 【保証型】借入金額×2.20%
【買取型】借入金額×1.10%
借入金額×2.20% 借入金額×2.20% - 借入金額×2.20% 借入金額×2.20% 返済額に含む 借入金額×2.20% 借入金額×2.20% - 借入金額×2.20% 借入金額×2.20% -
団体信用生命保険料 無料
(全疾病保障団信)
無料
(全疾病保障団信)
【保証型】
無料(全疾病保障団信)
【買取型】
団信加入時の借入金利(新機構団信)
団信加入時の借入金利+0.18%
(新機構団信 デュエット 夫婦連生団信)
団信加入時の借入金利+0.24%
(新3大疾病付機構団信)
無料 無料 - 無料(一般団信)
約240円/月(がん50%保障プラン)
約710円/月(がん100%保障プラン)
約1,180円/月(生活習慣病団信)
団信加入時の借入金利 (機構団信)
団信加入時の借入金利+0.18%
(機構団信 デュエット 夫婦連生団信)
団信加入時の借入金利+0.24%
(3大疾病付機構団信)
団信加入時の借入金利 (機構団信)
団信加入時の借入金利+0.18%
(機構団信 デュエット 夫婦連生団信)
団信加入時の借入金利+0.24%
(3大疾病付機構団信)
無料(一般団信、がん50%保障団信)
年利0.2%(がん100%保障団信)
年利0.3%(ワイド団信、11疾病保障団信)
無料(一般団信、がん50%保障団信)
年利0.2%(がん100%保障団信)
年利0.3%(ワイド団信、11疾病保障団信)
- 無料(一般団信)
年利0.1%(がん50%保障団信)
年利0.2%(がん100%保障団信)
年利0.3%(11疾病保障団信、ワイド団信)
無料(一般団信)
年利0.1%(がん50%保障団信)
年利0.2%(がん100%保障団信)
年利0.3%(11疾病保障団信、ワイド団信)
-
一部繰上返済手数料
(ネット経由)
無料 無料 無料 無料 無料 - 無料 無料 無料 無料 無料 - 無料 無料 -
特徴 無料で団信・全疾病保障がついてくる メガバンクの信頼と実績 利用額12年連続NO.1 住宅ローン専門の金融機関 フラット35のシェア9年連続NO.1 6つの無料サービスでおトクに借りられる 業界最低水準の金利が魅力
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※3月2日現在、編集部にて作成

住宅ローンの相談窓口に行く前に友人や知人に経験談を聞くのもあり

住宅ローンの相談窓口は聞きたい内容に合わせて積極的に活用してほしいが、実際の経験談を友人や知人から聞くのも手だ。住宅ローンを組む機会は人生でも少なく、経験してみて初めてわかることもある。

住宅ローンを組んだことのある人なら、気をつけるべき点や銀行ごとの対応姿勢など初めての人では知らないこともいろいろ聞けるかもしれない。

最終的には自分の目と耳で確認することが大切だが、経験談を事前に聞いておくことで住宅ローン相談窓口をさらに有効に使えるだろう。

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文・國村功志(資産形成FP)
 

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