人気のネット銀行5社を徹底比較 定期預金金利、普通預金金利、ATMや振込手数料など

2019.8.14
FINANCE
(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
新たな形態の銀行として認知度を高めつつあるネット銀行は、金利の高さや手数料の安さが魅力だ。主要ネット銀行5社をピックアップして金利や手数料、代表的なサービスを比較。銀行選びの参考にしてもらいたい。

ネット銀行5社は条件次第で金利アップや手数料無料の優遇あり

ネット銀行で人気なのが「GMOあおぞらネット銀行」「楽天銀行」「住信SBIネット銀行」「ソニー銀行」「ジャパンネット銀行」の5社だ。いずれも実店舗を持たずインターネット上だけでサービスを提供している“インターネット専業銀行”である。

メガバンクとは異なりネット銀行5社の標準金利には違いがある。各種手数料や手数料無料の条件、金利優遇サービスも各社さまざまだ。そこで2019年7月23日現在のデータで比較してみた(金利はすべて年利、税引前の表示)。

GMOあおぞらネット銀行――GMOインターネットグループに誕生したネット銀行

GMOあおぞらネット銀行は、GMOインターネットグループの金融事業テクノロジーとあおぞら銀行の銀行経営ノウハウを基盤に、2018年7月に誕生した新しいネット銀行である。

同じ金融グループのGMOクリック証券との口座連携サービス「証券コネクト口座」を設定すると、口座の普通預金金利が優遇される。さらに、商品やサービスの利用状況を反映したカスタマーステージに応じた優遇サービスも受けられる。

GMOあおぞらネット銀行の金利、手数料、優遇サービス

サービス内容 内訳 優遇サービス
普通預金金利 0.001% 証券コネクト口座なら0.11%
定期預金金利 6ヶ月 0.03%
1年 0.03%
3年 0.02%
5年 0.02%
ATM手数料(税込) 入金 無料
出金 108円 ステージに応じて月2~15回無料
振込手数料(税込) 同行宛て 無料
他行宛て 154円 ステージに応じて月2~15回無料
※セブン銀行、イオン銀行のATMが使用可能

楽天銀行――「ハッピープログラム」と「マネーブリッジ」で手数料無料や優遇金利

楽天グループの中核的金融機関。グループ内のさまざまなサービスとの連携で利便性が向上したり、給与振込口座の指定や公共料金の引き落としでも楽天スーパーポイントが付与されたり、楽天ユーザーにはメリットが大きいネット銀行だ。

楽天証券との口座連携サービス「マネーブリッジ」を設定する、あるいは楽天カード利用金額の引き落としがあると、普通預金の金利が優遇される。楽天会員情報との連携サービス「ハッピープログラム」にエントリーすれば、手数料無料サービスも受けられる。

楽天銀行の金利、手数料、優遇サービス

サービス内容 内訳 優遇サービス
普通預金金利 0.02% 「マネーブリッジ」設定で0.10%
楽天カード引落金額ありで0.04%
定期預金金利 6ヶ月 0.12%
1年 0.03%
3年 0.03%
5年 0.04%
ATM手数料(税込) 入金 3万円未満216円または270円
3万円以上は無料
預金残高や取引回数に応じて、月最大7回無料
出金 216円または270円
振込手数料(税込)  同行宛て 無料
他行宛て 3万円未満165円
3万円以上258円
月最大3回無料
※セブン銀行、イオン銀行、Patsatステーション、イーネット、ローソン銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行、VIEW ALTTE(出金のみ)のATMが使用可能

住信SBIネット銀行――預金残高はネット銀行1位!込手数料は最大15回無料

三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同で出資するネット専業銀行。2019年4月における預金総残高が5兆円を突破し、ネット銀行トップクラスの規模を誇っている。

住信SBIネット銀行では、商品や利用状況に応じてランクが決まる「スマートプログラム」で手数料無料の優遇サービスを提供している。

SBI証券ユーザーなら口座連携できる「SBIハイブリッド預金」を利用すれば、優遇金利や自動スウィープサービスサービスなど、お得なサービスを受けられる。

住信SBIネット銀行の金利、手数料、優遇サービス

サービス内容 内訳 優遇サービス
普通預金金利 0.01% 「SBIハイブリッド預金」なら0.010% ※
定期預金金利 6ヶ月 0.02%
1年 0.2%
3年 0.02%
5年 0.02%
ATM手数料(税込) 入金 無料
出金 108円 「スマートプログラム」ランクに応じて、月2~15回無料
振込手数料(税込) 同行宛て 無料
他行宛て 154円 「スマートプログラム」ランクに応じて、月最大15回無料
※イオン銀行、セブン銀行、ゆうちょ銀行、イーネット、ローソン銀行、VIEW ALTTE(出金のみ)のATMを使用できる。
※「SBIハイブリッド口座」は毎月利払い。

ソニー銀行――「優遇プログラムClub S」のステージによってサービスがアップ

ソニーや三井住友銀行などが出資している、ソニーフィナンシャルホールディングスのネット銀行。個人の資産管理を主な柱としているため、外貨預金や仕組み預金などの金融商品に力を入れている。

各種預金、投資信託、住宅ローンなどの利用状況に応じてステージが決まる「優遇プログラムClub S」を設けている。優遇特典は、手数料無料、デビットカードのキャッシュバック率、為替コスト、外貨定期預金金利など種類が豊富だ。

ソニー銀行の金利、手数料、優遇サービス

サービス内容 内訳 優遇サービス
普通預金金利 0.001%
定期預金金利 6ヶ月 0.150%
1年 0.150%
3年 0.020%
5年 0.020%
ATM手数料(税込) 入金 無料
出金 月4回無料、5回目以降108円 「優遇プログラムClub S」
シルバー→月7回まで無料
ゴールド→月15回まで無料
プラチナステージ→無制限無料
振込手数料(税込) 同行宛て 無料
他行宛て 月1回無料、2回目以降216円 優遇プログラムClub Sステージに応じて、Visaデビット付キャッシュカード「Sony Bank WALLET」保有なら、月最大11回まで無料
※セブン銀行、イオン銀行、イーネット、ローソン銀行、ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行のATMを使用できる。

ジャパンネット銀行――インターネット専業銀行の老舗

ジャパンネット銀行は、2000年に日本で初めてのインターネット専業銀行として設立されたネット銀行の老舗だ。

キャッシュカードへのVisaデビット機能標準装備や、各種公営競技との決済提携をはじめとする独自性の高い事業展開、外部企業とのサービス連携などで利便性を高めているのが特徴だ。

Visaデビットやキャンペーンなどで獲得したJNBスターを現金に交換できる「JNBスタープログラム」も用意されている。

ジャパンネット銀行の金利、手数料、優遇サービス

サービス内容 内訳 優遇サービス
普通預金金利 100万円未満 0.01% ・前月末の預金残高が10万円以上
・前月の振込入金が3万円以上
・各種ローンの借入残高が30万円以上
上記いずれかの条件を満たす個人口座保有者は、JNBクラブオフ会員優待(対象サービスの優待料金利用)を受けられる。
100万円以上 0.015%
定期預金金利 6ヶ月 0.02%
1年 0.02%
3年 0.02%
5年 0.02%
ATM手数料(税込) 入出金 3万円未満 月1回目は無料、2回目以降は162円または324円
3万円以上 無料
振込手数料(税込) 同行宛て 54円
他行宛て 3万円未満172円、3万円以上270円
※セブン銀行、イーネット、ローソン銀行、三井住友銀行、ゆうちょ銀行のATMを使用できる。

好金利と手数料の安さだけでなく利便性やサービスにも注目

実店舗を持たないネット銀行のメリットは一般の銀行に比べて高い金利や、ATM利用手数料や振込手数料の安さだ。手数料が発生する場合でも預金残高や取引内容に応じて月数回無料になる仕組みも用意されているネット銀行も多い。

独自のポイントプログラムや商品・サービスを提供するネット銀行もあるため、自分のライフスタイルに適したネット銀行をじっくり検討するとよいだろう。

文・近藤真理(フリーライター)
 

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