楽天証券の「マネーブリッジ」のメリット 金利優遇やポイント2重取りなど、注意点も解説

2020.6.3
運用・家計
(写真=rafapress/Shutterstock.com)
(写真=rafapress/Shutterstock.com)
「マネーブリッジ」とは、楽天証券と楽天銀行に同一名義の口座を開設して、口座連携させるサービスのこと。都市銀行の普通預金金利よりはるかに高い金利で注目を集めている。「マネーブリッジ」の魅力やメリットをわかりやすく解説する。 

目次
1,「マネーブリッジ」のさまざまなメリット
2,マネーブリッジの申込・設定方法
3,楽天証券と楽天銀行の連携でもっとお得で便利に

1,優遇金利適用から利便性アップまで「マネーブリッジ」のさまざまな魅力

マネーブリッジは楽天銀行のサイトから無料で申し込むことができ、お得さと利便性を兼ね備えたさまざまな魅力がある。

魅力1 年0.10%の優遇金利は一般的な都市銀行の普通預金金利の100倍

「マネーブリッジ」の最大の魅力は、都市銀行など一般銀行の普通預金金利の100倍、年0.10%(税引前)もの優遇金利が適用されることだろう。

都市銀行、例えば三菱UFJ銀行の普通預金金利は年0.001%(税引前)だ(2020年5月22日現在)。口座連携されていない楽天銀行の普通預金金利でも0.02%(税引前)であり比較的高金利であるが、口座連携すればその5倍もの金利が受け取れる。

仮に、200万円を普通預金に1年間預けた場合を想定すると、都市銀行だと金利は20円、口座未連携の楽天銀行だと400円、口座連携後だと2,000円となり金利に大きな違いが出る。

利払いは毎年3月31日と9月30日の年2回、1,000円以上の残高に対して、ウェブ上で表示される金利で、1年365日として日割計算される。 

魅力2 自動入出金の「スイープ」(自動入出金)が利用可能

・スイープの概要
自動入出金(スイープ)を設定すると、楽天証券の預り金が買付金額に満たないときは、銀行サイトにログイン・振込手続きをしなくても、不足する金額が銀行口座の残高から自動的に入金されて、買付けを行う。

逆に、株式の売却などで証券口座に預り金がある際には、証券での出金手続きや銀行での入金確認をしなくても、夜間に自動的に銀行口座に出金されて優遇金利が適用される。

・スイープ設定に関わる注記事項
スイープは、楽天銀行にログイン後、マネーブリッジ設定画面から楽天証券のスイープ専用ページに移動して設定を行う。自動入出金の設定や自動入出金時の手数料は無料。

楽天証券の預り金は、夜間になると自動的に全額銀行口座にスイープされるが、一般的金額は楽天証券の預かり金として残し、超過する金額を振り替えるように設定も可能だ。

・買付可能額の見方と注意点
スイープを設定すると楽天証券の買付可能額は、楽天証券の預り金と楽天銀行の普通預金残高を合計した金額になり、預り金=買付可能額ではない。

なお、IPO、立会外分売、海外株式、金・プラチナ、楽天FXなどはスイープの対象外になっているので、取引前に後述する、らくらく入金で買付可能額を確保しておく必要がある。 

魅力3 「ハッピープログラム」を利用すれば、1回の取引でポイント2重取り可能

・ハッピープログラムの概要
楽天銀行のハッピープログラムにエントリー(無料)すると、楽天証券の取引に対しても楽天スーパーポイントが付与される。

対象となるサービスは、国内株式(現物・信用新規)、外国株式、投資信託、個人向け国債、楽天FX、日経225先物取引、そして日経225オプションとなっており、所定のレートで1ポイント付与され、一定額の手数料ごとに1件で換算される。

毎月2日に付与される獲得ポイント数は、楽天PointClub画面で確認できる。貯まったポイントは楽天グループでの支払いに充てられる。

・ポイント付与に加えて、さらなる特典も
ハッピープログラムでは証券での取引でポイントが貯まるだけでなく、取引件数に応じて会員ステージが上がる。

ステージごとに、ATM手数料が最大7回/月まで無料、事前に指定した銀行間の振込手数料がいつでも無料、楽天スーパーポイントを振込手数料に充当できるといった特典を受けられる。 

魅力4――楽天証券サイトで楽天銀行の残高表示が可能

「残高表示サービス」とは、マネーブリッジを申し込むと、ウェブまたはモバイルの楽天証券サイトへのログイン後の画面に、楽天銀行口座の普通預金残高が表示される無料サービスのこと。楽天銀行にログインしなくても残高が確認できるので便利だ。 

魅力5――無料の「らくらく入金/出金」サービス

楽天証券にログイン後「らくらく入金」「らくらく出金」専用ページから、楽天銀行口座から楽天証券口座への入金がリアルタイムにできるサービス。証券口座から銀行口座への出金は当日中に、手数料無料で実行できる。

>>楽天証券の口座開設はこちら(公式サイトへ)
>>楽天銀行の口座開設はこちら(公式サイトへ)

2,マネーブリッジの申込・設定方法

魅力満載のマネーブリッジを申し込むには、楽天証券と楽天銀行の両方に同一名義の口座を開設しておく必要がある。

ここでは、楽天証券に口座が開設されていることを前提に、マネーブリッジの申込手順を説明しよう。

ステップ1:必要に応じて、楽天会員登録と銀行口座開設申込をする


楽天証券サイトにログインして、最上部にあるマネーブリッジのアイコンをクリックする。

・楽天銀行の口座を持っている場合
楽天銀行の口座を持っている人は、「マネーブリッジカンタン申込」または「マネーブリッジ申込(楽天銀行ログイン)」ボタンをクリックする。楽天銀行サイトに遷移したら、ログインしてから必要事項を入力して、マネーブリッジの利用を申し込む。所要時間1分程度の簡単な手続きだ。

・楽天銀行に口座を持っていない場合
楽天銀行の口座を持っていない人は、「楽天銀行カンタン口座開設」または「楽天銀行口座申込」ボタンをクリックすると、即座に楽天銀行口座開設画面に切り替わる。
 

楽天会員であれば「楽天会員の方」をクリックする。すると、以下のような楽天会員ログイン画面が表示される。
 

楽天会員でなければ、「楽天会員でない方」をクリックする。楽天会員登録(無料)ページに変わったら、会員情報を入力して会員登録手続きを完了し、ボタンをクリックして次に進む。

メールアドレスを入力して、送信する。

受信したメールにあるURLから、楽天銀行の総合口座開設申し込みをする。

ステップ2:本人確認書類の提出

楽天会員として登録済みの個人情報は、あらかじめ銀行口座開設申込画面に入力されているので、キャッシュカードの申し込みなどの追加情報だけを入力する。本人確認書類の提出には、スマートフォンを使うと便利だ。

楽天銀行のスマートフォンアプリをAppStoreまたはGooglePlayからダウンロードして、カメラで写真付きの本人確認書類(原本)を撮影して送信する。(運転免許証、顔写真付き個人番号カード、カード型健康保険証、顔写真付き住民基本台帳カードなど)

本人確認書類の提出から2日~2週間程度で郵送されてくる「ThankYouレター初期設定ガイド」を受け取ったら、口座開設は完了だ。

楽天銀行にログインして、「貯める、増やす」→「マネーブリッジ(証券連携)」をクリックし、ページが変わったら「マネーブリッジの申込はこちら」をクリックする。

ステップ3:マネーブリッジ利用条件の設定

楽天証券サイトにログインして、トップページの上部にあるマネーブリッジアイコンをクリックすると、マネーブリッジ設定ページに遷移する。

楽天銀行サイトにログインして、「商品・サービス」→「貯める・増やす」→「マネーブリッジ(証券連携)」に進んでも、同じマネーブリッジ設定ページに遷移できる。サービスごとに設定・解除や口座に残す金額を設定・変更できる。

マネーブリッジの設定
サービス名 内容
マネーブリッジ
利用状況
・通常は「設定済み」となっている
・解除するときは、
「設定解除」ボタンをクリック
普通預金
金利優遇
マネーブリッジ設定で、原則的に
金利優遇対象となる
自動入出金
(スイープ)
設定済みの場合は、「変更」ボタンで
自動出金時または自動入金時に
残す金額を変更できる
手動入出金


※楽天証券だけの
サービス
らくらく
入金
銀行へログインせずに、
リアルタイムで証券口座に入金できる
らくらく
出金
楽天銀行口座に当日中に
出金できる
楽天銀行残高 証券サイトで、銀行の
普通預金残高を確認できる
投資あんしんサービス ・楽天証券で行う信用取引で、
保証金や預り金不足の場合に、
楽天銀行の普通預金残高から証券口座に
自動的に資金を振り替えるサービス
・ボタンをクリックするだけで、
設定あるいは設定解除できる
※楽天証券ホームページ「マネーブリッジ」ページの情報を表にまとめたもの

>>楽天証券の口座開設はこちら(公式サイトへ)
>>楽天銀行の口座開設はこちら(公式サイトへ)

3,楽天証券と楽天銀行の連携でもっとお得で便利に

楽天証券と楽天銀行に口座を開設してマネーブリッジを申し込めば優遇金利が適用され、楽天証券での取引にもポイントが付与されるなどお得なサービスを受けられる。

さらに運用資金と生活資金を楽天銀行でまとめて管理できるので利便性もアップするため、楽天ユーザーなら検討してみてもよいだろう。
 
近藤真理
執筆・近藤真理
証券会社の引受業務やビジネス系翻訳携わったのち、個人投資家として活動。現在は総合証券、ネット証券の両方を使いこなし、経済、金融、HR領域で多数の媒体で執筆中。2019年にフィナンシャルプランナーの資格取得。
証券会社の引受業務やビジネス系翻訳携わったのち、個人投資家として活動。現在は総合証券、ネット証券の両方を使いこなし、経済、金融、HR領域で多数の媒体で執筆中。2019年にフィナンシャルプランナーの資格取得。
 
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