ネット銀行発行のクレジットカードのメリット・デメリットは? 楽天、住信SBI、イオンなど人気の5行のカードを比較

2020.10.17
運用・家計
(写真=saksit/stock.adobe.com)
(写真=saksit/stock.adobe.com)

ネット銀行が普及したこともあって、最近はネット銀行が発行するクレジットカードが増えてきた。銀行系や流通系、そしてネット銀行系クレジットカードのメリット・デメリットや、主なネット銀行6行のクレジットカードの特徴を解説していく。

目次
1,銀行系、信販系、流通系、交通系クレジットカードの違い
2,ネット銀行のクレジットカードの3つのメリット
3,ネット銀行5行のクレジットカードの特徴
4,銀行系クレジットカードのデメリット
5,自分のライフスタイルに合ったクレジットカードを選ぶ

1,銀行系、信販系、流通系、交通系クレジットカードの違い

クレジットカードについて調べているとき、国際ブランドの種類の他に「〇〇系」という文言を見たことはないだろうか。「流通系」や「交通系」などは、クレジットカード発行会社の属性を表している。

銀行系・信販系・流通系・交通系クレジットカードの比較

クレジットカードの種類は、VISAやMastercardといった国際ブランドとは別に、発行元の会社によっても系統が分けられる。

  • 国際ブランド――世界中で共通する決済機能を提供する
  • 発行会社(イシュア)――実際にクレジットカードを発行しポイントや特典、保険などを提供する

発行元別に、それぞれの概要を見てみよう。

発行元別のクレジットカードの種類 概要
銀行系クレジットカード メガバンクや地方銀行、
信用金庫などの銀行やそのグループ会社が発行
信販系クレジットカード 割賦支払いや分割払い
などを取り扱う信販系企業が発行
交通系クレジットカード 鉄道会社や航空会社などの交通系企業が発行
流通系クレジットカード 百貨店やコンビニ、スーパーなどの小売・
流通系企業が発行
※筆者作成
 

それぞれのクレジットカードの特典やサービス内容は、発行元の会社のビジネスモデルに近くなる。例えば、流通系であれば小売店での割引サービスなどが提供される。

ここからは銀行系、信販系、交通系、流通系のメリットとデメリットを解説しよう。

銀行系クレジットカードのメリットとデメリット

対面銀行系クレジットカードには、三井住友銀行の「三井住友カード」や三菱UFJ銀行の「MUFGカード」などがある。

インターネット上で取引や決済を完結させるネット銀行が登場してからは、ネット銀行系クレジットカードも普及してきた。

対面銀行系クレジットカードの主なメリットは格式の高さによるステータス性で、デメリットはさまざまな場面で融通が効かないことが多いことだ。詳しく見ていこう。

・対面銀行系クレジットカードのメリットとデメリットの比較表

メリット デメリット
信頼性が高い
・入会時の審査が厳しい分
持っているだけで信頼性がある
審査が厳しく発行されにくい
・年収や信用面で審査のハードルが高い
銀行で利用するときに特典がある
・ATM利用手数料が無料
・住宅ローンの審査に有利
・金利の優遇
引落口座に制約がある
・発行元の銀行口座を指定されるケースが多い
キャッシュカード一体型を選べる
・財布がかさばらない
銀行以外での利用でメリットが少ない
・ポイント還元率が低い
・銀行以外での利用で優待が少ない
※筆者作成
 

対面銀行系クレジットカードには上記の特徴があるが、ネット銀行のクレジットカードにはそれとは異なる特徴がある。詳細は「ネット銀行のクレジットカードの3つのメリット」の章で説明する。

信販系クレジットカードのメリットとデメリット

信販系クレジットカードには、ライフカード株式会社の「ライフカード」や、株式会社オリエントコーポレーションの「オリコカード」などがある。

信販会社は、ショッピングローンやキャッシングなどの融資業務や立替を行っている会社である。クレジットカードが普及する前から信用供与業務を行っていたこともあり、クレジット関係のノウハウを豊富に持っているのが特徴だ。

信販系クレジットカードのメリットは優待関係の充実、デメリットは持ち主の社会的地位をイメージさせるステータス性が低い割に審査難易度が高いことだ。詳しく見ていこう。

・信販系クレジットカードのメリットとデメリットの比較表

メリット デメリット
ポイントが貯まりやすい
・ポイント提携店が多く、
どこでもポイントを貯められる
ステータス性は銀行系に劣る
(ただし流通系や
交通系と比べると高め)
特典の種類が多い
・提携店が多い分、レストラン・
レジャー施設などでさまざまな
優待を受けられる
審査難易度がやや高め
・ステータス性が低い割に
審査に通りにくい
長年培ったクレジット業務の
ノウハウが豊富
・クレジット業務の質が高い
・サービスに安心感がある
特化したサービスが少ない
・信販系ならではの特徴的な
サービスがあまり見られない
※筆者作成

交通系クレジットカードのメリットとデメリット

交通系クレジットカードには、JR東日本グループの株式会社ビューカードの「ビュー・スイカカード」や株式会社JALカードの「JALカード」などがある。

交通系クレジットカードは公共交通機関を運営する会社が発行しているため、鉄道や航空に特化したサービスが特徴だ。

交通系クレジットカードのメリットは交通機関をよく利用する人向けの特典が多いことで、デメリットは交通機関以外ではあまり恩恵がないことだ。詳しく見てみよう。

・交通系(鉄道)クレジットカードのメリットとデメリットの比較表

メリット デメリット
交通系ICカードと一体化したものがある
・使うだけで自動的にチャージ
されるオートチャージ機能
・クレジットカードの利用に応じて
ポイントが貯まるものもある
特定の鉄道でしか優待がないケースがある
・交通機関以外でのポイント還元率は低め
鉄道の利用による優待が多い
・乗車券や定期券購入時の
ポイント還元率が高い
居住地域に対応するもの選ぶ必要がある
・SuicaやPASMO系は東日本以外では
使いにくいなど地域性が出る
※筆者作成
 

・交通系(航空)クレジットカードのメリットとデメリットの比較表

メリット デメリット
マイレージカードと
一体化したものがある

・クレジットカードの利用に応じて
ポイントが貯まるものもある
特定の航空会社の利用でしか
優待がないケースがある

・それ以外でのポイント還元率は低め
・貯まったポイントはマイルとしてしか
使えない場合ある
飛行機の利用による優待が多い
・マイルを特典航空券との
交換や航空券割引に充てられる
生活スタイルに対応するものを
選ぶ必要がある

・日常的に飛行機を利用する人は少ない
国内外旅行傷害保険が充実している
・他の一般クレジットカードでは
どちらか、
もしくはどちらもないケースが多い
 
※筆者作成

流通系クレジットカードのメリットとデメリット

流通系クレジットカードには、イオングループの「イオンカード」や楽天グループの「楽天カード」などがある。

流通系クレジットカードは、日常的に使うスーパーなどの小売店の買い物で特典があるものだ。家計を管理する主婦(主夫)や、お金を節約したい若者にとって強い味方になるだろう。

流通系クレジットカードのメリットは手軽かつお得に使えることで、デメリットは手軽すぎることによる弊害があることだ。詳しく見ていこう。

・流通系クレジットカードのメリットとデメリットの比較表

メリット デメリット
誰でも作りやすい
・スーパーや百貨店の
利用者がターゲット
であることから主婦や
若者でも作りやすい
ステータス性は低い
・審査のハードルが低いため
ステータス性は期待できない
普段の買い物でお得に使える
・日用品や食料品などの日々の
買い物で割引やポイント還元を受けられる
・ポイント還元率が高め
ポイント目当てで
無駄遣いする恐れがある
・簡単に使えることから
無駄な出費が増える可能性がある
年会費が安い
・一般カードなら無料や格安のものが多い
 
※筆者作成

ネット銀行のクレジットカードの3つのメリット

銀行系クレジットカードのうちネット銀行が発行するものは、ATM手数料やポイント還元率、年会費の面では対面銀行系のものよりお得だ。これはネット銀行が店舗を持たないため、人件費や家賃などの固定費がかからないことが関係している。

今回は、帝国バンクの全国メインバンク動向調査でメインバンクとして使っている企業数の上位2行が発行するクレジットカード「三井住友カード」「MUFGカード スマート」と比較してみる。

メリット1, ATM手数料優遇回数は対面銀行系クレジットカードよりもネット銀行系のほうが多い

ネット銀行系クレジットカードは対面銀行系よりも、他行ATMを使う際の手数料が優遇される回数が多い。対面銀行系クレジットカードついては、以下のとおりだ。

対面銀行系クレジットカード ATM手数料
三井住友カード ・三井住友銀行ATMでは所定時間内なら無料
・他のATMでは月3回まで無料
MUFGカード スマート ・三菱UFJ銀行または三井住友銀行の
ATMでは所定時間内なら無料
・他のATMでは月2回まで無料
※25日・月末日のみ無料のものあり
※その他条件は公式サイト参照
※筆者作成
 

続いて、ATM手数料の優遇措置が特に優れているネット銀行系について見ていこう。

ネット銀行系クレジットカード ATM手数料について
ミライノカード
(住信SBIネット銀行)
・スマプロランクによって月2~15回無料
イオンカードセレクト
(イオン銀行)
・イオン銀行ATMなら無制限で無料
・他のATMは月に最大5回まで無料
JNB VISAカード
(ジャパンネット銀行)
・月1回無料
・3万円以上の入出金は常に無料
※筆者作成
 

対面銀行系クレジットカードは他のATMで手数料がかかるケースが多いが、ネット銀行系は無料になる回数が多い、あるいは条件によっては常に無料になっている。

メリット2,対面銀行系クレジットカードよりもポイント還元率が高い

対面銀行系クレジットカードは、全体的にポイント還元率が低い。それ対してネット銀行系クレジットカードは、発行元や提携先に流通系や信販系会社が多いこともあり、ポイント還元率が高めだ。対面銀行系クレジットカードのポイント還元率は、以下のとおり。

クレジットカード名 ポイント還元率
三井住友カード 0.5%
MUFGカード スマート 0.4%
ミライノカード 1%
イオンカードセレクト イオン系列店舗での利用で1%(ときめきポイント)
楽天銀行カード 1%
※筆者作成
 

ネット銀行系は還元率が1%のものが多く、銀行系カードでありながら普段でも使いやすいクレジットカードといえる。

メリット3,年会費が無料のクレジットカードが多い

ほとんどの対面銀行系クレジットカードの年会費は、1,000円以上だ。それに対してネット銀行系クレジットカードは無料、もしくは1,000円以内に収まるものが多い。

対面銀行系の「三井住友カード」の年会費は1,357円(税込)。「MUFGカード スマート」は、初年度は無料だが翌年から1,100円(税込)がかかる。ただし同行のカードは、条件によって年会費が無料になる。

一方で、ネット銀行系クレジットカードである「楽天銀行カード」や「イオンカードセレクト」の年会費は常に無料だ。「ミライノカード」は990円(税込)かかるが、年間10万円以上利用すると、翌年は無料になる。

ここまでネット銀行系クレジットカードのメリットを紹介してきたが、当然ながらすべてのものに同じメリットがあるわけではない。申し込む前に詳細を確認しておこう。

ネット銀行5行のクレジットカードの特徴

ここからは、代表的なネット銀行5行のクレジットカードの詳細を解説していく。すでに口座を開設している人も、これから開設を考えている人もぜひ参考にしてほしい。

1,住信SBIネット銀行「ミライノカード」

「ミライノ カード」は、ライフカード株式会社が発行するクレジットカードだ。高校生を除く18歳以上で、住信SBIネット銀行もしくはJCB提携先金融機関の指定口座を開設すると申し込むことができる。詳しく見ていこう。

・ミライノカードの基本スペック――優れたポイント還元率と付帯保険

年会費 990円(税込)
※初年度無料
※年間10万円以上の利用で次年度無料
国際ブランド JCB
Mastercard
通常ポイント還元率 0.6~1%
ポイントサービス ミライノポイント
ポイント交換対象 スマプロポイント
空港ラウンジサービス なし
付帯保険 国内旅行傷害保険
海外旅行傷害保険
ショッピンガード保険
追加カード ETCカード
QUICPay専用カード
電子マネー QUICPay
Apple Pay
※筆者作成
 

・提供される銀行のサービス

提供される銀行のサービス 詳細
ATM手数料無料回数 スマートプログラムのランクによって
月に2、5、7、15回無料になる
他行への振込手数料回数 同上
金利優遇 ミスターカードローンの金利が年0.1%引き下げられる
※筆者作成
 

・ミライノポイントについて――キャッシュバックが最もおすすめ
ミライノポイントの使い道として最もおすすめしたいのは、スマプロポイントに交換してキャッシュバックを受けることだ。現金払いをポイントで充当できるカードは他にもあるが、ポイントを現金化できるものは珍しい。

スマプロポイントに交換すれば還元率も1%と高めなので、積極的に利用したい。

・その他の特徴――付帯保険とJCB系のサービスに強み
ランクは一般カードだが、国内・海外旅行保険が付帯している点は「ミライノ カード」の強みだ。他にもJCB空港優待やJCBプラザコールセンターなど、JCB関連のサービスも多い。

デメリットは、住信SBIネット銀行を使う人でないとメリットが少ないことだ。国際ブランドをJCBしか選べないこともないこともデメリットといえる。「ミライノ カード」は、同行を日常的に使う人におすすめだ。

2,楽天銀行「楽天銀行カード」

「楽天銀行カード」は、楽天カード株式会社が発行するクレジットカードだ。高校生を除く18歳以上で、楽天銀行の普通預金口座を開設すると申し込むことができる。なお、一般カードである「楽天カード」とは別のカードであることに注意してほしい。詳細を見てみよう。

・楽天銀行カードの基本スペック――年会費無料の高還元率カード

年会費 無料
国際ブランド JCB
通常還元率 1%
ポイントサービス 楽天ポイント
ポイント交換対象 WAONポイント
dポイント
JALマイル など
空港ラウンジサービス なし
付帯保険 海外旅行傷害保険
カード盗難保険
追加カード ETCカード
電子マネー QUICPay
※筆者作成
 

・提供される銀行のサービス

提供される銀行のサービス 詳細
ATM手数料無料回数 ・楽天銀行間の振込は常に無料
・ハッピープログラムのステージによって
月1、2、5、7回まで無料
他行への振込手数料回数 ・ハッピープログラムのステージによって
月1、2、3回まで無料
楽天銀行からの引き落としで
ポイント付与
・楽天カードで決済した楽天市場の
買い物分の引き落としがあれば+1%分を付与
(毎月27日の引落日)
金利の優遇 ・普通預金金利が0.04%(普通の2倍)
※筆者作成
 

・楽天ポイントについて――高還元率プログラムと豊富な利用先
ポイントプログラムは、一般カードの「楽天カード」と同じだ。楽天市場での買い物を駆使すれば、以下のように還元率を4.5%まで引き上げることができる。

  • 楽天市場での通常ポイント+1%
  • 引落口座を楽天銀行に指定している+1%
  • クレジット利用ポイント+1%
  • 楽天カード利用ポイント+1%
  • 楽天市場アプリ利用ポイント+0.5%

楽天ポイントを利用できるところは非常に多い。その一部を紹介しよう。

<使えるお店>

  • 楽天市場
  • 楽天トラベルや楽天ブックスなどの系列サービス
  • カレーハウスCoCo壱番屋やマクドナルドなどの飲食店
  • スポーツデポやアルペンなどのスポーツ店
  • ジョーシンやビックカメラなどの家電量販店
  • ジュンク堂書店やキッズランドなどの本・音楽・映像・ゲーム・おもちゃ店
  • 出光やコスモ石油などのガソリンスタンド など

楽天市場以外にもさまざまな場面で使えるのは、楽天ポイントの強みといえる。

・その他の特徴――年会費無料でも優れた付帯サービス

年会費無料の一般カードながら、海外旅行傷害保険が付帯する。JCBの各種トラベルサービスを利用できるのも嬉しい。ただし、国際ブランドはJCBしかない。

「楽天銀行カード」は、楽天関係のサービスのユーザーにおすすめできるクレジットカードだ。

3,イオン銀行「イオンカードセレクト」

「イオンカードセレクト」は、イオングループが発行しているクレジットカード。高校生を除く18歳以上で、イオン銀行普通口座を開設すれば申し込める。詳細を見ていこう。

・イオンカードセレクトの基本スペック――ときめきポイントやWAON POINTが貯まる

年会費 無料
国際ブランド VISA
Mastercard
JCB
通常還元率 0.5%
ポイントサービス ときめきポイント
ポイント交換対象 WAONポイント
dポイント
JALマイル など
空港ラウンジサービス なし
付帯保険 ショッピングセーフティ保険
追加カード 家族カード
ETCカード
電子マネー 電子マネーWAON
iD
※筆者作成
 

・提供される銀行のサービス

提供される銀行のサービス 詳細
ATM手数料無料回数 ・イオン銀行ATMでの入出金は無料
・ゆうちょ銀行とみずほ銀行では
所定時間内の入出金は無料
他行への振込手数料回数 ・Myステージのステージ位置に応じて
1、2、3、5回まで無料になる
イオン銀行での公共料金支払いの優待 ・毎月5WAON POINT
給与受取口座指定の優待 ・指定すると毎月10WAON POINT
普通預金金利の優待 ・最大年0.1%
※筆者作成
 

・ときめきポイントについて――WAON ポイントとの2重取り
「イオンセレクトカード」は、ポイントの2重取りができるクレジットカードだ。以下の3つのポイントが貯まり、それぞれキャッシュや商品に交換できる。ここでは、イオンカード特有のポイントであるときめきポイントの使い道に絞って紹介する。

  • ときめきポイント
  • WAON POINT
  • 電子マネーWAON
交換対象 必要ポイント 交換対象
電子マネーWAON 1,000P~ 1,000P~
WAON POINT
dポイント
Suicaチャージ 1,000P~ 1,000円分
JRキューポ
JALマイル 1,000P~ 500マイル~
イオン商品券 1,000P~+交換手数料250P  
イオンコンパス海外
パッケージ旅行利用券
2,000P~ 3,000円分~
※筆者作成
 

・その他の特徴――イオングループ系列のさまざまな優待特典
ポイントの2重取りができることもあって、イオングループで利用したときのポイント還元率が非常に優れている。ときめきWポイントデーは2倍、0の付く日などの対象日に使うと5倍になる。

また、お客様感謝デーの5%割引やイオンシネマでの映画料金の割引サービスもある。ただし、イオングループ以外での利用ではあまりメリットがないことや、旅行保険が付帯しないことに注意したい。

4,セブン銀行「セブンカード・プラス」

「セブンカード・プラス」は、セブン&アイグループのセブン・カードサービスが発行するクレジットカードだ。高校生を除く18歳以上であれば申し込める。

「セブンカード・プラス」は、クレジットカード本体にポイントが貯まる「nanaco一体型」と、入会時に登録された他のnanacoカードもしくはnanacoモバイルにポイントが貯まる「nanaco紐付型」の2種類から選べる。詳細を見ていこう。

・セブンカード・プラスの基本スペック――年会費無料でnanacoポイントが貯まる

年会費 無料
国際ブランド VISA
JCB
通常還元率 0.5%
ポイントサービス nanacoポイント
ポイント交換対象 ANAマイル
ANA SKY コイン
トラノコポイント
空港ラウンジサービス なし
付帯保険 ショッピングガード保険
追加カード 家族カード
ETCカード
QUICPay
電子マネー 電子マネーnanaco
QUICPay
※nanaco一体型はQUICPay使用不可
※筆者作成
 

・提供される銀行のサービス

提供される銀行のサービス 詳細
ATM手数料無料回数 ・セブン銀行の入出金は7~19時は常に無料
他行への振込手数料回数 ・220円
※筆者作成
 

-nanacoポイントについて――セブン&アイグループ系列での利用で高還元

「セブンカード・プラス」のポイント還元率は0.5%だが、セブン&アイグループの店舗で利用すれば1%に上がる。また電子マネーnanacoへのチャージをクレジット払いで行うと0.5%分のポイントが付与されるため、この場合も1%になる。

さらに、セブン&アイグループのショッピングサイト「オムニ7」での買い物と、セブンイレブン受け取りと、クレジット払いを組み合わせると還元率が1.5%になる。

貯めたnanacoポイントは、電子マネーnanacoやオムニ7での支払いに利用できる。

-その他の特徴――旅行傷害保険はないが割引優待がある

イトーヨーカドーハッピーデーはお得に買い物ができる。これは、毎月「8」が付く日に全国のイトーヨーカドーで「セブンカード・プラス」を使えば、ほとんどの食料品・衣料品・住まいの品が5%オフになるものだ。

またセブン旅デスクという優待を使えば、ツアー基本旅行代金が最大5%オフになる。ただし「セブンカード・プラス」には旅行傷害保険が付帯していないので、別途保険に加入したほうがよいだろう。

5,ジャパンネット銀行「JNB VISAカード」

「JNB VISAカード」は三井住友カード株式会社が発行するクレジットカードで、ジャパンネット銀行と提携している。学生を除く満20歳以上で、ジャパンネット銀行普通口座を開設すれば申し込める。詳細を見ていこう。

・JNB VISAカードの基本スペック――年会費1,375円だが豊富な電子マネー連携

年会費 1,375円(税込)
※マイ・ペイすリボへに申し込み、
前年のカード利用があれば年会費無料
国際ブランド VISA
通常還元率 0.5%
ポイントサービス Vポイント
ポイント交換対象 キャッシュ
Vポイント景品
ANAマイレージ など
空港ラウンジサービス なし
付帯保険 ショッピング補償
追加カード 家族カード
ETCカード
バーチャルカード
電子マネー 三井住友iD
Apple Pay
Google Pay など
※筆者作成
 

・提供される銀行のサービス

提供される銀行のサービス 詳細
ATM手数料無料回数 ・月1回は無料
・3万円以上の利用で常に無料
他行への振込手数料回数 ・有料(ジャパンネット銀行宛ては常に無料)
※筆者作成
 

・Vポイントについて――三井住友カードと似たシステム
「JNB VISAカード」のVポイントは、以下の方法によって効率良く貯めることができる。

  • ポイントUPモールでの利用で2~20倍
  • マイ・ペイすリボでの支払いで2倍

貯まったVポイントは、キャッシュやANAマイレージと交換できる。交換できる景品は、公式サイトからVポイント景品カタログを請求してチェックしよう。ただし「三井住友カード」だけにあって、「JNB VISAカード」にはない優待もある。

・その他の特徴――手軽な発行と利用で誰でも使いやすい

「JNB VISAカード」は印鑑も署名も必要なく、手軽に発行できるので主婦や若者でも持ちやすい。電子マネーiDを利用すれば、カードやスマートフォンをかざすだけで支払いが完了し、チャージも必要なくなるなど非常に便利だ。

しかし、銀行口座に関する優待はほとんどない。リボ払いである「マイ・ペイすリボ」に登録しなければ、ポイント2倍や年会費無料などのサービスを受けられないことにも注意したい。

銀行系クレジットカードのデメリット

ここでは、銀行系クレジットカードのデメリットを改めて紹介する。

デメリット1,ポイント還元率が信販系などに比べると低い

信販系・流通系クレジットカードと比べて、銀行系クレジットカードのポイント還元率は0.5%前後と低い。ネット銀行を持つ流通系や信販系であれば、条件次第で1%以上の高還元率になるが、普段使いではなかなかポイントを貯めにくい。

デメリット2,キャッシュカード一体型は紛失時に手間がかかる

キャッシュカード一体型クレジットカードを紛失すると、一度に2枚のカードを失うことになる。どちらの機能も停止して、再度手続きをするのは非常に手間がかかるので、盗難や紛失には十分注意したい。

自分のライフスタイルに合ったクレジットカードを選ぶ

ネット銀行系クレジットカードを選ぶ際は、使っている(使う予定)の口座やポイント還元率が判断基準になる。ライフスタイルによって普段利用しているお店やサービスは変わるので、それに応じて最適なカードも変わる。

クレジットカードは闇雲に作るのではなく、本当に役立つものを数枚持つほうが、管理もしやすいのでおすすめだ。どのクレジットカードを作るとしても、使い過ぎには十分注意してもらいたい。

文・棚田将史

 

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