復興支援2:球磨焼酎蔵ツーリズム

「球磨焼酎蔵ツーリズム」とは、焼酎蔵めぐりや様々な体験などを通して球磨焼酎を楽しむ観光です。2020年春、蔵元・鉄道会社・酒販店・旅館と地域のチカラを合わせてスタートしました。
球磨焼酎蔵ツーリズムでは、4種類の体験が用意されています。
1. 飲み比べ体験
飲み比べ体験では、球磨焼酎の4つのタイプ、フレーバータイプ、ライトタイプ、リッチタイプ、キャラクタータイプや、熟成方法・年数によって異なる、バラエティに富んだ味わいの魅力を感じていただけます。
2. 蔵元限定体験
本物の樽素材を使った熟成体験、球磨焼酎の伝統的な酒器ガラ・チョクでの昔ながらの球磨焼酎の飲み方、マイブレンド体験、オリジナルラベル作りなど、蔵元ごとの特徴を活かした様々な体験をお楽しみいただけます。
3. 楽しみ方講座
蔵元直々に、球磨焼酎の歴史・文化、熟成酒の味わい方、それぞれの蔵元の焼酎の特徴などをレクチャーする、様々な楽しみ方講座のプログラムが用意されています。
4. 仕込み体験
1年の中でも限られた期間、少人数限定で受け付ける特別プラン。昔ながらの手作りの伝統を守っている球磨焼酎の仕込みを実際に体験できる貴重な機会です。(期間限定・特別プラン)
※新型コロナウイルス感染症対策の関係で、メニュー内容が変わる場合があります。詳細は各蔵元にご確認ください。
蔵元のご紹介
球磨には27の蔵元が点在し、それぞれ個性のある焼酎が作り出されています。
この中から、今回は2つの蔵元を訪れてきました。
高橋酒造(白岳伝承蔵)

高橋酒造の「白岳伝承蔵」は、球磨焼酎の歴史と、球磨・人吉地方の文化が育んだ本格米焼酎を学べる見学蔵です。

焼酎の龜(かめ)がズラリと並んでいます。

12か国語に対応したサイトがあります。読み上げ機能もついていて素晴らしいです!
【白岳伝承蔵】
住所:熊本県人吉市合ノ原町461-7
TEL:0966-32-9750
繊月酒造(せんげつしゅぞう)
今回は、こちらの繊月酒造で球磨焼酎蔵ツーリズムを体験しました。

人吉城の別名「繊月城」から名付けられた蔵元・繊月酒造。全国的にも珍しい足湯と公衆浴場を持った蔵元であることも魅力の一つです。
有名な焼酎「川辺(かわべ)」は、すっきりした飲みやすさ。「川辺」の名前のもとになっている川辺川は、平成18年から15年連続「水質日本一」に選ばれた河川です。水質15年連続日本一の水が材料として使われているのです!
『ミシュランガイド熊本・大分2018特別版』の出版パーティでは、鏡割りにこちらの川辺の樽が選ばれたそうです!

早速試飲とまいりましょう!!

<試飲用の焼酎>

くまモンもいましたよ。

地元の建築デザイナーが、梁など地元の木を使い、温かみのあるいい感じに設計されていました。

飲み比べ体験をしてみましょう!

左から、飲みやすい「川辺」、ウイスキーの様な味わいの「たる繊月」、40度の強い「無言」。名の通り無言になります。

こちらは、今人気のリキュール系です。「ももも」は果肉入りで濃厚な味でした。おいしかったですよ!

球磨焼酎もついにアメリカ進出!その名も「ムジェン」!2021年11月にニューヨークで販売会が開催されるそうです。
アメリカのみの限定販売だそうですので日本で買うことはできません!

<ガラ・チョク体験>
原酒に水をくわえて35度くらいにした焼酎を「ガラ」に入れ、直燗で飲むのが主流で、それを「チョク」に注いでなめるようにチビリチビリと飲んでいたそうです。球磨焼酎蔵ツーリズムでは、このような体験もできます。

こちらは足湯のスペース。お酒が飲めない方、足が悪くて酒蔵体験が難しい方は足湯が楽しめますよ。
【繊月酒造 焼酎蔵】
住所:熊本県人吉市新町 1
TEL:0966-22-3207