寒ブリの塩釜焼き作成手順
1、大きめのフォークでブリのブロックを数か所刺し、味が浸み込みやすくし、全面に黒コショウを軽く振ります。
2、大きめのボウルなどに粗塩500gと卵白を入れ、ゴムベラなどでよく混ぜて、まとまりやすい状態にします。しばらく混ぜて質感が変化したらOKです。
3、混ぜた粗塩の一部をオーブン皿に薄く敷きます。その上にブリのブロックを置き、全体に粗塩を塗りつけて塩釜の状態にします。ハーブがある場合は、あらかじめブリのブロックと粗塩の間になるようにブリのブロックの下と上に配置しておきます。
4、ジャガイモ、ミニトマト、タマねぎ、パプリカなどがある場合は食べやすい大きさにし、オーブン皿の空いているスペースに置いておきます。ブロッコリーなど火が通りやすいものは時間差で投入するなど工夫しましょう。付け合わせの野菜類を使わないときはこの工程は飛ばしてください。
5、200℃のオーブンで予熱なしで30分加熱します。そのまま粗熱が取れるまで待ったら完成です。アルミホイルを被せておくと塩がきれいな白色のまま焼きあがります。焼き色を付けたいときはアルミホイル不要です。
塩釜の形に凝ってみたり、卵黄で字や絵を描いてみるのも楽しいと思います。今回は卵黄と抹茶パウダーで塩釜を寒ブリ風にしてみました。
食べるときは、塩釜を木製ハンマーで割るなどの演出もいいですよね。
焼きあがったブリは好きな厚さにスライスしていただきましょう。わさび、マスタード、柚子胡椒なども合いますよ。レモンなどの柑橘類を絞ってもいいですね。一緒に焼いた野菜類は塩釜の塩で味を調整しながらいただきましょう。
塩の再利用方法
「塩もったいない説」がよく聞かれる塩釜焼きですが、使用後の塩を無駄にしないために、釣り人ならではの再利用方法として、エサ釣りの場合の、エサを締める塩として使用したり、クーラーボックスの氷が溶けて水っぽくなってきたときの塩分補給に使ってもいいと思います。
もしかしたら、エサを締めるとき、塩釜に浸み込んでいる卵白のアミノ酸とブリの脂が集魚効果に威力を発揮するかもしれませんよ(笑)。半分冗談半分本気です。
せっかくキープした魚は、おいしくいただきましょう。
<宮崎逝之介/TSURINEWSライター>
提供元・TSURINEWS
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