目次
インフレに強い4つの資産でインフレ対策
不動産をポートフォリオに加えるメリット
インフレに強い4つの資産でインフレ対策
対策①株式
インフレリスクに強い代表的な資産が「株式」です。
インフレになると物価が上昇するため、企業の利益も上昇し、結果的に株価が押し上げられることになるのです。
ただし、企業業績は金利や為替相場、インフレによる人件費の高騰などの影響を受け、必ずしも利益が増すとは限りません。
個別企業の株式を購入する場合、業績の良い企業・悪い企業を見定める必要があります。
株価が下落するリスクも覚悟しておく必要があるのです。
対策②投資信託
自分で銘柄を選ぶ注文のタイミングを自分で決める個別株への投資が難しい場合、プロに運用を任せる投資信託を利用するのも1つの方法です。
投資信託とは、投資家から集めたお金をファンドマネージャーという投資の専門家が運用する投資商品です。運用で得た利益が投資家に分配されます。
ファンドマネージャーが厳選した複数の株式に投資する「アクティブファンド」や日経平均株価やTOPIXといった指数に連動することを目指した「インデックスファンド」などの賞品があります。
投資信託を通じて間接的に複数の銘柄に投資ができるため、1つの銘柄が値下がりしても他の銘柄の値上がりでカバーすることが可能です。
ただし「購入時手数料」「信託報酬」「信託財産留保額」の3つのコストが発生します。
個別株を上手に運用できた場合と比べると得られる利益は少なくなる点もデメリットです。
対策③金
インフレになると貨幣の価値が下がる一方、物価の価値は上がります。
そこで注目される現物資産が「金」です。
価値のある資源として信用があるため、インフレの際に需要が増して金が買われるという特徴があります。
金の価格は貨幣価値とは関係なく、金そのものの価値で決まります。紙幣の価値が下がったとしても、金の価値はそのまま残るのです。
対策④不動産投資
金と同じく、インフレに強い現物資産として有力なのが不動産です。
インフレが発生すると、貨幣の価値が目減りする一方で物価は上昇します。
物価の上昇は不動産の賃料値上げにつながり、賃料が増加すれば不動産自体の価値も上がります。
インフレの進行に応じて物件が値上がりする売却益(キャピタルゲイン)と、値上がりする賃料収入(インカムゲイン)両方のメリットを享受できるのが不動産投資の魅力です。
不動産投資について、詳しくは「5分でわかる不動産投資とは?メリット・デメリットとリスク回避方法」でもご紹介しています。あわせてご覧ください。
不動産をポートフォリオに加えるメリット
現物を持つことがインフレヘッジになる
インフレで物価が上昇する中で不動産を所有していた場合、購入時より不動産の価値が上がることが考えられます。
価値が上がった不動産を売却することで譲渡収入(キャピタルゲイン)を得ることも可能です。
安定したインカムゲインが得られる
インフレ下で貯蓄しているお金を使おうとした場合、資産価値が下がっていることでお金が不足する可能性があります。
そこでマンション経営の家賃収入(インカムゲイン)が役に立ちます。
入居者が確保できれば安定した収入が見込めるのが、インカムゲインのメリットです。
家賃収入は入居者との契約期間は変動しないため、毎月固定された収入が得られます。
毎月安定した家賃収入を得ることで、目減りした財産を補うことが可能です。