【ムーヴメントについて】

ムーヴメントについては、ETA社の定番機であるCal.2824-2を搭載。毎時2万8800振動の自動巻きで、38時間パワーリザーブを備える汎用機だが、ゴールドプレーティング加工を施した自社製のローターを採用するなど、細部に手を加えることで、特別感のある仕上がりとなっている。
【装着感について】

ケースとブレスレットを一体化させたシームレスなデザインと、42mmのサイズ感から、一見大きなサイズに思えるが、実際に手首に載せてみると装着感は良好。ラグの上下が約40mm、厚さ11.5mmということもあり、時計単体で見たときよりも、手首に装着した際のほうがバランスが良好な印象だ。ヘアラインをベースにしたソリッドなケース、鏡面仕上げのベゼル、メテオライト文字盤と、素材の質感を生かしてメリハリを利かせたデザインが、手首で存在感を主張してくれる。
【総評】
時計ケースのOEM製造なども担ってきた金属加工メーカーだからこそ品質にもこだわりつつ実現できた手頃な価格。ラグスポをベースにしたデザインとのバランスを考えると、二重ロック式のバックルが大きく重い印象を感じさせるのがやや残念なポイントだが、“904Lスチール”を採用し、ETA社製ムーヴメントを搭載した機械式時計で、10万円台の前半というのは魅力的。コストパフォーマンスに優れたモデルであることは間違いないだろう。
【問い合わせ先】
ルノータス TEL.0743-83-0477
文◎船平卓馬(編集部)
提供元・Watch LIFE NEWS
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