目次
目的①長期的に安定した収入を得たい
目的②ローリスクでお金を増やしたい
目的①長期的に安定した収入を得たい
最初に紹介するのは、長期的に安定したリターンを得やすい不労所得です。
先ほどお伝えしたとおり、不労所得はお金を稼ぐための仕組みを作ることが重要です。
そのために勉強したり、リサーチしたりする時間はかかりますが、投資対象を見極められるようになれば安定収入が見込めるでしょう。
不動産投資(家賃収入)
- 種別:資産運用系
- 難易度 :★★★★☆
- リターンの大きさ:★★★★★
- リスクの大きさ :★★★☆☆
不動産投資は、長期的に安定したリターンを得られる可能性が高い不労所得です。
不動産投資と聞くと、不動産を購入するための高額な初期費用が必要だと思うかもしれません。
しかし、実際には金融機関でローンを組んで不動産を購入するため、初期費用を抑えながら、家賃収入で月々のローン返済していく形になります。
ただし、ローンの金利上昇や入居者が決まらないといったリスクはあります。
また、物件に対する知識も必要なため、初心者の方は、不動産投資会社が開催するセミナーなどに参加して情報を得るといいでしょう。
人気のあるエリアで貸し出せる物件が増えれば、月100万円を超える家賃収入を目指すことも可能です。
株式の配当
- 種別:資産運用系
- 難易度 :★★☆☆☆
- リターンの大きさ:★★★☆☆
- リスクの大きさ :★★☆☆☆
株式投資の利益には、売買差益(キャピタルゲイン)と配当金(インカムゲイン)があります。
不労所得の場合は、配当金(インカムゲイン)を狙いましょう。
業績が好調な企業の株式を購入できれば、株式を保有するだけで配当金が得られますので、手間はかかりません。
ただし、しっかりと利益の出る株式を選ぶには、企業の業績や業界動向などの見極めが重要となります。
また、配当金だけで月に1万円を得ようとすると、それなりの資金力が求められます。
例えば、税引き後の配当利回りが3%だと、年間12万の利益を得るには資金が400万円ほど必要です。
そのほか、株価の下落で購入時よりも評価額が下がる可能性があることも忘れてはいけません。
不労所得として配当金を目的としながら、中長期で運用して売買差益を得ることも検討してみましょう。
目的②ローリスクでお金を増やしたい
続いて、不労所得の中でも、特にリスクが低いものを紹介します。少額でも安定したリターンを得たい人におすすめです。
預貯金の利子・利息
- 種別:資産運用系
- 難易度 :★☆☆☆☆
- リターンの大きさ:★☆☆☆☆
- リスクの大きさ :★☆☆☆☆
低リスクでお金を増やすならば、銀行にお金を預けて利息を得るのが確実です。
銀行預金は一つの金融機関で1,000万円までは元金保証されるため、リスクはほぼゼロだといえるでしょう。
ただし、得られるリターンは少額です。
日本銀行の主要時系列統計データ表によると、普通預金の金利平均は2016年10月から0.001%が続いています。
金利0.001%だと、100万円を1年間預けても得られる利息はわずか10円です。さらにそこから税金が引かれるため、実際の利息は10円にもなりません。
店舗を持たないネット銀行や定期預金の場合は、もう少し金利が高いケースもありますが、預貯金からまとまった額の利息を得るためには相当の資金が必要です。
日本の銀行ではなく、より金利が高い海外の銀行に預ける方法もあります。
ただし、為替の変動で元本割れするリスクが発生するため注意しましょう。
投資信託の配当
- 種別:資産運用系
- 難易度 :★★☆☆☆
- リターンの大きさ:★★☆☆☆
- リスクの大きさ :★★☆☆☆
投資信託は、金融商品に投資して運用する投資方法で、利益の一部が分配金として配当されます。
同じく配当を得る株式投資と違うのは、金融商品の運用をプロに任せる点です。
株式や債券といった金融商品の選定や運用を自分で行わないため、購入後に手間が掛かりません。その一方で、運用を委託する手数料が必要です。
安定した運用を目指すものや高いリターンを目指すもの、また株式を投資対象にするかどうかなど、投資信託にはさまざまな種類があります。
投資金額は100円から設定できるため、ある程度リスクやリターンを自分で調整できるでしょう。
債券(国債、社債など)の利息
- 種別:資産運用系
- 難易度 :★☆☆☆☆
- リターンの大きさ:★★☆☆☆
- リスクの大きさ :★☆☆☆☆
債券は資金を調達するための手段で、国が発行する国債と企業が発行する社債があります。
債券の満期時には元本が償還され、それまでは定期的に利息を受け取れます。
国債の発行元は日本ですので、元本保証されていると考えてもよいでしょう。
ただし、リスクが小さい分、金利は低めです。
国債は下限金利が0.05%と決まっているため、預貯金よりは高金利ですが、あまり大きなリターンは見込めません。
対して社債は、国債よりも金利は高めです。
しかし、発行するのは一企業ですので、倒産リスクを考える必要があります。
もっとも、大手企業が発行する社債なら、倒産の可能性は低く、比較的安全な投資先だと考えられますが、あくまでも個別銘柄としてリスクの程度を考える必要があります。